今日はファルコは中町グランドでの練習となりました!!少し環境が変わるだけで何か新鮮さもありますが、やるべき事は変わらないし今日もみんなが『練習をした』という事をきちんと残せるような時間にしたいと思いました!!

今日はエリート塾は八千代グランドだったので、自分一人でファルコを担当する事になりましたが、昨日の練習でも『本当に自分が変わろうと、うまくなろうと努力しているか?』という部分をもっとこだわってほしいのもあって、今日はゲームをメインにしながらも『そのゲームの中身を作る為のテーマを決める』事がテーマになりました。先日の紅白戦でも同じような事が起きましたが、みんなはテーマというものを『出来たらいいな』という『目標』みたいに捉えている子がいる。そうではなく、テーマとは『みんなが理解して同じ方向を目指す為の一つの形』です。そこをまず整えたいのです!言葉だけ並べて綺麗事を言うのではなく、簡単な事であっても『みんながやりきる』という事を見つけるのが一番大事です。『11人でやるスポーツ』と簡単に答えるけど、『11人でやっているか?』という問いに対してきちんとやっています!と言えるチームは実は少ないと思う。自分の担当みたいな役割を決めて、それだけをする。それがたまたま11個あるだけで、『11人で』やっているとは言えないチームが大半だと思います。

とにかく今は『個々がきちんと思いを持つ事』や『それを伝える事』をするべきだと思っています。みんなは自分がきちんと伝えないくせに人の文句や不満ばかりをすぐに口にします。そういった人のせいにしている選手が一人でもいれば雰囲気なんて完全に壊れます。これから暑くなってくると、ただでさえストレスがかかってくる中でお互いに人のせいになんてしていたらたまったものではありません。

先日の高校生の試合を観戦した時でさえ、やっぱり人のせいにしている発言だらけでした・・・。自分が悪い、自分が責任を取りますみたいな前向きな発言はほとんどありませんでした。それだけどのカテゴリーでも難しい事なのです。ですが、チームがチームとして機能する為には『人のせいにしない』は絶対条件です。そこからスタートと言えます!

今日もゲームをやる前のアップでみんなを見ていて思いました。

半年前の新チームのミーティングで一発目に『手抜きをしている選手は練習に参加させない』なんて事を自分達で決めたのに、今はどうだろうか???本当にこれが全員が一生懸命にやっている雰囲気だろうか???って事を3年生にも聞いてみました。それだけ半年前からの決めた事でも出来ていないという事は、やっぱり『決め方』に問題があるという事です。決める事に意味を持たず、やる事が見えないから『出来ない』のです。その事を分かった今『決め方』は重要であり、だからこそ『ゲームをうまくやる』前に『どんなゲームをやる』事をしっかり整えるべきなのです。

今日はそれをしっかりとチームで話し合って決めてもらったのですが、『表面的な言葉』しか出てきません。一つ突っ込んで聞くだけで決めたはずの本人達が全く答えられないという状況です。本当に意味を持って考えて決めているならば、『これはどういう意味ですか?』と聞かれればしっかりと言えるはずですが、一つ突っ込んで聞いただけで答えられないぐらい『浅はか』なんです。

体を張るとか、粘る、なんて言葉では簡単に言えるけど『そしたらそれをどのようにしたら出来るの?』ってなると全く言えない程度です。そんな上っ面だけのミーティングをしてしまうから、いくら決めてもゲームには反映されないのです。ミーティングはすれば良いのではなく、『何に向けて、何の話をするか?』がハッキリ見えないといけません。そして、それが実際に出来たかどうか?の検証も自分達で出来なければなりません。慣れないうちは大変だろうし、難しく感じるかも知れないのですが、例えば『遊びの計画』ならみんなはどんどん出てきます。

『まずはあそこに行って、何をして、次はこうして〜・・・・』

というように自分が楽しむ為ならアイデアがどんどん出てきます。それがサッカーという事で自分が出来ない限りは『うまくはならない』って事です。メニューをいくら変えてもやっている本人達に目的がない限りは伝えたいものが伝わらないという事が最近特に現場で感じる思いです。だからこそここを改善していきたいし、その意味は本当に大きいと思っています!

今日は2,3年生でもテーマに対して全員が出来ているとは言えないし、やろうとあがいているようにも見えません。そうやって自分がやっていない事にも気付かないレベルではどう考えてもチームを救う事なんて出来ません。テーマがあって、それに向けて全員が努力をしていくからこそ『課題の話・良かった部分の話』も出来るのです!今のファルコは『僕だけ出来ました』とか『出来ませんでした』みたいな事ばかり。テーマを何にしても同じです。

結局は『出来ませんでした』を『自分がやりませんでした』という事だと気付かない甘さと、それを指摘し合えない甘さです。出来ないはずはないのに、『やらなくてもいいか』と思ってしまう弱さ、ズルさ、甘さです。そうやってごまかしてここまで来た選手はそれだけ信頼がありません。当然です!楽をすれば失うものが必ずあるという事ですから。

こうやってコーチは指導者としてやれていなかった事を強調しているけど、中には一生懸命やっている子も当然います!でも、大事なのはその子達をフォーカスするのではなく、『自分がやっている!』と自信があればそれで良いのです。コーチはコーチが思っている以上の事をみんなにはやってほしいし、だからといって期待はしません。自分がやっている、だけで終わらずに『お前すごいね!』と周りにも言われるまでやってみてください!!

文句や不満は、その周りの評価を全部得た後に言ってください!!それが出来ないのは誰もが完璧になれないからです。だから文句や不満は言ってはダメなのです。まずは自分をもっともっと厳しく評価する事!そしてテーマへの挑戦や努力を精一杯やっていきましょう!!