今日は加美スクールの日でした!!

春らしい穏やかな天気に恵まれた中での活動となりました(室内なので関係ありませんが・・・笑) 3年生も緊張が良い意味でなくなって参加出来ている状況になってきたので、スクールに来たメンバーからどんどん試合をしたり楽しんでくれています。ですが、今日面白かったのは6年生の二人(石塚 啓心くんと寺尾 元秀くん)が試合をしよか〜と3年生に声を掛けてくれていた所、3年生の高尾 慶悠くんは『僕リフティングがしたいねん!』と言っていました。こうして自分の意思を言葉に出来るのはとてもすごいと思えるし、3年生でもこういう意識で自分がこの場所に参加していればやっぱり良くなると思います!

みんなも揃った所で、『さぁ始めようか〜〜!!』という前にコーチはみんなを集めて一つ質問をしました。

『みんなはここに何をしに来ましたか???』と。

当然のようにみんなは、『サッカーをうまくなりに来ました』と答えました。

『なるほど!そうなんやね!それはとても良い事だけど、今からうまくなろうって気持ちを持っているのかな?本当にそういう気持ちがきちんと整っていると言える?コーチはみんなの外の荷物を観てそういう気持ちがあるようには見えないよ』と言って一旦みんなに外を自分達で観てもらいました。

そして、各自なりに自分の荷物を考えて整えました。

ですが、やり終えた最後に敢えて3年生の5人だけを呼んでもう一度観てもらい『これですごく良くなったと思う?』と聞くと、3年生の5人で再び手を加えて整頓してくれました。自分は3年生に対して一番伝えたいのは『感じる経験』です。3年生は『ギャングエイジ』と呼ばれる年代で、これは『言葉での言い聞かせが難しい年代』とも言われています。そこで、言葉ではなかなか聞けないならば経験で、観て、感じて、学ぶという事をさせていく訳です。感じる力さえしっかりと持っていれば逆に言葉が足りなくても人との関係性はうまく築けるからです。反対に言葉だけしっかりとしているのに行動は全く自分の考えで出来ない子ってすごく多いです(大人に言わされて育っている子です)。だから、ここでは自分で考えて自分で気付いてもらう為に、今日はまず荷物の所からやってもらうとすごく綺麗に整えてくれたし、そういう事を『意味を感じてやってくれる事で他に繋がる』事が分かります。最初のこの荷物を整える事によって、スクール内の色々な『気付き』に繋がった成果を今日はたくさん見ました!!

今日もスクールはステップから開始しました!!

きちんと良くなろうとする意識は6年生の3人がとても強く、昨年度に比べて『意識している部分が増えた』のが何よりの変化です。そして、精度も高いし失敗が減っている事も素晴らしい成果です!!他のメンバーもルールをしっかりと守りながらやってくれているし、3年生も意欲的にこなしてくれていました!!

次のアジリティ・クロスでは6年生の山口 賢士朗くんが41回と40回を越えてきているので、続けながらも45回を目指してほしいと思います!このステップは40回を越えると絶対に『足が速い』と呼ばれる部類に入っているはずだと確信しているので、みんなも40回を目指すようにがんばってほしいと思います!!

次はレベル6キャッチをしました。

ここでも前回の練習から各自でやってくれている事もあって成果はあちこち見えたし、記録も増やしている子がたくさんいました。今日は6年生の山口 賢士朗くんと5年生の於保 敦政くんがレベル6を完全クリアしてくれました!!レベル6まで到達しているのは6年生の石塚 啓心くん、5年生の山本 翔太くん、足立 龍晴くん、今中 雄策くん、閑念 慎平くんでした!クリアも視野に入れてがんばりましょう!!

次はリフティングを検定と測定をしました!!

検定は10分間で前回の続きを各自でがんばってもらったのですが、この検定は高学年用のほうは8級の『フリーで50回』からはコーチの認定が必要となります。そこへまず到達したのは6年生の賢士朗くんで今日で4級まで進みました!トップはここですが、みんな前回よりも級を進めていたし、前向きな雰囲気がとても良かったのと3年生のメンバーもあちこちから『やった〜〜〜!!』とクリアの歓喜の声が聞こえてくるぐらい全体のがんばりは雰囲気で伝わってきました!!

最後の測定では3年生が少しおしゃべりをしました。コーチはこの時のルールでおしゃべりをしない事を伝えていますが、ついついしゃべってしまうのも分かります。でも、『どうしてそれがいけないか?』を教えればたとえしゃべってしまったとしても『しまった』と気付くし、今日もしゃべっていたメンバーに『どうしてこんなルールがあると思う?』と聞くと『人の邪魔になるから』ときちんと意味を理解してくれていたので、『そうやね!だから次回からは気をつけような!』というだけで済むのです。怒るのではなく、気付かせる事はこれからもこだわっていきたいと思います!

今日は5年生の足立 拓海くんが15回⇒25回に!!同じく閑念 慎平くんが13回⇒14回に!!3年生の足立 聖斗くんが4回⇒11回に!!同じく高尾 慶悠くんが10回⇒13回に!!山田 那月くんが5回⇒7回に記録を更新しました!!

最後は今日も手繋ぎゲームをしました!!

二人で動くというのはとても窮屈な事ではありますが、何度も言うようにサッカーがうまくなるという事の本質は『感じて動ける・感じて良いプレーが出来る』事にあります。その感じる力があるかないか?はこの手繋ぎから多くが見えます。遊びでやっているだけでは決してありません。ここでうまくお互いの事を気遣える気持ちがあったり、指示が出来たり、良い動きが出来る子は間違いなくサッカーごとうまくなります。でも、こういう事を疎かにして『一人でやらせてくれよ!!』みたいな『不満』にしか目が向かない選手はやっぱり成長が止まります。そんな選手を山ほど見てきているだけに、今やるべき事としてこの方法を採用しているのですから、みんながここで何をどのようにやるか?を大切にしたいです!!

今日もうまくいかないチームに途中一度だけ話をしました。『スクールの5つのルールはこうしたうまくいかない時にこそやらないといけない事なんだ』という事を言いました。自分が気分の良い時や前向きな時だけやる、という人間は腐るほどいますが、そういう時のがんばりはあまり効果はありません。大事なのは、自分でもちょっと調子が悪いとか、良くない事が起きている時の『一歩・一本のがんばり』なのです。それが出来るかどうか?が大事なんだよ、って話をした後にボロ負けしていたチームが逆転勝利を収めました。こういう事が起きるからサッカーは、スポーツは面白いんですよね♪

こんなスポーツだからこそ学べる事をこれからも子供にはたくさん学んでほしいと思います!!