今日は練習試合の予定だったのですが昨夜からの雨の影響もあって中止決定の連絡があったので室内練習へ切り替えました。

どのタイミングでやろうか?は考えていたのですが、1年生が合流をしてから一ヶ月以上過ぎた事でお互いの個性や人間性も含めて見えてきているのもあったのでここで一旦『学年リーダー』を決めてもらおうと考えていました。全てをそのリーダーがやるのではなく、ファルコは子供が自身で考える力を持ってほしいという考え方ですから、コーチから直接いつまでも全体に言うのではなく、リーダーを通して選手間で考えてもらおうという事です。ここは少しの違いですが、コーチから直接言うのではなく選手を通して伝える事に意味はあると思うし、みんなも理解しやすくなると思います。

今日は1年生を全体よりも1時間早く集合させてみんなにその話を伝えた上でリーダーを自分達で決めてもらうようにしました。その前に、また練習までの時間に選手同士で本当に幼稚な行動をしていました。幸いにも、その行動を注意する選手も周りにいたように、『良くしたい』と思っている選手もいる中で、自分の事しか考えない幼稚な行動をまずはなくしていく事を話しました!その上でリーダーを決めてもらい、服部 颯也くん、津田 周哉くん、植木 駿仁くん、岸本 昂汰くんの4名に決まりました。地域もバラバラですし、この4名が先頭に立ってみんなに提示出来る行動をし、その上でみんなが各自で責任を持てる選手になってほしいと思います!

そこから全体が合流して練習をスタートしました!

練習の前にはテーマの事、『周りに伝わるまでやる事』を改めて言いました。自分の中の満足だけで終わるのではなく周りにも伝わる事が本当に価値があり、意味がある事だと言いました。怪我で見学をしている永遠くんや宗一朗くんの目も借りて、みんなが本当に自分の中から湧き出る部分・・・『熱意』みたいなものが感じ取れるか?を一緒に考えてもらいました!今、すごく良い状況と言えるのはこの永遠くん、宗一朗くんも観てくれる立場からまた復帰すれば自分が評価される側になるのです。その時に、どちらの立場も分かっている上でやるのと、知らないのでは大違いなのできっと二人にとっても意味が出てくると思います!

今日もアップはリフティングからのスタート!!ですが、この時にもボールが足りないという事態が起き、3年生ですら『状況に良い対応が出来ない』事実が出てきました。自分が自分のやった事に対して責任を取るという行為はこれから先にも絶対欠かせない力になってくるので、ボールを触って技術を高める事も大事でありながら、こういった『それ以前・それよりも』大事な事へのこだわりも忘れないでほしいと思う。

そこから1対1をしばらくやりました。

・・・が、自分の目にはどう見ても『全力を出し切っている』ような状態には見えず。ただ、自分だけの評価では子供にも正しい判断として下せないので、今中代表と怪我の二人の意見ももらった上でみんなに伝えました。みんなは思っている以上に『自分に甘い』事で、『僕はがんばっているつもり』という評価をすぐに下します。何度も何度も言いますが、もちろんみんながサボっている、手抜きをしているとは言っていません。ですが、『もっと出来る』という事です。自分で基準を決めてしまうからそれ以上のものを生み出せないだけで、基準を決めなければもっともっと高みを目指せるのです。

実際に対峙した相手に『熱意を感じたか?』という質問に毎回絶対に全員が手が挙がらないのです。これは、コーチ目線の評価以前に、実際にやっている自分達ですら感じないレベルですから、当然観ている側にもほとんど情熱みたいなものは伝わりません。それを繰り返し検証しながらやり続けていくと段々選手の顔つきも変わってきたし、ようやく最終的に全員の評価と観ている側の評価も一致した所で1対1を終了しました。

そこからGKを中に入れたポゼッションゲームをしました!

ここでもやりながらGKのメンバーには大切な『がんばりを伝える』事や『必死にやる時間を自分達で作る』事などを話しながらやりました。相当がんばってくれていたし、こういう時間をやり終えると大きな達成感が待っていると思う。受け身でこの時間を作るのではなく、自分達でここまでやれるようなGKに成長すれば、アップから意味が出てくるはずです。考え方がまだどうしても甘いので、曖昧な形でアップをしてしまうのですが怪我予防だけで終わらせないようにはしてほしいと思います。

今日はGKのメンバー内でも自分に厳しくやれていた感じは出てきたけど、『出てきた』だけです。まだ『出ている』とまでは言えない部分が残っているので、ここをこだわって埋めていってほしいと願う。それは自分にとっても有意義な時間となるはずです!後ろから指示をしているのに前が聞いてくれない、というのはやっぱり信頼関係だと思う。『お前の声を信頼しているよ!』という関係性が出来れば自然と指示が通ってくるのです。通れば自分もうれしいはずだし、そうなるように『自分を磨く努力』をしなければなりません。今日だけのがんばりではなく、『今日のがんばりが最低限』になるようにしていこう!!

最後はシャトルランをしました!

ここでも、自分では甘えていないつもりでしょうが『自分だけがしんどい』って態度をしているだけで十分甘えているのです。同じ事をやっている仲間を尊重出来ない、自分の事しか考えれていないだけで良くない状況なのです。チームでやる、チームという意味を理解してもらえるまではまだまだ先にはなりそうですが、ボヤ〜っと全体像は見えてきました。みんながやりきる覚悟を持ってまで『うまく・強く』なろうとするかどうか?の腹の括り方次第ですね!

練習=きつい時間

という考え方になればもう成長は終わります。止まります。

練習=自分を変える為の時間

と思えなければ自分は前には進みません。簡単に練習中に座り込む意識も含めて、甘ったるい今の状況を打破したいと思います。自分だけがしんどいなんて思い込んでいる甘さと弱さをなくす事。それが今チームがやるべき事です!

自分のがんばりが本当に周りに伝わっているか?をどうか練習後にでも、10人ぐらいの評価を聞いてみてください。自分が思っている以上に、自分ってやれていませんから。そこをまずは受け止めましょう!!

もちろん、指導者である自分も同じです。真摯に受け止め、認めましょう!!前に進むのはそこからです!