今日は朝から紅白戦を行いました!!
夏のような暑さがある中での昼間のサッカーは久しぶりだと思うし、普段はナイター練習をしているみんなにとっては酷な環境ですが、そういう中でやれるかどうか?がサッカーをやる上では大切だし、プロにでもならない以上はナイターでの試合をする事はないと思うので、昼間の中でがんばれる自分をつくってほしいと思います!
全体のテーマはずっとやってきている『周りに伝わるまでがんばる』事ですが、その中でテーマを決めて、それを伝えられるようにする事を目標に今日も紅白戦をがんばってもらいました。その為に一番大事になってくるテーマ作りにおいて、すでに『人任せ』な選手がいて、自分の事を決めるにも関わらず自分はミーティングをする際にすでに関わっていないという無責任な選手が多くいました。そんな曖昧な中で決まった事なんて実践出来るはずもなく、そういう選手がどのタイミングで気付くのか?を何度も何度も話し合いをしていきながらやるしかないのかな?と思います。選手が『1選手』としての自覚をなかなか持たない事が現在の大きな課題ですね・・・。
それぞれに決まったテーマを今日は対戦相手から伝わっているか?の検証をしてもらいました。
ですが、結果はほぼ出来ていなかったという評価が正しい形となりました。個人的には出来ているというものが伝わっている子もいますが、半分以上はやっていない、出来ていないというのが現状です。それを受け止めた上でどうしていくか?というのが大事なのです。そもそもテーマは『しなければいけない事』と認識するように言ってるのですが、まだ多くの選手は『出来たらいいな』と思っています。そんな感覚でいるから、どうしても出来ません。誰かが中心となって決めた事に『便乗する』からいつまでたっても、何をやっても出来ないという事なんです。その意味をまだ2,3年生の一部は理解していないし、そんな状況で1年生が分かるはずもありません。自分が一人の選手としての責任も果たせないでチームの事をやろうとしても出来るはずもないし、そういう選手が『サッカーをやっている』と思っている事自体がハッキリ言って間違っています。考え方次第で人は変わると言っていますが、成果が出ない選手は考え方が間違っていると思うしかないって事です。自分自身の考え方、関わり方、行動の仕方、必ず何かが間違っているんです。それを自覚した上でがんばるしかありません。
ゲームは20分を2本ずつ(2年生は3本するメンバーもありました)しました。
やはりテーマに対しての意識をしているかどうか?は学年が上なほどしっかりと見せていました。何をやろうとしているのか?をきっと『試合中・プレー中』に意識しているのが分かるからです。でも、出来ていないメンバーというのは『試合をやっているだけ』で、目の前の局面でのやる事に追われてテーマが何であったのか?すら飛んでしまっている子が多くいました。目的を持たずに行う行動は当然成果も残らないという事です。
自分が今何をしなければいけないか?を見失って、人のせいにする人間はたくさんいます。ファルコも多くはそうですし、不満にして自分の責任をごまかそうとしているのです。そうではなく、自分は本当にやれているのか?です。最初にも言ったけど、『まずは自分でやっていると胸を張れる状況から周りに聞く』事が良い流れなのです。やったつもりで終わらないようにする為にももっとみんなが自分の中の意識を変えないといけないですね。
今日気付いたのは2,3年生の中に『言葉や地域先行で入っている子』が多い事。
意味もきちんと理解せずに、みんなが言ってる言葉だけを並べて綺麗に着飾る。アプローチをしよう!スライドをして!ズレて!落ちて!カバーリングをして!なんて言葉だけは言うけど、それを説明してくださいと言うと出来ない子が大半。。。そうやってテストでも何でも『その場凌ぎ』の『暗記』だけをするから後に残らないのです。そして、言葉を並べていたら『やった気になる』訳です。それがよく分かりました。
明日はテストで僕は10時間も勉強しました。
みたいな話です。長い時間を直前にしたからやったつもりになっているという現状。まだ選手の多くは『質より量』だと思っています。その割に、『人よりしんどい事をする・走り込む・ストレッチをマメにする』なんて事をやっているようにも見えません・・・。結局は、『量も質も低い所で楽をする』という事です。
今日も『暑かった』『しんどかった』で終わっている子がきっと多いと思う。
何を?どのようにしたのか?まで説明出来るメンバーは半分もいないと思います。説明出来ないという事は理解をしていないという事です。だから、昨日のエリート塾との交流であったり、自分達よりも下の学年との関わりを大事にしてほしいと昨日も言いました。
3年生は2年生を、2年生は1年生を、1年生は小学生を、見れる、教えられますか?
綺麗な言葉だけを並べるのではなくサッカーをやる中で『絶対にしなければいけない事』をきちんと整理して言えますか?どの世界でも『出来ない人ほど不満を言う』のです。やってもいないから、出来ないから、ごまかす為にそうするのです。下の学年に伝わらない言葉があるならば、その言葉を崩して伝えるのです。言葉ってそういう為に色々あるのです。今日は現状を理解していない選手とかなり対話をしましたが、自分の無責任さを棚に上げて『怒られている』という空気を出す時点で、伸びる要素はありません。結局はそういう子って『自分の中だけの基準(それすらも周りに付けられているのでしょうが・・・)』があるからなんです。基準以外の事を言われると受け付けない。だから対話も出来ないって事です。
良い選手は対話力が絶対にあります。そういう力とは、『良い意味の素直さ』が必要であり、『ブレない軸』も必要なのです。『聞く』事は基本、絶対に素直でなければなりません。大きな成果を残していく子というのは必ず『人の話を聞ける』のです。目と心できちんと聞くのです。それすら出来ない子が成長をするとか、強くなるとか、うまくなるなんて理想論だけを掲げても無理な話です。
人間の体はよく出来ているんで、自分がやった分しか成果は出ないという事です。特別な武器を与えてもらおうとする考えの甘さが今の自分達だと自覚してほしい。こんな様子では、暑い夏を乗り切る事すら出来ないだろうし、すぐに心が折れて『しんどいです・・・』を言い出す子が多いだろうと予想する。。。そんな全てのコーチが『こうなるだろうな・・』という予想を良い意味で裏切ってくれるみんなの『なにくそ!』という強い気持ちが出てくるのを願いたいですね。サッカーを自分で意思でやれないならやらなくて良いのです。そんな当たり前の事に、1年生も3年生もありません。
自分は本当に『サッカー選手』と言えますか???サッカーを好きなだけの人とサッカー選手との違いって何でしょうか?自分はどうでしょうか?よく考えてみてください!