今日は一日冷たい前が降っている中、朝から久しぶりに神戸国際大学付属高校さんへお邪魔をしました。年度の変わり目は先生方という仕事はとてもバタバタされているのですがそれでも時間を空けてくださって、梶村先生、大塚先生と3人で対話をさせていただきました。

いつもいつも話をさせてもらう中で自分が現場で足りない事や忘れているような事を気付かせてもらえます。先生方は毎日の出来事で気付きや感性を磨かれているので、とても自分にとっては新鮮でもあり深い話になる機会です。同じ指導という立場をしている事もあって多くの事を学べるし、考えさせられます。頭が決して良くない自分の中では処理しきれないような言葉や考え方がどんどんと出てくるのですが、そういう中でも自分なりに言葉を解釈し、理解し、現場にまた落とし込んでいく作業を繰り返します。

うまくそれが繋がらない事も多々ありますが、こうした第三者の方々の言葉をもらう事で、自分がやっている事を確認させてもらう事も出来るし、改めて吸収させてもらう事も出てきます。

今回は『知識を得るとは?』という事を題材に4時間ノンストップの対話をしました。深い話にいくら時間があっても足りないぐらいでしたが、自分にとって考えるという事において先駆者でもある梶村先生の話はとても繋がるものが多々あります。今日の話の中でも現場の自分がやる様子をイメージしながら、照らし合わせながら聞いたり一緒に考える事が出来ました。いくら良い話という経験を自分が得たとしても、それを現場で発揮出来なければ分かった事とは言えないし、経験したと言えるものではなくなってしまいます。自分が得た事・・・・今日の話でもある『知識』をどのように子供に与えていくか?今日最大の学びは『子供がもうすでに持っているものへ組み合わせていく(梶村先生はこの作業を統合と仮定されました)為の材料をうまく提供していく事が大事』であると思いました。

言葉では簡単に言えるけど、各自持っているものの量(一般的にはこれを知識と呼ばれていますが)が様々だし、だからこそ全員に一斉に伝えたとしても頭の中に入る、入らないに差が出てくるのです。ですから、各自に合ったものを各自に合ったタイミングで提供していかないと一人一人に伝えたい事を落とし込ませるのは出来ないという事。その一人一人に入っていくタイミングや時間、機会が指導者には必要であり、大切なんだけど実際の現場で全員に細かく入っていくのは難しい。そこのやるべき事と現場のギャップはありながらも、埋める方法としてはサッカーノートであり、普段の対話になってくる。また、こちら発信ばかりではなく興味がある事に対して、または疑問に対して選手のほうから質問してくる環境が出来れば良いのだと思います。この環境を整える事にものすごく時間も手間も、考え方も大切になってくると思いますが、自分は指導を仕事としてやっている以上、理想へ向けての努力を怠る訳にはいかないので、出来る事はやっていこうと思います!!

自分が目指すクラブチームの形、ファルコの形、3年生の形、2年生の形、1年生の形、保護者の方々との形、行政との形、そして・・・・自分自身の形を具現化していけるようにこれからもコツコツとがんばっていこうと思います。ベゼルさんの言葉ではないけれど、『体の使い方一つで疲労を軽減出来る』というように、頭の使い方、行動の仕方によって成果も変化も違ってくる事を今、こうした外部の方々から多くを学び中・・・。自分一人の考え方なんて限界が来るし、程度が低いからこそ第三者の方々、そしていつもサポートしてくれるスタッフの方々、保護者の方々に感謝の気持ちを持って、その気持ちを指導という形で返していけるようにがんばります!

またすぐに神戸国際大学付属高校さんへはお邪魔をするかと思いますが、学びたい集団の中でこそ人は成長すると思うし、そういう場に入っていく事で自分が多くを経験し、獲得した上で『自分発信』もしくは『自分に学びに来る人』が生まれるような環境を作りたいと思います。