観点の変化!!立正大湘南高校!!

今日は朝から引退をしてしまったのですが、進路という大事な課題を残している3年生の為に島根の立正大湘南高校さんへ行きました!!

天気予報では雨だったのですが、道中の雨はたくさん降りましたが現地では全く降らず、途中には晴れ間も出るぐらいの気持ちの良い天気でした!そんな中でまた自分の中では結構恒例になってきた湘南サッカーの見学をさせていただきました。もちろん選手も連れての参加だったので、見学だけに来たのではありません。。。

最近はずっと松江の市営グランドでやっている所に行く事が多かったのですが、3年ぶりぐらいに学校のグランドでの練習日にやってきました!とても新鮮な気持ちと懐かしさを感じながらゆっくり見させてもらいました。

今日はたまたま見学に来られていた安芸中学校の先生と、南監督と一緒に見させてもらいながら色々と話もさせていただきとても勉強になりました♪

その見学されていた先生に南監督が自分の事を紹介してくださる時に、『ここへ見学に来られる回数は5本の指に入ります!』と言ってくださったように自分はここの高校を何度も何度も見させてもらっています。湘南サッカーは誰にも一度は見学してほしいのですが、ものすごい迫力と熱気と、熱意と、そういったものが練習時間の2,3時間の中にギュッと凝縮されています。見ているだけで本当に引き込まれるし、一番驚くべき事はファルコが今目指している『当たり前の次元が高い』事です。元々自分が初めてここを訪問させていただいたのは10年前になるのですが、その時はただただ『すげぇ〜』ってファンのように感心しているだけでした(笑)

ですが、さすがに毎年来て、南監督に色々質問したり、話をしていただきながら観ていると目が肥えてきたし、何を?どのように?という事まで考えながら観れるようになりました。そして、その上で感じるのが『強引なようで全てが理詰めされている』事です。正直、サッカーに対して本気でない人間ではその魅力や言ってる意味も分からないかも知れません。実際に100名を毎年越える大所帯の中で、その事が分からずに、だからずっとスタメンになれない選手もいるのが現状です。

全てが理詰め、というのは『全部のプレー、動きに意味と、意図がある』という事です。

反対に言えば、たった一つの動き(走る、ダッシュ、開く、引くなど)に無駄がありません。何となく・・・なんて行動は全くありません。だから、一つのプレーに全力だし特にAチームというカテゴリーでやっている選手の一つ一つの考え、瞬間の判断、表現力は本当に見事です。湘南高校は、全員が同じグランドで同じ事をやります。だから監督一人の目が全員に届く環境なのはとてもメリットがあります。強豪高校の中には、Aチームにならないと監督さんに観てもらえないって環境があると思うけど、湘南高校はここがかなり良い環境だと思います。そして、AチームとBチーム、Cチームとの差は本当に僅かな部分なのです。でも、その僅かな部分が『肝』でもあるのです。ちょっとした事への意識・・・・『神は細部に宿る』なんて言葉があるように『僅か』な部分への『全力』がAチームの選手だと分かりました。技術だけの話ではなく、意図的に表現出来るとか、周りとの関わりだったり、個人だけを見た評価をされる事はやっぱりありません。サッカーってスポーツを熟知されている南監督の目と評価は本当にすごいと感じます。

こういう場で日々もまれていたら当然変化も敏感に、すごいものとなるのは分かります。

湘南サッカーの練習をこうして観ていると『勝ったからすごい』のではなく『すごいから勝てる』のがよく分かります。勝ったという結果で良い選手が集まったのではなく、ここで育っているのが分かる。そして、育ってチームが勝利している事も分かります。全員がサッカーに真摯に取り組んでいるし、『一生懸命』って言葉は『基本』になっています。練習の一本にあれだけの思いを懸けてやっているチームってそうそうないと思うし、だからこそ全国でも上位になるんだと思います。やっている事全てが理にかなっているってすごいと思うし、自分もファルコがそうなるように今働きかけている所なので、本当に良い刺激になりました!もちろん今すぐに同じレベルでやるのは不可能ですが、絶対にこういう自分が肌で感じたすさまじい感覚にファルコも持っていきたいと思う。感じた基準があるからいつか到達出来ると思っています!その為にも、もっともっとこれからも足を運んで勉強したいと思います!

子供の夢の為に、自分はこの場所へ何度も足を運んで練習参加させてもらっているのですが、自分の夢にも繋がっていると思っています。

こういうチームにしたい!とかではなく『こんな思いの強い選手を育てたい』という手本を見せてもらっています。毎回の練習をここまでがんばれる雰囲気って本当に素晴らしいし、自分にそれが出来ない未熟さを痛感するばかりです・・・。でも、ここを知ってしまった自分は諦める事はしないし、絶対にこういう雰囲気を生み出せる指導者になりたいと思っています!観えるものや感じるものが変化してきた自分はいつか本質を見つけてチームを改善したいと思います!!まだ時間がたくさんかかると思うけど、諦めない限り可能性というものはなくならないので、どれだけかかってもやり遂げたいと思います!!

今日の貴重な経験をまた明日からの現場で活かせるようにがんばりたいと思います!!湘南高校さん、本当にありがとうございました!!