サッカーというスポーツの素晴らしさ!西脇スクール♪

今日はナイターで西脇スクールがありました!

怪我の休みと自然学校の休みがあって二人が欠席となったのですが、代わりに自分のサッカー繋がりで一緒にアミーゴでもやっていた藤原 賢太くんの子供が体験参加に来てくれました♪またその友達の高木さんも来てくれたのですが、高木さんもサッカーで一緒に試合をした事があったり、キッズイベントの時に来てくださっていたので知っていた仲でもありました。そんな二人のお子さんである5年生の藤原 友くんと高木 伸之助くんが来て一緒にがんばってくれました!

スタッフも新美コーチと宮崎コーチが一緒にサポートしてくださったので余裕を持って現場をやる事が出来ました。新しいメンバーが来た事によって緊張の色が隠せないメンバー達(笑) 実は自分はこの西脇スクールのメンバーに対して思っていた事の一つとして『自分の殻を破れない』という事を思っていたのもありました。スクールだけでなく、エリート塾にも来てくれているメンバーがいるけど、同じようにエリート塾では萎縮している感じを受けるメンバーだったし、そういった部分を改良していく為にも今回は本当に良い経験になったと思います!!

スクールのルールを説明し、最初に一番日が浅い4年生の中川 和眞くんに答えてもらいましたが、残念ながら5つのルールのうち2つしか言えませんでした。でも、それは悪いとかではなく、繰り返しやっていくべき事なのと最後にもう一回聞くからね!という事をやったのですが、最後はしっかりと5つ言えた事が素晴らしいと思いました!一回で全ての評価をするのではなく、子供の成長を待てる大人になりたいと思います!

まずはステップでラダーとアジリティ・クロスをしました!ステップは慣れてきたのは良い事だし、うまくなっているのは確かですが、次は『よりうまく』を目指してほしいですね!みんなの中の基準が『失敗しなかったら良い』というレベルで止まっている子が多いので、そうではなくルールにもあるけど『チャレンジする』事を常に考えてやってほしいと思います!途中にも話をしたけど、西脇スクールのメンバーは『失敗を恥ずかしがる・失敗=下手』と思っている感覚の子が多いという事。これも周りの大人が作り上げてしまった、植え付けてしまっている考え方なので、ここを改善しない限りいくら口で『チャレンジしなさい!』なんて言っても効果はありません。本当にチャレンジ出来る、それを許せる環境を自分が整えていきたいと思います!

今日は初めて参加の二人に対して自分はわざと6年生に教えるように指示しました!

6年生は内気な性格の子が多く、自分中心に物事を考えてしまう傾向があったのを知っていたから敢えてお願いをしました。そして、思っていた通りに6年生はウジウジと固まってしまい、『お前が教えろよ〜・・・』という擦り付けあいが始まりました・・・。これがいわゆる『現状』なのです!それを目の前でされた側の気持ちになると、とてもじゃないですが良い気分にはなりませんよね?そこで6年生を集めて話をしました。

『みんなは何をしに来たの???』と質問しました。

『うまくなる為に来ました!』と答えるので、

『うまくなるってどういう事なの???』と聞くと、しばらく出ない後に考えて

『出来ない事が出来るようになる・・・』と答えました。

『そうだよね?出来ない事が出来るようになるって事ならみんなは知っている事を教えてあげる事は簡単に出来る事?出来ない事?』と聞くと、

『・・・・・』と困っていました。

『自分の苦手な事や普段やらない事をやるって大事だよね?それってうまくなるって事への挑戦じゃないかな?スクールのルールにもチャレンジするってあるけどみんなはここまでの時間で何かにチャレンジしているの?』と言うと、

『やっていません・・・』となったので、

『そしたら今からやろうよ!これはコーチがやれって話じゃなくて、みんながうまくなる為に来たならやるべき事なんだよ!』と話をすると分かってくれたようで、そこからは6年生が積極的に組んでくれたし、教えてくれました。結局、子供にとって大切なのは、

やる意味を伝える事

なんですね。やれって指示をしてやらせる社会が多い中で、『どうしてしないといけないか?の意味を教える』事は本当に大切なのです。その意味を理解した6年生は今日だけで多く成長したと思います!

レベル6キャッチを行い、リフティングを行いました!

レベル6キャッチもちょっとずつですが、ボールとの距離感も感じられるようになってきたし、足が動くようになってきました!ボールと友達になる感覚も掴んでくれているようです♪初めて体験した友くんも伸之助くんも楽しそうに取り組んでくれていました!これを6年生の成果だし、教え方がうまかったんだと思います!!

リフティング検定では最初にやり方だけを伝えて挑戦してもらいましたが、友くんも伸之助くんもどんどんと進めてくれていました。自分は今日は4年生の宮崎 春ちゃんを担当しましたが、ボールを追いかける姿勢が抜群に良くなっているのと、ボールと喧嘩しないようになっていました!(ここでの喧嘩とは、ボールを体から離してしまう当て方をする事です)

フリーの測定では最高記録の更新はありませんでしたが、初回の伸之助くんがいきなり153回という記録を出したのは間近で聞いて刺激を受けたと思います!ただ、毎回記録が更新される事が大事なのではなく、一生懸命にやる事が大事ですから焦らずに一生懸命自分の力を出し切るようにしましょう!!

最後はゲームをしましたが、4年生とコーチチーム対5,6年生チームをしました!!

5,6年生チームは全員が得点すれば勝利というルールにしました。初対面の5,6年生チームがどこまで機能するか?が楽しみでしたが、終わってみれば5,6年生みんながゴールを決めたし、初対面でもパスが繋がり、名前を呼び合い、ハイタッチまでしていました♪こんな素晴らしい光景を見ると『やっぱりサッカーっていいな〜!!!』と思います。サッカーは生きる中で大切な『人と人とを繋ぐ為の道具』としてものすごく有効なのです!その意味と価値を知った自分はその素晴らしさを子供に伝えていきたいと考えています。うまくさせるというのも成果かも知れませんが、最初にも言ったように『うまくなるって何だ?』という事からそれぞれの考え方があるものです。だから人と繋がる喜びの大きさはそのままパスの繋がる本数になるし、喜びの本数となるし、結果みんなが求めているような『うまさ』に繋がっていくものです。ですから、その為の方法論を教える、伝えるのではなく『そうなる為に必要な事を獲得してもらう』事なのです。

子供の素晴らしい姿を見せてもらった今日、サッカーの素晴らしさと両方実感出来たし、そのコーチが出来る事の素晴らしさも感じました。ほぼ毎日が『うまくいっていない日』なのかも知れないけど、言い換えれば『毎日成長出来る機会をもらっている』という事なんです。今日そういう経験をしてくれた6年生には感謝をしたいし、きっと6年生にとっても有意義な時間になったはずです!足先だけ、ボールをうまく蹴る事と同じ、いや、それ以上に大切な事を今日学んだはずです!!次回以降も、みんながサッカーをうまくやるという事を考えてがんばってくれるような時間になる事を目指してがんばりたいと思います!!