昨日までの二日間はエリート塾の遠征を行いました!!
全員が各チームに所属しているエリート塾生は普段は試合を組む事が出来ません。なので、このお盆休みだけは絶好の機会という事もあって、毎年参加をするかどうか?を検討する期間です。3年前までは広島県で遠征を行っていたのですがその広島県の遠征がなくなってしまった事もあり、同じ期間にやっている場所を探したりしている中、今年はニチレクさん主催でやっている大会を発見し、一泊二日と少し期間は短いのですが10名での参加をする事が出来、お盆休みという忙しい時に加え早朝出発という事で保護者の方々にたくさんのご理解とご協力を得て行う事が出来ました!!
初日は朝5時に出発という事でしたが、みんな元気に集まってくれて堀金コーチと二人で元気に出発しました!!
お盆休みは交通渋滞がどうしても気になる所でしたが、全く混む様子もなく順調に行けたので着いてからは時間に余裕がありまずは全員に目的(遊びに来ているのではない)事を伝え、その上でみんなでこの遠征を作り上げるという意味も込めてこの遠征中の各自の役割を決めてもらいました。時間係、アップ係、ジャグタンク係、ボール係、メンバー係、生活係というものを作り、それぞれのリーダーを決めてこの遠征をやるようにしました!
初日から3試合あり、なかなかタイトな日程でしたがそれに合わせて動き出しました。
本部に挨拶をして、大会をがんばる決意をしてからアップリーダーと時間リーダーが打ち合わせをして試合からの逆算できちんと動き出しました。今回の遠征は大まかな事以外は全て選手だけでやってくれたし、参加チームのほとんどは指導者が1から10まであれやこれやと指示するとか、帯同する保護者の方々が全てやってしまうようなチームばかりでしたが、やっぱり自分達が好きでやっているスポーツなんだから自分達で環境は整えるべきだと思います。実際、うちのチームはその各自の判断で色々やる事で失敗もし、他人に迷惑を掛ける事もしましたが、その経験を自分達でやってこそ次の行動は意味を持って行うし、同じ失敗は二度としませんでした。そういうのを成長だと思っているし、その機会を与えるのが指導者のやるべき事だと思います!
6年生は12チームでの交流大会となり、試合の合間などは堀金コーチと他のチームの様子などを観察しながら自分達がどのように子供を育てていくか?についてもたくさん話が出来ました。
今大会の一番の違和感は『選手が軸になっていない』事でした。
こんなお盆休みに暑い中がんばっているのは間違いなく選手なのです!その事をきちんと尊重しているのか?って事なんですが、大半のチームは『こんな休みにまで自分達がしてやっている』という感覚で子供に対して『大人の思いを、感情を入れすぎるチーム』でした。
ただでさえ暑い中に指導者の怒号が飛び交っているのを聞いていると何だか寂しくなります。。。根性をつける?負けん気を育てる?その言い分すら大人の勝手なような気がします・・・。子供はサッカーをしたいのであって、そういうものを強くする為にサッカーをしているのではありません。大好きなサッカーをまずやっている中で自らそれをより良くする為n必要な事を少しずつ学んでいくべきなのです。楽しいから始まり、その中から勝ちたい、うまくなりたいという気持ちが芽生えてくるのです。その時に『その為に何がいるだろうね?』という事で一緒に考えれば良いのではないでしょうか?実際、うちのエリート塾生もこの大会の中だけで爆発的な成長を見せた子もいれば、きっかけを得るだけになった子もいます。でも、それは悲観的な事ではなく自分なりのタイミングがあるはずです。それを気付く良い時間になった事は間違いないし、必ずこれからの変化に繋がると思います。
やっぱり試合は良いもので、勝敗が出る結果の為ではなくみんなが一つになっていく為の良い手段でした。
試合をしていく中でお互いを理解し、信頼し、合間の過ごし方も変化してきました。エリート塾での練習はやっても試合が出来ない普段の形なので最初は地域に分かれて行動している感じでした。でも、時間の経過、試合を重ねるごとに自然とお互いの会話が増え、関わりが増え、個人→グループ→チームというサッカーでも必要な関係性になっていきました。その変化はとても顕著に出ていて、小学生年代の素晴らしさだと痛感しました。
誰一人弱音を吐く事もなく、前向きな姿勢で取り組んでくれたからこそそれだけの成果が出てきたと思うし、そうさせる全体の雰囲気が良かったんだと思います。試合の中でも笑顔が出るようなサッカーを意識して自分も堀金コーチもマイナスになる言葉掛けは絶対にしないように心がけ、うまくいく、いかないも各自で判断してもらうようにしました。
初日の試合を終えて宿に到着し、自分と堀金コーチは宿泊するのに必要な事を最初に色々段取りだけしていきました。みんなは楽しく元気に、お風呂に入り、裸の付き合いをすると自然とお互いの距離は縮まり、部屋も全員が一緒だったのでそれがまた良かったと思います。部屋の様子もたまに見ると新しい関係性が生まれていたりしました。自分からは大人しくてなかなか交流するのが苦手なタイプの子も、良い空気の中で自分を出す事が出来ていたし、とても良い雰囲気でした!
夜は表彰式を含めたミーティングをして、『反省』ではなく『明日さらに良くなる為に』という事で話をして終わりました。表彰では『個性発揮賞』『魂攻撃賞』『魂守備賞』『祐尾賞』『堀金賞』と全員で投票する『MVP賞』の6つの部門に分けて表彰しました!この日のMVPは高田 大翔くんでした!!攻守にわたって活躍する姿勢、そして自他共に納得するプレーをやれていた事が全員の評価に繋がったようで投票は10人のうち6票を獲得し、残りの4表は山口 賢士朗くんでした!真っ二つに分かれたのもある意味すごいと思いました。
夜も、コーチも含めてみんなでワイワイと時間を過ごし、きちんと10時の消灯にはみんな休んでこの日を終えました。