今日は朝から播磨中央公園グランドでトップリーグが行われました!
朝は雲が多かったのですがそれでも蒸し暑かったし、試合が始まる頃にはすっかり晴れて今度は清々しい暑さとなりました!!そして一日グランド当番でもあったので午後になると刺さるような痛い西日攻撃を受け、一日で様々な暑さを経験させていただきまして(笑)、大変な一日でしたが良い経験がたくさん出来た一日でもありました。
準備は2年生を中心に行っていきました。ポイントもあって準備も慣れてきた2年生はテキパキ作業をこなし、準備は早い時間にしっかりと出来ました。3年生は自分達でメンバーを決めてアップをしていきました。ただ、アップをしている時には少し話をしましたが、3年生は最高学年になった今だからこそ、もっと周りへの感謝の気持ちが見えてこないといけないと思う。準備をしてくれる人がいて、対戦してくれる相手がいて、審判がいて、応援してくれる人がいて・・・そんな中でようやく選手として存在出来るのですから一生懸命がんばるようにまずはなりましょう!!
今日の相手は神戸FCさんでした!!Bチームですが、しっかりとした個々が在籍しているチームです。簡単には当然やらせてもらえない中で、どのようにがんばれるか?がうちにとっての挑戦でもありました。
暑い、しんどい、強いプレッシャー、土のグランド。みんなにとってうまくいかない材料、環境は揃っている中でどう乗り越えていけるか?が本当に大事でした!見守る自分にもそれだけの覚悟はあったし、その為にアップやその前から多くの話をして選手にも伝えていきました。ただ目の前をがんばる、ではなく何の為にがんばるのか?ここをがんばればどうなるのか?をしっかりと見据えてほしいのです。ファルコは選手と指導者が多く対話をしていきながら一緒に考えていくチームだと思っています。どちらかの思いだけを一方的に通すのではなく、一緒に考えていく。ただし、ファルコという組織の中ではやるべき事は必ずあってそのやるべき事(ルール・入会の条件)は選手が守るべき責任があると思っています。その思い違いが出てくるとどうしてもズレが生じてくるのですが、そこも対話の中で解決していきたいと思います!
試合のほうは、チームでがんばろうと思っている選手と個人的にがんばろうと思っている選手がいる中での『狙いのズレ』がどうしても表面化してしまい、ちょっとしたような事に見えながらも、それが積み重なっていくとやっぱりボディブローのように効いてくるものだし、だからこそ早めに対策をしていきたいと考えていました。
左サイドはしっかりと良い準備とポジションを取れていた事でそれだけのインターセプトが多かったにも関わらず、右はバランスが悪く守備が完全に後手となっていました。その差が攻撃に出て行くタイミングにもズレが出てくるし、ペースがどっちに転ぶか?のキーポイントになっていきました。何度も言いながら意識はさせたものの、自分で、自分達で修正をする努力が甘く、なかなか改善されないままに時間が経過していき、チャンスもピンチもある中で前半は0−0のまま終えました。
ハーフタイムには右サイドの守備とゴールキック時の全体の絞りの事を伝えていきました。後半は体力の消耗も関係してくる中で思うようにはいかない時がさらに増えました。。。
でも、我慢をしながらチャンスを伺い、ゴールへ行ける機会も増えました。ですが、強く掛かっていたプレッシャーが疲れて弱くなった事によって、前半通らなかったパスが繋がってしまい、崩されて失点しました。痛い失点でしたが、それだけ相手も機会を狙っている訳で、たまたまではない事。守備をする際にまだ誰かに頼ってしまっている事、自分の意思で守れていない事。そんな要素が重なってやられた事は必然的なのです。
最後までがんばりきれた部分は見えましたが、やっぱり個人の事だけになってしまっている子もいたりして、チームとしてはもう一歩といった感じです。この夏にここの部分をどれだけ埋められるか?だと思っているし、その為にしっかりとがんばろうと思います!
そこから今日は練習試合も一つ組めたので、2年生を中心に本庄中さんとの練習試合をさせてもらいました!
2年生も昨日の試合で、各自がサッカーをやりながら考える習慣がちょっとずつ身に付いてきているので試合もしっかりとがんばれるようになってきました。今日も各自がしつこく、粘り強くやれてきているので精神的な強さは出てきているな〜って思います。ですが、肝心なゴールという目標を果たせないのは、それだけ攻撃に行く機会が少ないし、ゴールへ向かう人数が少ないという事。みんなが楽をして後ろでボールをもらう事を要求したがる2年生ではチャンスがそれだけ後ろになっていくという事です。相手のゴールの近くでこそチャンスというものは増える訳で、そこへ向かって走れる選手が出てこないといけないと思います。その話は試合の後で少し言いましたが、良くなっていけばそれだけ課題も増えていくものです!成長している証として受け止めてほしいですね!
今日も一日を通して多くの選手と対話が出来たのですが、やっぱり自分は対話を通して各自のサッカー熱が本当に薄い、考えが甘い、情熱も甘いと思うのです。見た目だけ、上辺だけでやっているという印象がどうしても強く、根っこからサッカーを好きでたまらないという感じは受けません。だから、がんばる時にしても『自分の都合』なんです。体調が良い時、気分が乗っている時、元気な時、という自分の条件が整ってこそがんばる身勝手なものが多すぎます。どんな状況下でもがんばるとか、そういう気持ちを持った選手でないと仲間の為に、チームの為に、ってならないはずです。
最初に3年生に話した通り、『感謝』がない選手は成長しないという事。身近な所にも感謝すべき対象はたくさんあり、そこへの気持ちがない選手に大きな夢の実現など絶対にありえないという事。自分がサッカーをやっている意味はもちろん必要ですが、それと同時にサッカーをやらせてもらっている環境へのありがたみも分からないと人としての成長もありえません。
みんなは今、気付かないといけない時期にいるのです。この時期をどう受け止めて『具体的な行動』として出していけるか?をこの夏最大のテーマにしてがんばっていきましょう!!