今日は朝から快晴の中、『キッズランドかみ』さんでサッカー教室をさせていただきました!!近年はここでさせてもらう機会がなかったのですが、昨年までずっと中町幼稚園さんでやらせてもらっていて、その時の藤田先生がこちらに異動になって、今回声を掛けてくださいました。2クラスある5歳児の1クラスずつをやるようにして、そこから先はまた考えていくというような流れでの約束をさせてもらったので、今回はまず初回で明日は違うクラスをやるという形になりました。このキッズランドは八千代と加美の2箇所にあり、保育園部と幼稚園部が混在して一緒に学んでいる場所なので、園児の数ももちろん多いですが、先生方の人数も30名以上とものすごく多く、恐らく覚えきれないと思います(笑) 今日も早めに到着して、準備をするのと同時に雰囲気を感じたいと思って自然に遊んでいる場所を眺めていたのですが、本当に多くの先生方と挨拶をしたり、最初の印象はとにかく先生の数の多さでしたね(笑)
非常に暑い天気だった上に、時間帯も10時半〜1時間弱という事で暑さも厳しい時間帯である事を分かっていたので、今日の自分のテーマは『子供に暑さやしんどさを意識させない事』でした!誰だってしんどくなると、暑いとかしんどいという事は起きると思っていたのでそうならないように挑戦をしたいと考えていました!
今日は初回という事もあるので、子供も自分を全く知りません。そういった関係性の中で自分を発揮出来てこそ『自分は指導者として存在していける』と思っています。自分の事を知っている、理解している人にしか指導出来ない、ではなく全く知らない人にも対応出来る力は絶対必要ですし、それを確認出来る場所や時間があるのはありがたい事です♪
子供の様子を感じながら子供にとって必要な状況を作れるかどうか?を今日は一生懸命に探りながらやっていきました!
まずは動きづくりと子供の様子を観る時間に、色々な動きをやってもらいました!普通に走る事から、後ろ向き、スキップ、動物になりきって動くなどです。ここでのテンションの上げ方は次に繋がるのと、今後にも影響するものです。これまでの経験上でも『自分の雰囲気』で決まります。自分がしんどいとかやってあげてるみたいに思ってしまうと子供もしんどくなるので、自分が心から楽しむようにまずは心がけてやりました♪ 一緒に体を動かしてみたり、動物になってもらう時は正解がないという事もあって全員を正解者に出来るような声掛けをしたりと考えて実践していきました!
そこから、ボールに慣れてもらうようにしました!!
簡単なボール着きをやってもらい、自信がついてくる様子を伺ってからちょっとずつ難しいのも取り入れていきました!当たり前ですが、最初から出来ないような事を要求するとボール遊び自体にトラウマを感じてしまう子が出てきてしまうので、最初は『こんなん簡単やし!!』と言われる事をどんどんとやろうと思います。今日も遊びの時間に、コーチが聞いてもいないのに『先生にこんな事で誉められてん!』とか『お母さんに誉めてもらえた〜♪』みたいな話をたくさん聞きました。誉められたという言葉はなくても、認められたというような事が子供にとっていかに大切なのか?ですね!だから自分もそんな話を聞きながら一人一人の子供を認めるし、その子が何を伝えたいのか?という事も考えるようにしています。
ボール遊びも自信を持ちながらどんどんとやってくれました!!そして、今日は新たに『質問の仕方の難しさ』を痛感!
『みんな〜サッカーってどこを使ってやるスポーツか知ってる??』とコーチは質問。この時の頭の中の答えは『足を使う』なのですが、返事してくれた子供達は、
『あそこ〜〜〜!!!』とコートを指差しました(笑) その通りですよね!!(笑)
どこを使う??あのコートを使う!!大正解!!(笑)
って事ですが、いかにこういう園児に対して正しい言葉で導き出せるか?はやっぱり大切だな〜。指導者って言葉のボキャブラリーをたくさん持っていないといけないな〜って思った大事な時間でした。
次はコーンをボールで倒すゲームをしました!!
思っている場所に投げたり蹴ったり出来るか?って事になってくるのですが、倒す為には強さも必要になってくるのです!今日はボールを使って倒すという事でしたが、倒したらみんなに誉められる、という経験を知っている子は手で押して倒したのです・・・。ルールとしては違反となるのですが、その子には後で話を聞いてみました。
『どうやってするのか?分かっているかな?』とルールを知っているのか?をまず確認。
『うん・・・ボールを当てて倒すの・・・』とその子は知っていました。
『そうか〜!!そしたらどうして手で倒しちゃったの?』と聞くと、
すごく悪い事をしたような表情で、
『だって、勝ちたかったから・・・』と言いました。
このゲームをやる時に、コーチは『コーンを全部倒せばみんなの勝ち。コーンが残っていたらコーンの勝ち』と言っていたので、負けたくなかったようです!!その気持ちを分かった上で、
『そうかぁ〜勝ちたいのは大事やけど、次回やる時はルールを守ってやろうな!』と言いました。誰かが傷つくような時は言い聞かせていこうと思いますが、今回のは自分の中でダメと理解してくれていた事が重要だったし、これからは言い方を変えればきっと分かると思います!
最後はコーチと試合をしました!
6つのグループがあったので、全部と試合をしていこうと思ったのですが、時間の都合上、今日は3つのグループが一つのチームとしてやりました!!初回の今日はみんなに華を持たせる為にコーチは負けました。楽しさを知ってもらうのが先ですから、自分は初回は必ず負けます。そして言われます。
『コーチ弱いな〜〜〜!』と(笑)
そこでコーチは、『これだけ弱いからがんばって練習してくるわな〜〜』と言います。そしたら子供は自分ももっとやるからずっと負けへん!!と言います。子供もやっぱり男女の性質があるし、男の子は負けず嫌いのプライド持ち!これは大きくなっても変わりません。女の子は負けず嫌いだけど現実がきちんと見える。そういう性質もこの年代でしっかりと見えるのが楽しいし、人を知り、人と繋がるという自分の考え方がうまく出来るかどうか?を試させてくれる一番大事な年代かも知れません。一番人に対して敏感なこの年代に嫌われたらハッキリ言ってどの年代にも好かれません(笑) 今日は終わってから部屋で多くの質問コーナーがあったりして、みんなと対話をしましたが、その時でも質問に対して『大人の事情』のような事は一切入れずに、本気で答えました。
『どうしてそんな物を被ってくるの〜?』とカピパラの帽子を指摘された時も、
『コーチはみんなと初めて出会うし、自分が初めて出会う人が怖そうな印象だとずっと出会うのが嫌になると思うの。だから、最初に楽しそうだと分かってもらえたほうが一緒にいるのが楽しいと思ったからです!』
と、大人に対してでも同じ事を言うであろう事で返事をしました。そうやって本当の自分を出す事で、子供は真剣に聞いてくれたし自分も園児だから・・・と見下したりしたくないのと一人の人間として接したいのできちんと答えるのは礼儀だと思いました。
最終的には、『毎日来てほしい!!』と言ってもらえたのと、お別れの握手では全員がしてくれた事や離してくれなかった事、ちゃんと受け入れてもらえた事を今日の自分の合格点としたいと思います!!
園児は多くを気付かせてくれます!まだまだ改善の余地がたくさんある自分にとってはありがたい出会いですし、これからも楽しみにしていきたいと思います!!