今日は夜は1年生の練習と今日参加をしていない2年生メンバーとで一緒に練習をしました。

1年生とは合宿以来ゆっくりと話も出来ていなかったし、これから一緒にがんばる為にも個性や考え方、もちろんサッカーに対する姿勢などを把握しておきたいと思っています。今日は最初に行ったのは1年生だけで『サッカーとは???』という事を考えてもらいました。これまで当たり前にやってきたこの種目を一体どれだけ知っているのか?最初に説明をしたけど、『もっとサッカーがうまくなりたい』と思って入会をしたみんなが『そのサッカーを知らないとうまくなるも何もない』という事なんです。その現実を昼間の2,3年生が見せてくれました。足先がうまい選手が強いのではありません。1対1に勝てるとサッカーが強いのではありません。サッカーとはもっともっと根が深いスポーツなんです。そんな事を改めて痛感させられた後でもあったし、1年生にも参加してくれた2年生にも同じテーマで考えてもらいました。

ここでまずしっかりと見たかったのは、『1年生の輪』が『何(誰)を中心に出来るのか?』という事です。選手ではなく、『何が中心となる材料なのか?』です。人が前に出て司会をする時の力としては『しっかりとしている』『気配りがある』などの要素があると思うけど、出ている選手のほうはそれで良いとしても、問題は『それ以外』に当てはまる選手が任せっきりではないのか?です。それがサッカーにおいてとても重要なのです!!

試合でも同じで、前の選手がボールを持ったら後ろは何もしないとかそういう考え方と同じ。各自がやるべき事はそれぞれにあって、しかも1年生がまとめた答えの中には『チーム全員で』という言葉が頻繁に出ていた。それだけチームワークというものを一つのキーワードにしていたようですが、それだったら尚更各自がもっと意見を主張出来るような場でないと結局は前に出る選手に任せ、自分は無関心という態度をする選手が育ち、そういう選手が試合に出る機会をどんどんと失っていくという流れが出来上がってしまうのです。

出れないのはそれだけの理由があるし、その理由は常に『自分自身が作り出しているもの』である事を理解しなければいけない。

各学年ごとにまとめた事は出たものの、自分は2年生の意見には細部まで突っ込みを入れて問いかけると・・・やっぱりまだまだ考え自体が浅はかでした。自分はこのみんなの成長を確かなものだと思っています!考える力は本当に一年間でついたと思えるし、考えようとする習慣もついてきました。ですが、その中身であったり質というものへのこだわりを持たないから、いつも彼等の話している会話の中で出てくる言葉が『表面的』なんです。

例えばサッカーボールについて話しているとしたら『丸い』『大きい』『色』というような『見たら分かる事』しか話しません。その素材は何なのか?重たさは?縫い目はどうなっているのか?どうしてこの形なのか?など『パッと見ただけでは分からないような事の会話』がなかなかまだ出来ません。だから、一見まとまったような話であっても具体的な行動には移せないという現実が待っているのです。ここの差を埋めるように、言葉の重みや考え方の質について今年は一年間新たに取り組んでいこうと思います!!

そこからは体を動かすという事で、実際にミーティングで出た事をどのようにやろうとしているか?を観察しましたが、やっぱり考えが浅はか!!行動になると全くの『別物』になります。さっきまでの決意は?どこでやるつもりなの?ってなるような形が現実。ここからがスタート!これをいかに『行動に移せる為のミーティング』としていくか?が今後もずっと大きな課題になっていくと思います。

鬼ごっこをやりましたが、2年生にルールを説明してもらったのですがその説明の仕方によって当然1年生のアクションは変化してくる訳で、片方のグループはうまくみんなを活性化させたけど、もう片方はルールややり方に雁字搦めでアクションの回数が少なくほとんど停滞していました。

ただ、初回ですから様々なものが見れた事が全て収穫だと思っているし、今後自分がやっていく材料になっていくと思います。

最後は4対4のゲームを見ましたが、1年生は非常にうまくプレーに関わる力があると思いました。もちろん全員がベストという訳ではありません。でも、どうやって関わるか?という事に対して何かをやろうとする意思が伝わります。その方法が正しいかどうか?は今後考えていく事であるとしても、今はそういう考える事が出来る所から始まると思います。

自分がどんなサッカー選手になりたいのか?という事を明確に考える事。そしてその上で『個の部分』と『サッカーという全体の中で活かす方法』も同時に考えなければいけない。それがトータルして『良い選手』となっていく。みんなが簡単に言葉にする『良い選手』とは単純に技術がある事がメインになっているはずだけど、そんな事ではない事をこれから大きなピッチで試合をしていきながら気付くと思います。

一緒にがんばりたいと思います!!