今日はナイター練習でした!
夜になって少し暑さはマシになったものの、今日は湿度も高くてグランドには強烈な量の羽アリさんが乱入してきた事でとても気持ちが良いとは言えない状況でした(笑) それでも、台風も来ているようですし、夕立が多くなってきているこの時期はやっぱり外で思い切り出来る時間を大切にしなければいけないし、一回一回の練習にどれだけのがんばりや気持ちを込めてやれるか?が結局は試合で大きな成果となって出てくると思うので、そこを選手と一緒に考えながらもその場で出来るベストの状態を『自分自身で生み出せる選手』に成長してほしいと思います。
先日のトップリーグ、ルーキーリーグでの敗戦も受けて今自分達が考えなければいけない事ってやっぱりあると思うし、そこをこだわっていきたいと思う。何をするにも、『やるべき事』はあるし、3年生には3年生の、2年生には2年生の、1年生には1年生のやるべき事もあるし、サッカー全体をやる以上やるべき事があるし、そういったものをゆっくりでもいいから整理していく必要があります。
みんなが同時に何かを習得する事はありませんが、みんなが各自で何かを習得はしなければいけないと思うのです。それが『一人の選手としての責任』だと思っています。そこはプレーが出来る、出来ないも同じで、外から観るからこそ出来る事はあると思うし、今プレーが出来ないからこそ何をしなければいけないか?をよく考える必要はあります。
もちろんプレーする側も各自が何かを得て帰る時間にしないといけません。何かを与えてもらうのではなく、自分で獲得する・・・それは『良いもの』ばかりではなくて良いのです。うまくいかない事のほうがたくさんあるだろうし。ですが、肝心なのはその良くない事も『自分から動いて生まれたものかどうか?』です。与えられるのを待っている上に嫌な事が起きました・・・では本当に最低のラインです。自らアクションを起こしてうまくいかなかったらその事を考えて工夫すれば次が変わります。でも、待っている選手は何が起きるのも待っているからプレーにしても常に『後手』です。インターセプトがない、ワンタッチプレーが出来ない、シュートを打たれる前に防げない・・・つまりこれらが『後手の状態』です。ほとんどの選手がそうなっている事を見ればいかに自分からのアクションをしていないか?がよく分かるし、そこがスタートだと思っています。
今日はそういう意味で『準備』を観察すると共に、しないといけない事を促していきました!
まずはアップでリフティングと1対1をしました。リフティングは技術的には上がってきているし、余裕が出てきています。1対1では相変わらず『甘い人間は甘い人間を誘う』形が今も出ています。そんなものは伝わるものです。
ですが、反対に『あ!変化してきているぞ!』と思う選手もやっぱりいるし、普段と違う選手に挑戦しに行くとか、夢中になってがんばる姿勢とか出せてきている選手も半分ぐらいいます。だから全体的には雰囲気は良くなっているけど、結局甘える選手はここから始まり、最後のダッシュにまでモロに出ています。何だったら『最後にダッシュがあるしな〜・・・』みたいな考え方で合間の練習まで力を抜いたり甘えたりきっとしているのです。そんな事はその選手が選んでいる事であり、自分が強要する事ではありません。自分は『マイナスの思考回路を正常にする』のが仕事ではなく、『通常の回路をプラスにする』のが役目です。スタートライン(やるべき事を理解している選手)に立たなければ何を言っても伝わりません。自分で選んでいるという事の責任をもうちょっと深く考えないと甘える選手はきっと自分が甘えている事にすら気付いていないでしょうし、そういう選手はそういう仲間を見つけるのが得意なので、お互いに足を引っ張り合う事をやる訳です。傷の舐め合いをするのです。それは誰にとってもプラスにはなりません。
今日はハーフコートの大きさの中でシュートではなくボールをキープする形をメインにやりました。
それは『周りの反応』が大事だからです。試合になっても、ボールを持っている選手に対して周りのアクションが少ないし、弱い。だからボールを簡単に奪われるし、守備でがんばる事を自分の美学と勘違いをしてしまうのです。もちろん仲間の為に守備はしないといけないのですが、サッカーとは得点を奪うスポーツである事が第一。ボールを保持している仲間を助けるのが先決です!この意識をまずは全員が持っていく事で『関わる』という事が始まります。技術レベルに秀でた子がいなくても、サッカーというスポーツでは勝利をする事だってあるのです。それはみんなが協力だったり関わるからです!そんな自分になれるように『傍観者』ではなく『協力者』になってほしいと思います!
今日は3年生はやっぱりコートを大きく使う意識やパスの質、強さなどに成長を感じれました。ですが、やっぱり『スペースを使う、空ける』という考え方がまだ弱いと言うか、一旦自分がアクションをしたらそれで終わり、という習慣が根強い。そこは今後の大きな課題であり、自分が変えていきたい大きな部分。みんなでスペースを共有し、埋めていく考え方を浸透させていきたいですね。
2年生は受けるだけではなく、逃げる動きから良い体の向きで受ける事があれば良いと思うし、スペースの使い方は悪くないだけに動き出す人のタイミングを合わせていくのが大事ですね!!
1年生は何よりも『人のせいにしない事』です。出てくる言葉の大半が人のせい、人の文句である今、成長はどんどん遅くなってしまいます。自分が完璧でもない選手が人の批判をしている場合ではないのです。どれだけ自分よりも出来ていない選手がいたとしても、それが分かっているならばフォローやカバーをするのがサッカーなのです。
やるべき事の理解、整理をしっかりとしてサッカーをみんなでやるという事の意味をまずは理解をしていきましょう!!