昨日は加美スクールがありました!!

夏休みは平日の中学生の活動が増えてしまい、どうしてもスクールが出来ない事が多くなっているので久しぶりのスクールとなりました。自分もとても楽しみにしていたのですが、そんな楽しみな気持ちとは裏腹に、天気は台風の影響でものすごい風雨となりました。。。夏休み最後のスクールとなるだけにある意味思い出にはなったかもしれませんね(笑)

そんなみんなが元気に参加をしてくれたのですが、夏休みも終盤になっているという事もあって、最初に一つ質問をしました。

『みんな、宿題は終わらせたかな?』と。

すると、大半は終わっていませんでした。ほとんど終わっていなかったのですが、まだ夏休みはあるけれど終わらせるだけの準備はしなければいけない段階だと思っています。サッカーと宿題は関係ないと子供は思ってるだろうけど、繋がっているという事も含めて伝えていきたいと思い、この日のスクールをがんばりました!!

まずはアップで最初からアジリティ・クロスを使ってやるようにしました!!

一学期から継続して行っている事もあって、動きはかなり良くなっていると思います。自分のスクールでは、この動きづくりとボール感覚(強さと距離感、リフティング)とゲーム(サッカーを知る)事を目的にしています。動きづくりに関しては、近年遊びの中で獲得する機会を失っている時代背景があるので、そこは意図的に作り出すしかないと思っています。自分達の世代が子供の頃はまだ田んぼを走り回り、山を走り回り、鬼ごっこや外で遊ぶしかないような経験の中で育ってきました。今は色々な危険があったりしてそれがやりにくい環境になっているだけに、動きは意図的に作る部分が増えていると思います。反対に、そういった習慣が減っているから簡単に怪我をしたり、折れたりする事もデータとして出てきているので、こういう場で積極的にやらせていく事にも重要な意味が出てくると思います。

3年生には10秒間で35回以上、5,6年生には40回以上を目標にやってもらっています!

次はコーンを置いてのスラローム、ステップ、ドリブルをやってもらいました!

ここでもステップはもちろんですが、ドリブルもやっていこうと思います!

やっぱりサッカーって足で扱う特殊なスポーツだし、その足でどれだけ『当たり前にコントロール出来るか?』が楽しさにも繋がっていきます。バスケットなら手で扱うのが当たり前だし、ルールがある以上は足でのタッチは重要です。ですからトレーニング中にも声を掛けていきましたが、このトレーニングを面白がれるようにならないとサッカーそのものが上達しないと思います。いくら動きが良くてもボールを止められない、蹴れない選手ならチャンスもなくなるし、決められないと勝てないのでこの技術というのも絶対に目を背けないようにしてほしいと思います!

今は失敗をしながらでも、多く触っていく事と、考えて触る(自分の思った通りにコントロールする)事をやってもらうようにしています!

次はレベル6キャッチをしました!!一学期も終わって90秒間のテスト時間を60秒間に減らしています。つまり、失敗をする機会が減るというプレッシャーになるのですが、そういう中でも6年生の賢士朗くんと啓心くんが完全クリアをしてくれたし、レベル6到達する子が増えているので、この調子でがんばりながら完全クリアを目指してやってほしいと思います!

次はリフティングをしましたが、今回はマーカーを一人一枚持ってやるようにしました!

自分がスクールでやっていきたいリフティングは『○○しながら』という感じのイメージです。ボールだけに集中する時間も大切ですが、それは一学期に検定という形でやってもらっているので、二学期以降は○○しながら、という事にしていきたいと思います。考える習慣も大切にしてやってもらう事が良い選手に繋がっていくと思います!

最後は測定をしましたが、この日は賢士朗くんが533回→712回に!!聖くんが13回→14回に、慎平くんが16回→17回に更新をしてくれました。誰かが更新出来るような集中して雰囲気になってきているのは良い傾向なので、ここは大切にしたいし、させたいと思います!

最後は4対4のゲームを2箇所同時に行いました!!決して広いとは言えない中で同時に入り混じるのですから、必然的に『周りを観る』事をやるようになります。

ここで全員を一斉に観ていると、興味深いものが見えてきました。

宿題を終わらせている量に比例したような『関わりの多さ』になっているのです(全てではありませんが)。要するに、宿題をこの終盤になってもまだかなり残している子はゲームでの自主的な関わりが薄いという事。なぜこういう事が起きるのか???それは理屈で考えても分かる事です。

それを踏まえて最後にみんなに話をしました。

『夏休みの宿題をどうしてしなければいけないと思う???』と聞くと、

『宿題だからやるのが当たり前だから・・・』と答える子がいました。もちろんそうなんですが、当たり前だと思う以前に『やらなければいけない事』と捉えているかどうか?です。宿題なんてやりたい事ではないと思うけど、それでも全くなければ誰もしないし、遊ぶだけの夏休みになる。そうすると、一学期にがんばった事が頭から消えていくし二学期は一学期のおさらいで終わってしまう事も考えられる。そうやって『勉強の習慣化』の意味でもしなければならないし、実際にきちんとやって損はありません。勉強という知識はたくさんあると助かる事も多いし、進学していく自分の得にもなります。自分の先の為に『しなければいけない事』をそれでもやらない子っています。そういう子が『成長しない子』なのです。自分がやるべき事に関してはいくらしんどくてもやる。そういうのが『うまくなる子の資質』だと思います。サッカーって広いピッチで動き回るだけに、当然疲れるし、しんどいし、足で扱うからうまくいかない事が多いのです。そういう特性の中でもやるからには『自分がうまくいかなくても、しんどくてもやる必要がある』と思えるかどうか?なんです。宿題や提出物を『しなければいけない事』と思ってがんばれる子になれば、自然とサッカーでもそういう考え方が出来るようになります。僕は勉強が苦手dからしない、とか勝手な自分だけの言い分でやらない選手はいつまでたっても、サッカーでもワガママな部分が出てきてうまくはいかなくなる。どこまでも成長する選手とは『謙虚な選手』であり、謙虚さとは『苦しい時でも芯を持ってがんばる力を持っている人』の事です。

夏の終わり。小学生も中学生も関係ありません!!良い選手を目指している全てのスポーツ選手は、宿題をしっかりと終わらせなさい!!それが最低限のルールと良い選手になっていく為の条件。がんばりましょう!!