紅葉の綺麗な良い季節になってきた中、今日は朝から年に一回行っている『山道走力会』をやりました!
現時点の自分の体力、走力、気力がどこまであるのか?を試す機会になります。距離は長くないのですが、やはり山道ですから足元はそんなに良くないし、傾斜がありますのでしんどいのは当然です。そういう中で差が出てくるのは『気力』なんだと最初に話もしました。もう一歩がんばろう!としんどい時に思える選手がどれだけいるか?を観る為の良い機会です。自分のしんどい時を一歩でも越える、越えようとする選手は仲間を助ける力のある選手でもあります。そういう選手になれるかどうか?を自分で気付く為の時間にもなると思うし、とにかく今の精一杯を出し切るように!という事を言いました。
1年生は初めてなので、最初は全員で一緒に散歩してコースを下見しました。その後に30分のアップの時間を与えて走力会を行いました!
写真でも分かるような急傾斜ですので、序盤からかなりきついのですが今年のみんなはなかなかがんばれる子が多くて全体の平均で言えば昨年度を越える結果となりました。特に2年生はほぼ全員が昨年よりも30秒ぐらいのタイムを縮める結果だったようにがんばってきたものが数値としても残っていきました!!
背番号順に走ったので1,2年生が混在した事で1年生にも良い刺激になったと思うし、1年生も好タイム連発でした!三人一組で走ってもらい、30秒間間隔をおいてスタートしていくようにしました。自分との勝負をしっかりと踏ん張れた子、やっぱり疲れると負けてしまっている子などハッキリ見えましたが、それが現状と受け止めてこれからをどうしていきたいか?にこだわってほしいと思います!
トップは副主将の逸希くんで2分26秒と昨年のトップ記録を上回る結果でした!!2位は主将の田中くん。田中くんはこの新チームになってから自分が苦手な部分にも懸命に取り組み、向き合う事であちこちで成果が出てきているし、ここでも背中でチームを引っ張ろうとする田中くんの気持ちがしっかりと出ました。また逸希くんもみんなを背中で引っ張るタイプですが、こうしてがんばりで見せるという姿はとても素晴らしい事だと思います!!1年生のトップは翔大くんでした。こちらも良い走りでコツコツやっているものが成果として出てきていると思います!
全員がしっかりと出し切ってくれた後は全体でストレッチをしました。
ここでも自分が観ているのは『チームとしてやっているか?』って事です。観察しながら思うのは『無意識に手抜きをしたり、ついつい弱い自分に負けてしまっている子は全体で何かをする時も自分だけの世界に入る』というのがよく見えます。顕著に見えます。
チームとしてやっているようで『自分の事しか考えていない』訳です。だから、色々な面で周りについていくだけで、自主的なアクションがないという事!そうなると試合でも、ボールを持って自分から何かをするなんて事が出来ないのは当たり前だと思うし、出来なかった時の事だけ一生懸命指摘しても改善されないと思うので、こういう大事な『根っこの部分』から変えていきたいと思います!!
走力会を終えると会場を西脇の都麻の郷グランドへ移し、午後は紅白戦を行いました!
ちょっとずつ、ちょっとずつ『気配り』が進化してきています!
バスの乗り降りの際の掃除、気付き、荷物のまとめ方などに工夫が見え始めてきました!荷物に関しても、気付いた人が直すのではなくきちんと本人を呼んで直させるやり方は効果は絶大だと感心しました。気付いた人が直してしまうと、いつまでも気付かない人は気付かないので、本人に気付かせてやらせるのは良いと思いました!!
2チームに分けて、アップを行ってからゲームは20分を3本やりました!20分ごとに誰ががんばっていたか?何かが伝わってきた子の名前をどんどんと挙げてもらいました。これだけの人数の中で誰か一人でも伝わってくる事の意味が大事なのですが、今日は0票が5人いました・・・。『何で分からないんだ!!』って嘆くのではなく、『まだ伝わらないんだな〜。。。』と自分の足りない所として受け止められるかどうか?が今後の成長の鍵。分からない周りのせいにすればそこで終わり。それは簡単であり、無意味な事。自分が自分の成長の為にやるならば、周りに伝わるまでやるしかありません。
まだ、全体を見ていると『がんばっている、がんばろうとしている子』と『現状で満足、納得』と『努力をしていない子』の3段階で分かれます。まずは自分でどこなのか?を考えていく事で、それが出来ればどうしないといけないか?を考えて行動しなければなりません。
最後に話をしましたが、お互いにもっともっと何かを残せるような一日になる努力をしてほしいと思う。うまくいく日でなくても良いのですが、『何かを残せた』形で終わってほしい。
やらない子は『人、周りのせい』にして『また明日から・・・』と先延ばしします。これがやらない子の典型的な形。チームはその反対の、自分のがんばりで組織を動かせるようにする事を目指しています!自分が組織の中の一員であり、責任があるという事を自覚してがんばってほしいのです!自分が変わればその隣の子も変わる。その連鎖が繋がっていくようにみんなが周りに刺激を与えられるような自分を目指してがんばっていきましょう!!