今日は朝からまたキッズランドかみさんに行って5歳児のサッカー教室をさせてもらいました!!今日で2回目ですが、昨日とはまた違うほうのクラスで今日のクラスは中町幼稚園さんでも長くお世話になっていた藤田先生のクラスでした。藤田先生は異動をされてもやっぱり子供との距離感とかがうまく、相変わらず自分から見ても『うまいな〜』と感じます。自分は普段は中学生や小学生と関わり、幼稚園などの園児との関わりはないから新鮮な気持ちでやれると思うのですが、ずっとやっていると良い意味でも悪い意味でも『慣れ・要領』みたいなものが生まれてくるので、同じカテゴリーの中で成長するのって本当に難しいものです。でも、藤田先生はそういう中で成長を続けていると思うしその姿勢は尊敬に値します。自分も本来は中学生の専門として成長を続けたいと思うのですが、なかなかそれがうまくは出来ないし、先日は大学生とも指導で関わらせてもらう機会があったのですが、やっぱりそこでは思うように引き出せないし、まだまだ自分の中に指導力の足りなさを痛感する事となりました。ですが、そういった経験が無意味なのか?意味があるものなのか?というのがそれからの自分次第になってくるし、実際にそのうまくいかなかった経験を持てる事で今の自分が現場で余裕を持てたり、見れたりするようになっているので大切にしたいと思っています。
人に対して優しくするには、自分自身が辛い経験をする事って本当に大事なんだとこの歳になって思うし、だからこそ自分がしんどくなるような、辛い経験を避けてはいけないと思っています!
このキッズ年代も、自分の中では『苦手』な部類でした。正直言って(笑)
言葉は通じないし、子供の身勝手に振り回されるような・・・そんなイメージだったのですが、近年は北播でのキッズリーダーとしても活動させてもらう機会もあったりして現場で成長する事が出来た事により、この年代がとても楽しく思えるようになりました。嫌な気持ちは一切ないし、むしろ子供一人一人が何を考えて行動し、何を獲得しているのか?などにものすごく興味があります!今日も一人の3歳児と話していると、
『私なぁ〜すごくお花が大好きねんよ!なんでかって言うとなぁ〜。。。』
てな具合いに話してくれるのです!!3歳児がそうやって話すのを聞いて、自分は中学生にそれを求めている事をハッと気付きました。中学生に対して『理屈を持つ事』を要求しているんだけど、保護者にとっては『そんな事が中学生に出来ないのでは???』と思われる方もいるんですが、実際はこうやって3歳児でも言える、考えられる事なんです。要するに、そこから関わる大人によって『無理だから・無理だろう』と思うから手助けして、『出来ないようにしている』んだと思いました。こうした園児が出来て、小学生や中学生が出来ない現実を感じながらも、『出来る力がある』事は認識出来たし、やっぱり対話が大事だと思いました!
今日もメニューは昨日と同じで、動きづくりをしてボール遊びをして、試合をしました!
まだルールが分からない事もありますが、今はコーチと遊ぶと面白いという感覚だけ持ってくれたらいいな、と思います。最初に藤田先生とも今後の予定について話をさせてもらったのですが、『いきなり』何かを要求したりやらせるのは子供にもストレスになるので、そうではなく、なるべく自然な形で学んでいくような環境にしていこう!という事で、自分の関わり方も今は5歳児の年長さん達ですが、秋の良い季節になってから3歳児や4歳児とも一緒に関わろうという話をいただいています。まだ内容は詰めていませんが、少しずつでも、そういった先生方の理解も含めて自分の活動する場所や機会が増えればいいなと思います。賛同してもらえないと始まらないし、いくら理想論を語るだけになっても効果はないので、言葉と行動で示していく事で自分の環境を変えていける姿勢を自分自身が生徒に見せていきたいと思います!
今日はやる前から部屋で藤田先生が色々と自分の事も説明してくれていたようなので、あんまり初対面感もなく、すごく柔らかく入っていけました!こうした『自分の見えない部分での時間』が『見える場所で成果となって出てくる』事は本当に素晴らしい形です。これは自分も指導をしながら追求していきたい所です!!
人は弱いから自分がやっている努力を認めてほしくて周りに伝えようとします。でも、伝えた分だけ成果は小さくなっていく事を自分は分かるようになりました。言うよりも『認めてもらえるまで』やる事に意義があると感じました。言葉にして伝えるのはまだ『甘い』という考え方です。でも、当然伝えないと分からない時だってあります。ただし!その伝えるという最終手段が成功する為にも『伝えられる関係性を築く』必要があります。一方的に押し付ける方法は誰にもプラスになりませんが、お互いの中に信頼関係みたいなものがきちんと構築されれば言葉は効力を持つようになるのです。だからこそ、自分は今はこの初対面のキッズ達を相手に言葉であれこれ言うよりも『自分を感じてもらう』事がメインとなり、体と心でそれを伝えていく事が先決なのです!
理論では分からない事だってあるし、理論が必要な事もある。どれをどのタイミングで出せるか?が指導者としてのカラーだったり力だと思うのです!
そういう事を考えながら自分は日々成長の場を与えてもらっている事に感謝をしたい!
園児だから・・・と見下すのではなく一人の人間として尊重する気持ちを持つ事から『学びは始まる』のです。人はいくつになっても成長出来るし、学べます。でも、口先で『学んだ』と言う人はたくさんいるし、自分の思っている範囲内で起きた事しか学べないような形では学んだ事とは言いません。大切なのは、『相手への敬意』だと思います。本当に、心から相手を敬う気持ちがあれば絶対に学べるのです。それが、赤ちゃんであれ、年配の方であれ、です。
自分基準にならないように、でも自分の考えというものをしっかりと持つ。この曖昧な言葉を使った『曖昧でない信念』こそが人間力だと考えます。ここを自分の中で確立させていきたいと思います!その為に起きる『必然的な出会い』をこれからも大切にして、無駄のない毎日を過ごしたいと思います!!