今日はナイター練習で、毎月恒例となっているベゼルさんの指導練習会でしたが、変わりやすい天気でもあり本来予定していた坂道トレーニングは出来なかったので室内トレーニングへと切り替えてもらいました。自分も坂道トレーニングならそこで聞きたい事はたくさんあったのですが、室内なら室内で自分が分からない事はまだまだたくさんあるので、それを出来るだけ早めに解決していこうと思っていました。
まずは最初にトレーニングを始める前に、一番疑問として思っていた『トレーニングをする際の目標設定の仕方』を末永トレーナーに聞いてみました。自分は先日、自主トレーニングをしている時に『潜在的に甘える自分』に気付き、それを改善する為の方法が自分ではなかなか分からない事もあって今回是非とも聞きたい事の一つでした。そして今回それを聞いてみて末永トレーナーに答えてもらうと思っていた通りだったし、末永トレーナーが自分で自分を追い込める本当に強い精神力を持っておられる人だという事を改めて痛感しました。年齢は自分よりもかなり若いにも関わらずそういったすごい経験をされている人間は年下であろうと尊敬するし、反対に一緒に来てくださっている金地トレーナーは年齢が自分よりも今度はかなり上なのに、素晴らしい肉体美なだけではなく『それを機能的に使いこなせる』という事、『見せる為の筋肉ではない』事が何よりも素晴らしいのです。この二人に質問をすると、どんな事でも返答があるし自分はいつもベゼルさんトレーニングの時は『一人の生徒』として存在しています(笑) 今日も選手と一緒にトレーニングをさせてもらい、自分の体で覚える事とそれによって選手に伝えられる事が見つかると思っています!
最近特に思うのは、『技術的な事や姿勢については絶対にベゼルさんにしか分からない事』があるという割り切りをしています。その上で、せっかく教わっている事を無駄にしない為にも自分はここでのありがたい指導を自分の頭と体に残していく必要があります。そして伝える義務もあります。技術的な事はなかなか言えませんが、一緒にやる中で『やり抜く事』や『やりきる事』、『自分との戦いに挑む事』などは体でぶつかっていけば伝えられる事があるのです。それを自分は獲得しようと思っているから出来る限り参加をします。
終わってからもベゼルさんと話をさせていただいた中でも分かったのは、結局自分達指導をする側として伝えたい事とは『小手先の技術』ではなく『もっと中身の深い部分の事』なのです。このベゼルさんのトレーニングにしても、自分がやる普段のトレーニングにしても、共通していくのは『自分自身の為に、自分に甘えない事』だと思うのです。それが出来れば、正直指導者が必要なくなってきます。実際に、出来るはずがありませんがベゼルさんの専門知識を理解して、全部を一人でやれるようになればベゼルさんに来てもらう必要はありませんよね?それが『最終目標』としてあってほしいのです。いつまでも『ただ教えてもらうだけの選手』では絶対に育ちません。
今日も一緒にやりながら思うのは、自分で分からないのにそのまま放置して『やったつもり』で終わる子の多さです。自分が一緒にやっていても分からない疑問だらけになってくるのに、どうしてみんなは何も聞かずに『やったつもり』『出来たつもり』になるのかが分かりません。反対に言うと『そこまでして良くしたいと思っていない』という事です。
ベゼルさんにすれば正直、何のメリットもないこの時間を『みんなの成果の為だけ』に来てくださっているのに対して自分としては『何も聞かないほうが失礼』だと思っています。いい子のフリして、やっているフリして、言う事だけを聞いているフリをする・・・。だから全く身にならないって事に気付かないと良い選手になんてなれるはずがありません。自分はこの歳になっても『今以上に!』って気持ちを常に持っています。努力をすれば今より良くなるに決まっているし、手を抜けば落ちていくだけです。みんなはがんばりもしないままに『手抜き』をして『オンとオフの切り替え』みたいな考え方をしてしまう。そういう甘さを改善しなきゃいけないって思いますね!
自分は真剣にトレーニングに参加をするからこそ、毎回種目ごとに末永トレーナーが姿勢を修正してくださります!自分では精一杯やっている『つもり』なのに、末永トレーナーがちょっと手を加えてくださるだけで効果が段違いになるのです。真剣にやろうと取り組むから、教える側も真剣に関わってくださるし、最後にも話されていましたが、
『僕から見ても手抜きしている子なんてすぐに分かります。でも、それは自分との戦いですからやる、やらないはみんな次第です』
とおっしゃったように『手抜きしている子』には声も掛けてくれないのです。要するに、ベゼルさんのトレーニングに参加をして、全然声を掛けてもらっていない子というのは『努力が見えない子』って事です。自分だって同じです。指導の現場でわざわざやる気のない子に声を掛ける事はしないし、一生懸命やろうとして出来ない子にはアドバイスをします。それが当たり前なのです!学ぶ気があるなら、ベゼルさんにもっと質問したり、修正されたり、それを求めるような姿勢がみんなのほうからいるんじゃないの??って思います。
自分は毎月、こうして外部の方に指導を受けられる事によって『普段の自分の成果』を客観的に観る事が出来ます!
だから、今そうやって『手抜きが多い(もちろん自分で自覚はありませんが)』状態は自分が作り出している環境にも問題があると受け止めて今後の改善に努めたいと思います。自分のイメージとしては、もうベゼルさんが人手が足りないな〜って思われるぐらいにみんなからの質問や修正を求める、姿勢を観てもらうようなチームにしたいと思っています。最初と最後に、きちんと挨拶だけしていれば良いのではありません。そういうのを『最低限』の事だと分かってください。ファルコの練習も時間に間に合うようにグランドに来るのは『最低限』でしょう?そうではなく、自分の為を思うなら早く来て自主トレをするとかみんなと疑問を対話するとか、『来てからの時間』が大事なのです。今日自分が観ていてもベゼルさんと会話をしている選手は40人いても半数以下のはずです。必死にやっている子には必ず助けてやろう、良くしてやろうって声が掛かるはずです。声を掛けてもらえていない子は、今こだわろうとしている『自分の中でやっているつもりなだけ』だと自覚してほしい。
良くなりたいならば、それだけの事をまず自分からしなくてはいけない。『来る』だけの選手から『何かを獲得する』選手にまずは変わりましょう!!
ベゼルさん、本日もありがとうございました!!