今日はナイターで西脇スクールがありました!!

前回体験に参加をしてくれた重春小学校区の二人であり藤原 友くんと高木 伸之助くんが正式に入会をしてくれたのと前回休んでいた二人も復帰したので、全員揃って11名となりました!ちょっとずつですが人数が増えてくる事で、当然活気は上がるのですがそれ以外にも人数が増えれば問題も増えます。それはどこの組織でも同じ事が言えます。人生において必ず楽しい事ばかりなんて事はありえない訳です。常に成功と失敗、チャンスとピンチ、勝利と敗戦というのは背中合わせになると思っているので活気がある時にこそ、トラブルが起きる準備を自分はしているし、反対に問題が起きれば楽しくなる為の準備だと思えるようになってきました。昔はそんな問題やトラブルが『起きないように』と過敏に手助けなどをしてきましたが、そうではなく『まずは起こさせる』事からスタート。その上で、本人に考えてもらいながら『気付きと学び』を経験してもらうのです。そこから色々生まれてくる事が分かったし、一番正しい『獲得のさせ方』というのが分かったので、今こうして人数が増え、活気と同時に問題も増えてくる時間すら自分は楽しめるようになってきました!!

スクールではサッカーの技術を伸ばす事よりも、『伸ばすという事がどうする事なのか?』を考えてほしいというのがあるし、そういう目で成長を楽しみたいと思います!

今日もスクールはステップからの開始となりました!!

ルールを守り、その上で『チャレンジをする姿勢を持つ』事が大事になってきます。今日はラダーでも、ただやっていくだけではなく、どのようにやるべきか?マーカーを置いている意味は?なども考えてもらってからやりました。意味を持って行動すると成果は変わってくるのです!6年生の中には非常に意識が高まってるな〜って思う子もいるし、新しく入ってくれているメンバーも前向きにやってくれている事はうれしい事です。

途中ラダーに引っかかってもつれる場面があり、そこも考えてもらいました。

『引っかかった場合は誰が直すのが良いと思う?』という事で、質問をして考えてもらった結果『引っかかった人が自分で直す』事に決まりました。これに関しては一切の押し付けもしません。例えば流れを止めないように、他の人がやる、という決め方でも良いからです。みんなが決める事に『理由がある』のが大事で、今日もみんなで決めた結果がそうなったので、そうしよう!という事で採用させてもらいました。

次はレベル6キャッチをしました!

これをやる前にアジリティ・クロスの時に全体がやっている子の測定、数えている時にお尻を着けて座っているのです。もちろん自分がやっていない時なのですが、自分の考えとして『サッカーも生き方も良い準備で決まる』と思っているのです。忘れ物をしない、失敗をしない、うまくやる、という事は『良い準備が出来ているから』なのです。つまり、人のがんばりを待っている時の時間も『自分がやる為の準備時間』です。それを大切にせずに待っているだけになるから、自分の番でうまく出来ないのは当然だし、そういった部分から気付いてほしいと思っています。今はまだ『良い準備をする為』とまでは気付いていませんが、せめてやっている子が全力でやっている事に対しての敬意であったり、サッカーの試合中にお尻を着けて休む事はないって現実を理解してもらうようにはしました。

レベル6キャッチはボールがどこにあるか?って事を体が覚える事が大事で、それをみんなの中でちょっとずつ理解してくれている最中です。回数的な記録はうまく出ていませんが、そういった感覚的な成果は十分に出てきています!!今日は5年生の高木 伸之助くんがレベル6到達の15回まできていますし、みんなも刺激をもらいながらきっと増えていくと思います!

次はリフティング検定と測定をしました!

今日は検定を5年生の西口 陽向くんを担当したのですが、自分がこれまで見てきた中で『この子はハマると爆発的に増える!』と確信してきて、実際に当たっているのですが陽向くんもその一人で一気に回数が増える時が来ると思います。一緒にサポートしてくれている新美コーチや宮崎コーチもそれぞれに声を掛けたりしてくれているし、自分としても子供から何かを学ぶという事は絶対に必要だと思うので、ファルコでは『何かを教える』ではなく『何かを学ぶ』という感覚を選手も指導者も持ちたいと思っています。

測定では6年生の遠藤 波琉くんが20回⇒25回に、同じく角田 旬くんが97回⇒104回に、5年生の高木 伸之助くんが153回⇒257回に、4年生の中川 和眞くんが10回⇒14回と増やしました!自分の目標を目指して、それに向けてがんばる姿勢に意味が出てくるので記録が増えなくてもその日にがんばって取り組んだと胸を張れる自分になってほしいと思います!

最後のゲームでは西脇スクールで初めての手繋ぎゲームをしました。

ここでの狙いは生徒も増えてきた事で『大人離れ』をさせたい狙いもあります。これまではコーチも一緒に入って盛り上げてくれていたのですが、いつまでもそこに頼ってしまい、本来の自分達が楽しむ気持ちをコーチの力でごまかしてほしくないのがあります。実際に、今日は初めて選手だけでやる形となると、本当に色々な『不具合・不都合』が起きました。うまくいかない経験、失敗、イライラ、落ち込み、葛藤・・・そんな事がたくさん出ました。自分がスクールで本質的に変えたいと思っているのが『自分だけの殻を破る事』です。自分が思っていた『基準』を壊してほしいのです。自分がそれまでに経験してきた事なんて小さな世界の小さな基準でしかないのです。そんな狭い世界の考え方ではなく、もっと広い世界の人と『繋がれる力』が大事なのです。終わってからもたまたま4年生の宮崎 春ちゃんと話出来たのですが、やっぱり6年生と一緒に手繋ぎしたりすると遠慮をする、という本音を言ってくれました。でも、反対にそういう時にうまくやれるようになると他での自分も変わるはずなのです。手を繋ぐ事にストレスを感じ、手を離す事を求める子は一人でやった時にも必ず『誰かのせい』にする人間なのです。ですから、自分はこうしたやり方の中で、スクールのルールにもある『協力する・チャレンジする・自分で考える』というような事をしてほしいのです。

こうしてみると頭で分かるのと実際にやるのがいかに難しいか?です!誰も最初のルールの話の時には理解しているのに、実際にやるとなると出来ないって事が起きます。それが普通と言えば普通ですが、努力をするって事は普通以上の事をやるって事なので、これからも自分にとって不都合が起きたとしても、それを乗り越えて楽しめるようなみんなであってほしいと思います!!そういうみんなになるようにこれからも関わっていきたいと思います!!