今日はナイターで西脇スクールがありました!!

先月までの4回は対話トレーニングという形で全体で話をする事をやってきましたが、話をするのと実際に動く、プレーをするのはまた違うし、話をやってきた自分としても話だけで子供が変わるとも思っていません。大事な事は『理解をして動く』事です。話をした事の意味はまだ100%理解していなくても、今後みんなにはその話をしたような出来事が必ず起きるし、その時の経験によって理解も100%になっていくのです。だから、対話と実践。このセットは切り離せないと思います!!

スクール前には『自分で自分を楽しくする為に言葉のパワー(言霊)を使っていこう!』という事を言って開始しました。もちろん対話トレーニングに参加出来なかった子もいるし、その子にしたら意味が分からない事でしょうが、理解をした子供が伝えてくれると思うし、そういう子供同士の『学び合い』も集団のメリットなので、学校でもそうですがこのスクールでもそういう場になるようにしたいと思います。答えはいつも『なりたい自分を持っている自分の中にある』という事を分かってほしいと思います!

スクールはステップから開始しました!!

コーンを使ったステップとドリブルをやりますが、この時も『コーチ基準』で誉めたりはしないように気をつけています!!コーチがうまいと思う事よりも子供自身がやりたい通りに出来たかどうか?のほうが大事です。ただ、何かにチャレンジしようとしている事や前向きな失敗については声を掛けたり誉める事もやっていきます。使い分けが難しい所ではありますが、コーチに誉められて、今度からはそのコーチに誉められる事を『目的』にしてしまう子供って多いと思います。そうなってしまうと、どちらかと言うと『コーチのエゴ』で終わってしまうので、誉めないという事ではなく『何に対して誉めているか?』というものはしっかりと線引きしないと間違えた方向へいくと思います。すごく繊細で敏感な年代なので、こういう所への気配りは大事にしないといけないって思います!

次はレベル9キャッチをしました!

今日が最初になるので説明からしました。みんなに今理解してほしい言葉としては『ボールを大切に扱う』という感覚です。

これはリフティングにも、サッカー全体にも共通するのですが『大事に扱う』というのは『緩く・弱く』ではないという事。どうしても最初はそういう感覚になる子が多いです(伝え方が悪いのもあると思いますが)。

これは今日のスクール前に二人に少しきつく注意をした事がありました。。。。

それは、みんなが集まってきて狭い体育館では少し窮屈なぐらいにも関わらずその二人は強いキックでお互いに蹴り合いをするのです。もちろんそこにはミスも生まれ、そのミスが強いキックなので友達に当たるボールも、壁に当たるボールも強くなります。強いほど友達は痛いですよね?強いほど壁も傷みますよね?そういう事への『大事に扱う』事への気配り、配慮が出来ないと面白いもので試合中のパスも雑だったり、強く、思いやりがないのです。サッカーのプレーってその人の人間性がそのまま出るから面白いのですが、だからこそ上達をしていく為にも人間性を変化、成長させていく必要があるのです。

方法は色々とあると思います。強い蹴り合いをしなくても、うまくなる為にやれる方法はあります。人や物を大事にしながら、時間も大事にすれば方法はたくさんあるのです。そこに気付いたら、きっと『ボールを大事に扱う』事も分かるのです!!

西脇スクールの今、変えようとしている部分は全員に共通します。この注意した二人だけに大事に扱う事を伝えているのではありません。乱暴にする事だけが大事にしていないのではないからです。何もアクションをしない事ももっともっと変えないといけない子なのです。

勉強でも同じです!字を丁寧に書かない子はうっかりミスをします。それは心が雑になっているからです。でも、だからと言って何も書かないのも大事にしているとは言えません。要するに、『使い方・考え方』なのです!ボールを大事にする方法も色々あります。磨いたり、空気圧をチェックしたり、使ったままではなくきちんと管理する事だったり、傷んでも使い続ける事だったり・・・『ボールに対しての敬意』ですね!それがあるかないか?です。近頃の子は本当に物が裕福に溢れている事もあり、各自がボールを持っているのも当たり前の時代です。だからこそ『お手軽』に手に入るから、簡単に捨てる。そうやって物の大切さを理解出来ずにいる子が多いのも大人が作ってしまっている環境の犠牲だと思う。だから、大事にする事の理解は『人・物・時間』全てに共通するものだと分かってほしいのです!

最後のゲームではうまくいかない状況を『人のせい』にする行動が出ました。

その後に話をしましたが、『言ってる本人も言われている本人も楽しくない』という現実。『楽しくない』という言い訳は自分自身が一生懸命やっていない証拠でもあります。人は遊びでも何でも真剣にやるから楽しいのです。楽しくないのは楽しくしようとしない本人の責任なのです。その話をした後は、当然子供に変化が生まれ一生懸命が漂う空気となりました。

今日はスクール全体を通して、『壁(物)や友達(人)』を大事にしなかったスクール前の時間。自分からアクションを出来なかった『うまくなれる時間』を大事に出来なかった事や、『人のせい・友達への文句』によって人を大事に出来なかった事など、『悪い部分』ではなく『良くなる為の材料』がしっかりと出てきました!!ここを気付いて変えていくだけで良くなるのです!!楽しくなるかどうか?なんて常に背中合わせの状態なのです。ちょっとした気付きや、行動を変えるだけで全然成果は変わってきます!

そんなたくさんの事を自分に気付かせてくれるみんなは本当に素直で真っ直ぐです♪こういう子供達と一緒だから成長出来るのです。

人・物・時間を大切に!!人生を素晴らしくする為の条件です!!誰にでも出来るし、出来ない時は『やらない言い訳をしているから』です!考え方を変えれば人生も変わる。毎日楽しいと思えないならば、今日からそんな自分を変えていこう!!!