今日はナイター練習がありました!!
隣ではエリート塾の練習があったのですが、修学旅行で休みのメンバーがいて少なかったので今日は1年生と合同で練習をしてもらいました。こういう違ったカテゴリーとの関わりは人間力を広げるという利点がある反面、人間力が狭い子が関わると悪影響を与えるという事も同時に起きます。ですが、最初からみんながそれをうまくやるという事は出来ないと思うので、経験を重ねながら学んでほしいと思っています。今、1年生は本当に自分の中で第一変革期だと思っています。確かな『良くなっている面』も見えます。今は正直『これまでの感覚が変に残り過ぎている』事が気になります。この部分は根強い事が分かってきたので、ここを切り崩していきたいと考えています!もちろん、これまでの感覚のほうが強く、すぐに変化するとは限りませんが、自分の感覚に合わさせるという事ではなく『本来の自分を引き出す作業』をしなければならないと思っています!
今日はエリート塾との交流をしてもらいましたが、そんな時でも各自の中に何かをきちんと残せたでしょうか?それがないとすれば『環境のせい』にしている証拠です。自分で獲得する習慣をしっかりと持たせていきたいと思います!
今日は2,3年生を担当する事になったので、最初に『周りに伝わるようにがんばろう!』という事を言いました。その上で、今日は6対6のハーフコートのゲームをメインにしながらも、中身は『他のチームに自分達のテーマを伝えられるかどうか?』という事に挑戦してもらいました。自分だけの基準で終わってしまうと、大抵は『自己満足』で終わります。今チームはそこを越えていこうという事で話をしているし、選手もそれを理解してがんばろうとしてくれています!自分だけでは意味がない事も、2,3年生にはだいぶ分かってきている事もあって、きちんと周りに評価をされる。。。勘違いしてはいけないのは、『周りに評価される為にがんばるのではない』事です。自分で納得いく形までやった上で、周りの評価とも融合させていけるか?という事が大事なのです!
今日はそれをゲーム形式の中で発揮し、伝えるという事をテーマにがんばってもらう事にしました!!アップはいつも通りにリフティング〜1対1という事でやりましたが、1対1ではうまく体を使える選手も増えてきています。ただ、もっと肝心なのは守備側になっている選手が『意地でも奪い返す』という気迫みたいなものが足りないと感じる自分。もちろんこれは『自分』だからみんなに足りない、足りないと言う事はしません。ですが、本当にみんなが必死であるならば絶対に伝わると思っているし、実際にそういう試合も観ているだけに、みんなから湧き出るものをもっともっと感じたいですね!
テーマは3年生を2年生が、2年生を3年生が観る形にして1回試合を終えるとお互いにそれを検証しました。今日は客観的な立場のコーチから見ても色々思う事があったけど、任せた以上は今日の評価は選手に任せました。ただ、後でその評価の検証などを選手に聞いてみると、やっぱり『お互いに甘やかす傾向』が強いです。厳しい事を言わない代わりに、自分の評価も甘くしてくれ、みたいな感じです。もちろん言い方は悪いですが、そういうのが『無意識の所で表面化してしまう』のが今の大きな課題です!
ゲームでは各自の考え、思い、全てが出ます。自分が観ているのは『プレーの質』だけではなく『人間性の質』もです。例えば、仲間が苦しい状況になっているにも関わらず『自分の事が優先』となる選手がいます。そういうのを『人間力が低い』と定義しているのですが、やっぱりそういった選手がまだまだ多い。ここを改善していく為にも『出来ていない子を変える』発想ではなく、『出来ている子を伸ばす』ほうが効果的だと思うし、がんばっている子
そう周りから評価されている子にどんどんと声を掛けてやっている事の自覚や喜びを感じてもらおうと思っています!
ベゼルさんのトレーニングでも毎回言われているように、『自分で手を抜くのは簡単』なのです。同じ事を自分の為にしんどく出来る人間と、楽をする人間は必ずいます。基本的には人間は弱くて楽を選びたいものです。
でも、何度も言うようですが『強くなりたい』という言葉にみんなはどれだけの覚悟があるのですか???
『強くしてください』は正しい言葉、考え方ではありません。
この部分だけは本人次第です、どう考えても。ベゼルさんのトレーニングを見れば一番分かります。一見、みんなが『同じような事』をしていますが、中身は全然違います。本当に自分を追い込もうと努力している子と簡単にやめてしまう、手を、気を抜いてしまう子と出ます。そうやってサッカー自体、日々のトレーニング自体が同じです。メニューは同じでも、中身が全く違うものとなる。それは『自覚』『責任』『覚悟』がないからです。本当にどんどんと子供の環境は甘くなっているし、自分の事に責任を持てない人間が本当に増えてくるような危機感を感じる。そんな中を成長していかなければ、生きていかなければならないみんながどうやって人生を楽しむか?は『今がんばった数』で決まります。
ですが、これは『長く生きてきた大人』だから言える事です。
子供である、未来がこれからの選手達に言葉だけで伝えるのは無理があります。経験をしていないからです!でも、何も言わないままでは分からない事もあるし、経験を『意図的にさせる』事も必要です。大人が大人して振る舞うとはどういう事なのか?はこれからもずっと指導者として考えさせられる所です。自分が納得するよりも、選手の納得を優先させられるか?をグッとこらえる部分も必要になりますが、自分が良い指導者というものを本気で目指すには必要な事だと思います。このグッとこらえる我慢が『我慢でなくなる』ようになれば自分は本物になっていると思うので、がんばりたいと思います!!
伝え方
キーワードにしてがんばります!!