今日はナイター練習がありました!昼間は非常に穏やかな天気でポカポカしていたのですが、夜になると一気に寒さが増してきました。

ここ数日の暖かさと寒さの繰り返しはやっぱり体にこたえるし、体調不良による休みも出てきましたが残りのメンバーはしっかりと今日も自分との戦いを一つのテーマにしながらがんばってもらいました!先日のトップリーグでの敗戦を受けて、火曜日にはミーティングをしてみんなの感性を高める活動をしました。今回はグランドの中で自身の目的と向き合って戦っていくようにしてもらったのですが、甘さと弱さのオンパレードでした・・・。それは悲観的な話ではありません。最初のリフティングでも、各自に『今自分はどれぐらい思った通りに扱えている?』という質問をしましたが、ほとんどが『1割、2割』という答えでした。自分の技術にそれだけ自信がない選手がこのファルコでもあります。ですが、それは言い換えればいくらでも成長していけるという事だし、これまでは逆に変な自信と言うか、自分は出来ると思い込んでいた部分があったと思うけど、やっと自分の弱さと向き合えるような自分になってきたという事だし、自分はこの段階もきちんとした『成長』と受け止めています。

今のみんなだからこそ、これまでと同じメニューをやっても『取り組み方』が全く変化をしています。自信があるとか慢心になっている、もしくは興味も、目的もない状態でやっているとやり方は適当になるし、出来なければやらないという事をしていました・・・。でも、ここに来て『たかがリフティング』への取り組み方も変わってきたし、みんなが技術を上げる事の本質を理解してきました。技術を上げるという事は『思う通りにボールを扱える事』です。ですから、もちろん方法はリフティングでなくても構いません。サッカーをやる上での思った通りに扱う為のトレーニングを各自がすれば問題ないのです。でも、それが各自にまだ見つかっていない状態だから、一斉のリフティングをしてもらっているという訳です。サッカーの技術を上げる為という目的ではなく、『自分の思う通りに扱う為』という認識でやってほしいと思います!

クリア出来るメニューや回数、人数も増えてきているので確実に良くなっている事は確かですが、終わりのない事をやっているという事を忘れずに『満足しないで上を目指し続ける』気持ちを大事にしてほしいと思います!

今日も1対1〜4対4までをやっていきました。

基本的にメンバーも均等に分かれているはずのこのメニューで、今日は10点差が2回も付きました。自分が今のファルコにもう一歩越えてほしい所として取り組んでいる目的の中には『がんばるを越えた踏ん張る力』です。みんな疲れた時で基本的に止まります。技術は下がり、集中力も低下し、気持ちも下がる。がんばっているけど、うまくいかなかった時点で『終わる』のです。簡単に負けを認め、負ける寸前に持ちこたえるような強さを持っていません。踏ん張るイメージとしては運動会の綱引きなどがイメージしやすいと思います。ズルズル引っ張られていく中で、みんなで腰を落としてその場で粘る・・・『踏ん張る力』ですが、それがチームに、個々に足りないと思います。だから負け方も蛋白だし、粘りというものがほとんどありません。

相手がうまいし、強いし、仕方がない

というだけで終わらせてしまうのでしょうか?それで本心は納得がいくのでしょうか?またそれで本心が納得いくような人間ならば強くなる要素も同時に失っているという事です。

悔しいとか負けたくないなんて言葉・・・・『言葉』って力がたくさんある反面『口先だけで言える綺麗な道具』でもあります。僕は死ぬ気でがんばります!とかそういった事も選手から聞いたりするけど、言うのは簡単です。結局は人を納得させるのは、その人が持っている『芯の部分』か『行動による提示』しかありません。言葉ではありません。言葉は誰かの力になる事はあります!でも、自分を変える力はありません。自分を変えるのは行動しかないからです。

人の文句や人のせい、自分への期待を勝手に持つからイライラをする。それこそが『弱さの表れ』なのです。でも、誰もが抱えている人間としての部分とも言えるので弱さが人の当たり前の、本来の姿と言っても良いと思います!そんな自分をどれだけ強くしていけるか?によって人生が輝くのです!!がんばっている人間はテレビでたくさんフォーカスされますが、フォーカスされてからの言葉をすごいと勘違いする人間はたくさんいます。そうではなく、うまくいっていない時期の言葉をうまくいっていない時に聞いて、どう思えるか?だと思います。結局、成功した人の話を後から聞いて、『あの時のうまくいっていない時にこんな言葉を残した』みたいな話を聞けば、成功している事が分かっているから『すごい』と思うけど、その場、その時に思えるかどうか?が人の価値。

今日も、コーチの言葉にイライラしたり、うまくいかない自分にイライラしている選手をたくさん見たけど、そういうのも含めて成長です。弱さを出しながら、その弱さを認めて進んでいくしかないのです!でも、『感情だけ』では幼児と同じ。みんなは魅力ある人間を目指しているビジョンを持っているんだから、弱さに気付き『感情と心の分離』をしなければなりません。いくらヘコんでも、ムカついても、目指すものをしっかりと持ち続け、やるべき事はやり続けないと感情のままに動いては結果、何も残らないし、単純に『イライラ』だけで終わります。

試合を終えた後のみんなを最近はチェックしているのですが、そういう仕草をしている選手は未熟そのものです。感情だけに任せて落ち込んでいるようでは次のステップには進めません。悔しい事は誰もが同じなんだから、その上で、具体的な問題点と向き合ったり話し合える人間にならなければ前へは進めないでしょう!!

この話も今後選手には噛み砕いて伝えていかないといけません。が、出来るだけ早く今の自分と向き合いながら、前へ進む努力『だけ』をしてほしい。目的のない、その場だけのがんばりでは何も変化しないレベルに来ています。これまでは最低限、がんばる事が必要な初心者レベルから一歩進んでいるのです。だからこそ、課題のハードルも上げないといけないのです。

感情と心の分離!!しっかりと体現していきましょう!!