今日はナイター練習ではまたチームの方向性を整える為のミーティングをしました!
昨日の時点で、やるべき事をしっかりと話し、今日はその話を踏まえて今後の具体的にやるべき事を考えていく作業をしました。選手は今、大きな、確実な一歩を踏み出そうとしています。この葛藤している時間ってなかなか周りには見えないものです。見えた所だけを評価され、判断される。それは仕方がない事かも知れませんが、一つ一つこうした努力を積み重ねてみんなは前に進んでいるという事も同時に理解をしてほしいものです。みんな、悩みながらも、分からないながらも一つ一つ考えてやろうとしています。それがすぐにはうまくいかない事だったり、失敗だったりする事もあるけど、それでも何度も何度もまた前を向いて進もうとしているのです。その努力の時間とどうか、一緒に大人が寄り添っていきたいものです!
最初は昨日と同じグループと、昨日参加出来ていたけど、今日参加出来なかったメンバー、またその反対のメンバーがいたので、そこは入れ替わってという事になりましたが、グループで『主体性の定義』を具体的に考えてもらいました!
昨日の段階である程度まとまってきていたのですが、それを今度は自分の活動に当てはめていく必要があり、その作業こそが今回のミーティングのメインの活動でもあったので、流れを理解してもらいながら進めていくようにしました。
グループ同士の話し合いの席は新美コーチにお任せをして、みんなの様子を観察しながらアドバイスも入れていってくださったようです。とは言っても、コーチが言葉を決めるのではなく、あくまで子供が決める作業について『意味を理解して話しているか?』の所だけをしっかりと確認してもらいました。
みんなが定義をまとめてくれた所で、全体を集めてみんなで最終的な定義を一つにまとめました。
それぞれに意見をまとめながら言葉を繋いで文章にする・・・。誰もが分かりやすい言葉にする事も大事だし、言葉の意味と誰もが言えるようにならなければ意味がありません。意見を出してもらいながら、みんなの意見も聞いて、異論がないかどうか?の所まで確かめた結果、
目的・責任を持って、自分の考えで行動する事
という事に決まりました。この意味を理解した上で今後のファルコは『主体性を持って行動します!』という事をみんなに提示していく事になります。さらに、それだけではなく、この定義をもっと具体的に個々の狙いという所まで考えてもらい、『どのような目的に、どんな行動をしていくか?』までを決めてもらうようにします。それがない限り、グランドでボールを蹴らせないという事を決めているので、実際にやり始めてまた不具合が起きれば、この考える作業から改めてやっていくようにしてもらいます。
自分でやるという事がどういう事であるのか?をまず受け止める事。それが出来たと言える形とは『人や周りへの不満がなくなる事』で証明されます。そこへのスタートをしていき、その上で仲間と協力出来るようになればサッカーは本当に楽しいものだという世界へ行き着くのです。簡単な事ではありません。でも、『やれれば良い』という次元の話ではなく『やらなければいけない事』だと分かってほしいのです。
みんなは経験を経て今、この状態にいます。自由にやるという事が『単なるわがまま』としてその違いを自覚し始めているのです。だからこそ、まずやるべき事は『主体性とわがままの違いを証明する事』なのです。そこからがスタートです!この新たなスタートは『スタートに戻った』のではありません。経験というものを経て、『前に出てからのスタート』ですからみんなは勘違いをしないでほしい。失敗でもなく、下がっているのもありません。確実に前に進んでいる中で新たな挑戦を始めるという事ですから、この落ち着いた時にだけ考えるのではなく、これから試練の時であってもしっかりとこの定義を思い出してがんばれる個の強さを手に入れましょう!!
がんばりましょう!!みんな!!