今日はナイター練習がありました!!

新美コーチと二人で担当し、今日も火曜日と同じように練習の後半は1年生を新美コーチに担当してもらいました。今日からチャレンジ塾生として6年生の山口 賢士朗くんが参加をしてくれました。一人で中学生の団体の中に飛び込んでくるのは勇気のいる事ですし、それを自らの意思でやるのですから、ファルコが目指す『主体性』を小学生がやっているという事です。そんな6年生を観て我々スタッフも、ファルコの中学生も改めて自分の言動や行動、責任というものをもう一度考えるべき時ではないでしょうか?!人は必要な時に必要な事が起きるのですから、このタイミングのチャレンジ塾生の参加もきっと意味がある事だと思います!

今日のトレーニングではいつもと違うポジションでの役割などを各自経験してもらいながら、その中で出来る事、やるべき事を考えてもらうようにしました。

まずはリフティングからのスタートをしました!!

さすがにこの時期に来て2,3年生は確かな成果が見えつつあります。最初はこのリフティングすらまともに出来ていなかったのが、今ではしっかりと余裕が出てくるぐらいになってきています。もちろん常に目標からの逆算で考えれば足りない部分はたくさんあるけど、それでも良くなっている事実は間違いないので、このまま意識を切らさずに自分の思う通りにボールを足で扱える選手になってほしいと思います!

二人組の時は明らかな変化として基準に出来るのは、『プレーしていないほうの選手』を見ればすぐに分かります。『良い準備』というものが全く出来ていません。それをしないという事は『相手へ期待している』という事なのです。俺のプレーしやすい所にパスをしてくれよ!と言ってるようなものです。それが出来ないからお互いにフォローをし合っていくのがサッカーなのですが、やっぱりこういうシーンを観るだけでも『サッカーというものを理解していない』というのがよく分かります。

次は1対1をして、2対2までやりました!

この時は『奪い方、キープの仕方、周りの見方、周りの動き方』を観ているのですが、2,3年生は本当に経験からうまくなっていると思う。体のぶつけ方や預け方がうまくなっているし、奪いにいくプレッシャーの掛け方もうまくなってきた。でも、最後に少しアドバイスをした選手がいたけど、『勢いだけで一方からしかプレッシャーが掛けられない』のはあまり良い守備とは言えないので、こういう細かな部分を改善していこうと思う。勝敗を分けるのは得点の数だけど、その得点の数を分けるのが『こういう細かい部分への意識』だと今大会で経験の中から学んだ。だから、快勝した試合も逆に少し間違えれば大敗しているだろうし、大敗した試合も、反対に一つの意識で逆転する事も可能なのです!勝負ってそういう事だし、だからこそ各自が今出来る事をやるだけではなく、『細かな部分への気配り』が大事になってくると思います!

次は6対6をやりました!最初は2−4システムの形で隣との関係性や対応力をテーマにして、残りはフリーのゲームとしてやってもらいました!

2,3年生のほうも、守備の際の狙いについてはだいぶ意識が出来てきているし、奪い所が分かってきたのが伝わるけど、今度は『奪った後の発想がない』事が多く、せっかく良い形で奪っているのに、またそのボールを失ったり後ろに簡単に下げたりして、結果相手にとっては嫌なプレーが出来ていない子がほとんど。。。

今日はプレーをした選手とたくさん意見を聞いたり、考えを聞いていたのですがやっぱり『先のプレー』がほとんどない状態。奪う事で精一杯になってしまい、その後の事は『また後から考えよう!』という感じなので、全部のプレーのタイミングが遅い。本人はその遅さに気付いていないけど、やっぱり大会を通してもそういうシーンが多々あって、チャンスの時に『感じれていない』訳です。つまり『感じる力』が薄いという事です!ここを上げていけば大きなチャンスを何度も意図的に生み出せるはずなので、こだわっていきたいと思います!

最後のフリーのゲームでは、だいぶ各自の狙いや意識も変化が見えた。

守備をしている選手、守備が出来た瞬間に『意識を攻撃にする』事がどれだけ大切か?です。うちの選手はキーパーも含めて『守備をしている時にしか関わらない』というおかしな役割分担をするからパスが繋がらないのです。みんなが攻守に関わってこそサッカーなのです!攻めと守りしかないスポーツの中で、何もしていない、関わっていない時間のほうが長いチームが『負ける』のです。今日きっかけを掴んだ選手もいたように、毎日、毎回誰かが何かに気付く。本来は全員が何かに気付かないといけないのですが、なかなかそのレベルに達しません。それだけ目的が曖昧になっているからだろうし、みんながまだ自分の行動に責任を持てないからです。

中学生になって、みんなに目指してほしい形は『全部のプレーを理屈で行う』事です。まぐれ、偶然、たまたま、カット、クリア、蹴るだけ、みたいなプレーを絶対になくしてほしい。自分の中に確実なものを残していく為にも、全てを理屈で行っていきましょう!!簡単ではないでしょうが、その為の訓練とも言うべき時間が日々のトレーニングですからうまく時間を使うようにしていこう!!