今日は午後から中区中央公園グランドで練習試合が行われました!!
午前中は同じ会場で中町中さんと黒田庄中さんとの練習試合が行われていて、朝からその様子を覗かせてもらおうとグランドのほうへ足を運んだ事もあって、エリート塾やスクールで一緒にがんばった子のプレーもたくさん観る事が出来ました。自分にとってサッカーを通して出会った子は全て『サッカー仲間』という事であり、繋がりとなり、自分の財産となっていきます。同じチームだからとか、敵チームとかではなく一緒にサッカーというスポーツを通して出会った仲間としてこれからもどこかで出会えば必ず声を掛けたいと思っているし、いつまでも繋がっていられる指導者として在り続けたいですね!!
その試合が行われている横で並行して自分達の準備も進めていきました!スタートは2年生だったので、まずは2年生でそのメンバーとテーマを決めてもらい、1年生を中心に試合の準備(整備・ライン引き)を行いました。スムーズにしてくれた事もあって、予定していた時間に開始する事が出来たのは良かったと思います!
今日の練習試合をしてくれたのは交流の多いフォルテ新宮さんです!
今回も日程の急遽変更した時にも快く対応してくださったし、やっぱり『強化したい』事よりも『育てたい』事のほうが強い指導方針には多くの共感を持てるし、いつも監督の桂さんとは良い話をたくさん聞かせてもらえます。自分達のチームの成果ややっている事などを話するだけでがんばっておられる事が伝わってくるし、そういう『顔を上げるとっ自分よりもがんばっている人はたくさんいる事』を実感させられながら今日もがんばれました!!
チームも今中代表と新美コーチにサポートを受けてやれたし、新美コーチは今週の練習と昨日の紅白戦まで見てもらっての後だったのでやってきた事の成果を確かめる上ではとても大切な意見を聞かせてもらえたし、自分が今週取り組んでいこうとするものは『目の前で出てくる』事は分かっていたので、次の練習を考える事を軸に今日の試合を観察しました。
試合のほうは2年生2試合、1年生2試合をさせてもらいました!
フォルテさんも非常に一人一人の選手がよく考えるように指導されていたので、途中に選手数名と話させてもらった時の受け答えも非常に良かったです!こういうのってどのチームと交流させていただく時もやるようにしています。それでそのチームの指導が見えてくるものです。普段の対話の仕方がそのまま出ます。フォルテさんからはそういう面でも多くを気付かせてもらえた事は本当に大きなメリットでした!!
試合のほうは2年生のメンバーが最後にも話したけど、変化してきているのが『敏感になった事』です。非常に攻守にわたって、感じるタイミングが速くなってきたし関わりも多くなってきた!それだけに、今日はアップの時から一つ話をしました。そこへ繋がる話です・・・
試合を見学されていた(中町中さんか黒田庄中さんの保護者)方が観ておられる目の前で試合に向けてアップをがんばっていたのです。もちろん目的があるので悪い事をしているのではないのですが、その事を気付いているのかどうか?って事で、質問をしたりしました。
『みんなは前の土曜日の奉仕活動で何を学んだ?』
『その後にどう活かせている?』
という事です。奉仕活動では、出てきた汚れ、ゴミに『気付く』事で大変綺麗にしてくれました。でも、その『気付く』事は『綺麗にしたい』と思うからで、その気持ちをいかにして持ち続けるか?でした!そんな質問をした後に、『俺達は今、何に気付くべきやろか?』という話をして、感性が育っている2年生は気付いてくれました。
そうです!『たかが』そんな事ですが、『そんな細かい事に気付く人間性』です!
それがチャンスの瞬間であったり、仲間のピンチを察する力なんです。そういう気付く力が繋がっていく事でチームとして機能するだろうし、同じ事を感じてくるはずなのです。2年生は良くなっていると思えるし、だからこそより高いものは要求し続けていきたい。誉めるし、認めるけど、『満足はさせない』事が大事だと思っています!試合のほうも、もちろん良さがたくさん出ていたけど、もっともっと考えるべき事はいっぱいあるし、自分の都合だけでやるとかやらないって感情もコントロールしていける仲間同士であってほしい。
次は1年生ですが、しっかりとゲームを長く観る、関われる時間が多いのは久しぶりだったのですが非常に各自のカラーというものがハッキリしてきました。ハキハキ言える、出来る子、うまく流れを機能させる子、不器用な子、意思を出さない子、表面的ながんばりでごまかしている子・・・などです。試合後にスタッフとも話していた事ですが、この『出てきた個性をチームにする』事がこれから取り組んでいくべき事だと思っています!
サッカーって人が繋がり、ボールが繋がって、心が繋がるスポーツです!
初期段階である『自分を出す』という事は出来るようになってきています。それによって不満や文句が出てきています。これは『出したからこそ起きた現象』でありマイナスではありません。まず起こるべくして起きたこの状況から次は整理していく段階です。
『何が良い?何が良くない?』という事を自分達で考えていく時なのです。指導者や大人の判断を間に入れるのではなく、自分達で答えを出してほしいのです。1年生は大人の顔色をすごく観るし、それはこれまでの育ってきた環境がそうさせているのです。だから『大人の言ってる事が正しい』という価値判断をします。そうではなく、今は『自分で行動し、判断して決める経験』をするべき時なので、失敗も、不満も、喧嘩もしたら良いし、その中で『やりっぱなし』ではなく『陰口』ではなく、正々堂々と『向き合って解決する』事が本当に大切なのです。人のやる事ですから、全てが気に入る事ではないかも知れないけど、『気に入らなくてもやるべき事はある』のです。それは『責任』という事になります。
その責任を持てる人間になる事でようやく『対話』が出来るようになります。1年生も2年生も、まだ『顔と顔を合わせて対話をする』力が本当に低いです。顔を見ると言えなくなる・・・みたいな子が本当に多いから問題が起きても解決出来ないのです。それが出来るようになれば本当に楽しくなるはずなので、これからもサッカーを通して心を育てていきたいというコーチ陣の願いを理解してほしいな、と思います!
サッカー的には守備でインターセプトを狙う事をテーマに持ちながら成功させている子も多かったし、攻撃面での要求や思い切りのあるプレーが随所に見えました。良さはたくさん見えています!!でも、コーチが思った良さがまた正解な訳ではありませんから、みんなが自分で良いと思うプレーをたくさんやっていき、みんなで納得出来る試合を作り上げましょう!!