子供を観る、子供を知る!八千代スクール♪

今日は八千代スクールの日でした!!

まだ秋祭りが終わるまでは6年生がほとんど来れない状態が続きますが、逆に体験や参加をしてくれる新しい顔ぶれが増えてきている中、今回もまた中区から3年生の元気者が3名来てくれました♪ 当然初めての参加なのですが、グランドに来るといきなり、

『ゆおコーチや〜〜〜!!!』

と声を掛けてくれました♪何と中町幼稚園の時にサッカー教室に行っていた頃の事を今でも覚えてくれていたし、その時をきっかけにサッカーが好きになってやるようになった話を後から聞かせてもらってとてもうれしく思いました。でも、中町幼稚園には藤田先生という素晴らしい男の先生がおられたからだと思うし、またこの成長した姿がどこかで藤田先生にも観てもらえるといいですね!そんな懐かしい出会いがありました。自分は子供との関わりがとても楽しくなってきている中で、子供ってとても素直だから今日も3人の体験者に『名前を教えてくれる?』って聞くと、

『覚えてくれていたらうれしかったのにな〜。。。』とつぶやかれました。。。

そうですよね〜。子供にとったらやっぱり名前で呼んでもらえるとか覚えてくれているってとても大切な事なんです。ですが、言い訳でも何でもなくコーチは3人共しっかりと顔を覚えていたし、しかも名前を聞いて思い出しましたから!!忘れてなんかいませんよ!コーチが一緒にサッカーをした子供の数って体育も含めてかなりの人数になってきましたが、やっぱり今でもあちこちで出会って声を掛けられたり目が合うだけで分かりますもん!出会いはこれからもずっとずっと大事にしていきます!

今日は新しい3人(朔弥くん、眞登くん、陽晟くん)を加えて行ったので、これまでのメンバーがお兄ちゃんとなって流れやメニューのやり方を教えてくれました♪このスクールの良い所は、こういう縦の繋がりがあり、そこからの横の広がりが出てくる事です。特にこの八千代スクールや西脇スクールは他の地域からの参加者が多く、それによって多くの刺激を受けています。子供の時により多くの刺激に触れておくって本当に大事だと改めて思うし、こうしたサッカーという何か同じもので繋がっている関係はとても良いものだと感じます。

みんなに教えてもらいながら3人もとても積極的にやってくれていたし、幼稚園以来のみんなの元気なサッカーをする姿を見れてコーチはとてもうれしかったです。それと同時に、その3人に丁寧に教えられる八千代スクールのメンバー達の関わりの成長にもうれしい気持ちになりました!

メニューをやっていくと、最近は指導しながら子供達の育っている環境が見えるようになってきました。子供の背景が見えると言いますか、これまではそんな事を見ようともしていなかったし、そんな背景がどうであれ『こうしなさい』みたいな発想でした。でも、元々の環境に違いがある中で同じタイミングで言葉が届かないなんて事は多々あるし、それを『どうしてだろうか?・・・』と追求していると、そこに到達しました。

要するに、それまでの育ってきた環境の中で今のその子は成り立っているという事です。当たり前ですが、そこを変えようとしても癖のように染み付いたものはなかなか変化はしません。だから、どこからそうなったのか?という根本に目を向けて対話していけるかどうか?が大事だし、最近はそこを楽しめるようになってきました。自分の思っているような環境で育っているのが子供を通して分かるようになってきたし、観察力が高まってきていると思うので、そこへさらに分析力だったり、対話力だったり、そういう力も自分で上げていかないといけないと思います。自分に出来る事が増えれば同時に足りない事もすぐに出てきます。それに気付き、改善していく。子供に指導する立場である自分がそういう姿をきちんと示していこうと思います!

子供の世界は子供達に作らせる事がやっぱり大事だし、価値があると思います。

自分は『子供が作る世界に入れてもらっている大人』になりたいと思っています。ただし、好き勝手やって良いのではなく目的がきちんとある場所でなければいけません。そこへの道筋はある程度補助していく所もあるだろうけど、メインはあくまで『子供達』でなければいけません。大人の感情、期待、要望、基準。そういったものが入ると必ず子供に対して『これしなさい』という発想になるのです。そうではなく、子供自身がどうなりたいのか?その為にどうしていくべきか?って事を大人が一緒に寄り添って考えられる関係性が大事だと思うのです。そこまで待てる、子供が主体となって物事を言えるまで我慢出来る大人になりたいし、それを引き出せる雰囲気を出せる大人にならないといけないって思います。

今日はこの子供達の関係性を見ながらそんな事を思うばかりでした!

子供っていいな〜って思いました!しっかり者の6年生の二人(謙太郎くんと福太郎くん)にはそれぞれのペースや思い、プレーの質があってとても良かったし、4年生も本当に明るく前向きにがんばれるようになってきています。各自の良さやカラーがしっかりと出てくるようになっている上に、こういう刺激のある出会いがまたそれらを成長させていきます。同じようにコーチも、一人一人との出会いによって新しい考える力を生み出させてくれます。これまでの経験の中で得た知識ももちろん大事ですが、全てのものがあてはまるような知識をまだ持ち合わせていません。。。だからこそ日々勉強だし、新しい出会いを本当に大切にしたいと思う。自分の事やファルコの事を全ての人が納得したり気に入る事はないと思います。でも、自分自身がそういう一つ一つの出会いによって成長させてもらっている事さえ忘れなければ指導者として成長していけるし、地域に必要なチームになれると信じています!

子供をもっともっと観察して、子供を引き出せる大人になれるようにこれからもがんばります!!