今日はナイター練習がありました!テスト休みのメンバーがほぼ戻って来たのですが、まだ休みのメンバーと修学旅行もあって全員が揃うのは日曜日になりそうですが、みんなと今日も一緒にがんばりました!新美コーチともメニューについての打ち合わせをした上で準備をし、全体的には『周りに伝わるものを出そう!』というのがテーマになっています。自分の中の満足で終わらないように、周りに伝わるぐらいまで一人一人の思いを意識的に『出す』のではなく、『湧き出すような思い』を持ってやってほしいのです。この言葉の意味は出来た子にしか理解出来ないと思うけど、今みんなに言えるのは『自分でがんばっている』と言って終わりのレベルでは話にならないという事。そんなのはみんなやっている事ですし、みんながクラブに入ってがんばっていますというレベルではない。そこを越えてこそ、周りにも伝わるだろうし、そこまでやる必要があり、それが出来てこそ、チームが強くなる為の事も真剣に話し合えるようになると分かってきました。今の浅い考え方や基準の中でいくら話し合っても『口先だけ』で終わるのが現状なので、苦しいけどがんばって乗り越えた経験を元に、自信を持っていく事で変化していくと思うのでちょっと自分達指導者からの発信も必要になってくると思います!

まずはリフティングでアップをしましたが、今日のミーティング用紙にも書いた通りに『これぐらい・・・』と思ってやっている選手がまだ大半。今以上を常に目指してやろうとしている意識の持ち主はハッキリ言っていないような気がします。『出来たらいい』のではなく『より高い質でやる』事が必要になってくると思います。こういった意識の差が全てになってくるし、今日は練習中にもそういった話は何度も2,3年生には言いました。『ちょっとした差』だと持っている考え方を、『このちょっとを埋めれば・・・』って考え方にしてほしい。『ちょっと』や『もう少し』という言葉は非常に罪で、言う側としては自信を付けさせたいから言うのですが、そのちょっとした差、少しの差こそが『人間性そのもの』と言えるぐらいの大きな差である事をそろそろ気付かせていきたい。

実際に、どこのチームもそれぞれに特色がある中でみんなどこかの真似をしたりします。良さを抜き取って、取り入れていこうとします。でも、そのオリジナルを完全に真似出来ないのはちょっとした部分の差なのです。でも、その差が埋められないから結果的には真似は不可能なのです。人の質だったり、教える質だったり、言葉のタイミングなどでそのちょっとがズレていくから出来ないのですが、だからこそ自分もその『ちょっと』にこだわろう、こだわらせようと考えています!

みんながんばってくれています!!

だけど、『やらされて』います!だからせっかくがんばったものが残っていきません。長い距離を時間掛けて走ったのに、振り返ったら足跡が全くないという状態なのです。それは一番悲しい事なので自分のがんばりをしっかりと残していけるようにがんばってほしいと思います!

最初のリフティングをしてから1対1にこだわってもらっています。だいぶこの一ヶ月で目の前の相手に負けないような気持ちは出せるようにはなってきています。でも、周りに伝わるか?ってレベルでいくとまだまだです!怪我で見学をしながらトレーニングをしてくれている永遠くんに聞いても『6割』というような感想だったので、それが周りに、外にも伝わるようになっていけるように『手を抜いている』のではなく『もっと自分を出す』という感覚でやってほしいですね!良くなっているのは事実だし、勝負事としてがんばれるようにはなってきました。後は『もっと勝ちにこだわる気迫』みたいなものがいると思うし、それは個々の『強くなりたい気持ちに比例』すると思うので各自の思いをどんどんぶつけてほしいです!

次は競り合いからの2対2をしました。

これもサッカーをやる上で避けられない事でもあります!その勝負をものに出来るかどうか?も大きな課題になってきます!今日はこのメニューをやる際に、『予測して動く』事を2,3年生には言いました。競り合いをする選手を信じて動くという事がいかに大事になってくるか?です。相手よりも2,3秒頭の中を速く動かせば、それだけで20、30m振り切れるという事なんです。そうやってサッカーはプロになっても、一流になっても不思議とフリーになってシュートをしている選手がいますが、それは要するに『予測力があるから』なのです。そこだけを観ると『ごっつぁんゴール』みたいに言われますが、そうではなくそこに至るまでの過程を日本のメディアでももっと子供に伝えてほしいな、って常々思いますね!

その予測がうまくハマると信じられないようなどフリーになれるし、それを意図的に作れる能力も大切です!予測力はサッカーにおいてすごく大切で、攻撃側が得点出来そうなチャンスを嗅ぎ分けるように、守備も危ない場面を想定出来るというのはやっぱり素晴らしい選手の条件になるから、サッカーをやる以上はこだわっていきたいですね!

最後は4対4をしてもらいましたが、この時でもやっぱり『頭の中の切り替え』が本当に遅い・・・。いつまでも引きずってしまう傾向が強く、それこそが言い換えれば『余計なプライド』な訳です。引きずるというのは、それだけ自分はこんなはずじゃないとか思っているって事だし、そうじゃないからやられている結果をもっと真摯に受け止めないといけない。頭が止まれば体も止まり、結果局面、局面で起こった事で対応していこうとするから、その時点で『後手』になる可能性が高いのは決まっています。相手よりも先手を取る事で、優位に立てるのですから、その為に相手よりも速く『良いポジション』を確保しなければなりません。それが分かる選手であり人間になれば、危険を回避し、チャンスを生み出せるようになるのです。そこを目指していきたいと思います!

最後はシャトルランをしました!ここでもやっぱり選手一人一人の表情を観ていて思うのが『挑戦している選手』と『やらされている選手』です。これはよく分かったのが『自分の意識の部分で出していない』という事です。最終的に誰に聞いても『今日はがんばった』と言うでしょう・・・でも、『本音・本質の部分』はちゃんと表情や行動に出ています。最初に話した『ちょっとでも』前に行こうとする人間と、『ちょっとぐらいいいや』と思う人間の大きな差にやっぱり大半は気付いていないという事。

さて、ここを気付かせていく為の挑戦となりますが、暑い夏に向けて本当に自分の為にがんばれるみんなに成長するように自分もがんばりたいと思います!!