今日は朝から播磨光都グランドにて、トップリーグの第2節がありました!

昨夜からの雪の影響もあったり、どんな状態になっているか分からなかったので朝は余裕を持って出発しました。思っているよりは道は雪もなくてスムーズに到着したので時間よりも早く着く事となりました。道中の雪はそんなになかったのですが、この播磨光都グランドも山の中にある事で、寒さが厳しくグランドはご覧のように雪景色となっていたし、みんなも久しぶりの芝生でのサッカーに喜んでいたものの、雪のグランドに驚きも持っていました。

今日は主将、副主将を欠く中でのゲームという事で、現状のチームをしっかりと観る為の良い機会でもありました。みんな成長過程にある中で、思うようにはいかない事が多々あります。それでも前を向いてがんばるしかないし、そういう努力こそが未来の自分を創っていくものです。今、その事を理解しろと言っても当然経験のない子供には難しい事かも知れませんが、自分達がするべき事はそういう経験を『自分の基準ではなく伝えていく事』だと思っています。子供が自ら経験する為の機会を作り、その場で起きた事も含めて、一緒になって考えていく事をこれからもやっていこうと思います。

雪溶けは早く、グランドはすぐに綺麗な芝生の状態となりました。

が、みんなは試合開始時間までの過ごし方があまりにゆっくりしていたし、朝一番の試合で体が硬くなっている事を考慮しても、アップは貴重な時間のはずでした。その為に早く到着をしたし、十分な時間はあったのですが、ここが主将がいない事の甘さと弱さだと思うのですが、各自の管理責任の範囲では良い準備をする事すら甘いという事でした。みんなが揃ってアップをしよう!という状態になったのは試合開始の30分前というとてもじゃないですが、良い準備をする時間とは思えません・・・。

そういった事にもお互いに気付いたり声を掛けたりすれば良いと思うのですが、そういう事にすら気が回らないのが現状・・・。みんな自分の事だけという言葉も当てはまらない『自分の事すら』というような状況です。そこにまずは気付く事。

何でも、いつでもこの『気付く事』がスタートだと思っています!

今日の相手は同じ北播のFC志染さんでした。

先日も交流戦をさせてもらったり、近所のチームでもあるのでよく知っているチームではあります!とは言ってもお互いに公式戦でのゲームという事でそんなフレンドリーな感じではなかったのですが、やっぱり同じ北播地区のチームとしてこの県内を少しでも活性化させていきたいな、という事も思っています!

試合のほうは、選手間の関わりが遠く会話もしていない様子が序盤から見受けられていたし、周りからの声も全然出ていない立ち上がりでした。色々なものが止まっているような状態でしたし、そんな中でも一生懸命にやろうとしている一人一人のがんばりから少しずつ目が覚めていくような感じでした。

人の関係が薄くなってしまうと、どうしてもフォローもカバーもなくなるし、孤立した状態になります。個々の能力で最後の部分は決められる事が多いサッカーというスポーツも、そこに至るまでの過程はやっぱりチームで役割とそれ以上の事をする事が不可欠です!個々のがんばりだけでは限界があるし、個々の粘りがない事も限界が出てくる。両方が合わさってこそ、良い試合が出来ると思うし、今日の序盤のような個々がバラバラではまともな試合にはならないという事です。

そんな状況の中で隣の選手との会話だけを促し、まずは『近くを感じる』事だけを意識してもらうと、ちょっとずつですが関係性が高まってきて、ボールも良い形で受けられる選手が増えてきました。前半の開始10分のうちにサイドを簡単に数的優位を作られて2失点しました。ただ、1点目よりも、2点目のほうが明らかに抵抗出来ていたし、その後もピンチがたくさんありましたが、キーパーの龍成くんやDFの粘りによって我慢を続けていると、やっぱりチャンスも生まれてくるという事で、正太郎くんから宗一朗くんの綺麗な崩しからの得点で前半は1−2で折り返しました。

前半の終盤あたりから、相手よりも走力が確実に上回っている時間帯が多くなり、後半に入っても勝負所のがんばりがしっかりとしてきた事、また狙い所でのがんばりが増えた事によって非常に効果的にチャンスを演出するようになってきました!

常にピンチとチャンスは背中合わせにあるもので、後半の先にビッグチャンスを迎えたのはうちで、正太郎くんがエリア内で倒されて獲得したPKを自ら蹴ったのですが、それを失敗してしまうと、流れがまた相手に移ってしまいずっと粘っていた守備陣も、押し上げる勇気と体力が奪われてきた事もあって、守備陣の背後にスペースが出来つつあり、また相手はそこをしっかりと狙ってきていたので、ズルズルと全体を下げられると、右サイドを突破され、逆サイドまで振られて失点をし1−3。さすがにきつい一発でしたが、それでも顔を下げずに前向きに腹をくくったみんなのプレーは相手陣地でがんばるようになり、全体が前に向かう意識を持っていく事で再び流れを呼び戻し、正太郎くんのゴールで追撃すると、そこからは相手を後手にさせる事も多くなったのですが、時間は足りず2−3での敗戦となりました。結果は結果。

現状の足りないものがあるからこそ出たもの。それをどう受け止めて今後に繋げていくか?が大事。ここで終わりではないし、ここからがスタート!何が足りないのか?を各自が考え、自分の為に行動をしていく!そうすれば良くなっていくはずです!

2部では簡単には勝てない事は『頭では分かっていた事』ですが、実際のこうした経験を経て、一つずつ強くなっていければ良いと思います。また来週も3節があるので、しっかりと出来るだけの準備をして、良い試合が出来るようにがんばりましょう!!