今日は体育授業の二日目という事で再び中町北小学校さんへ訪問させていただきました!
今日は天気がスッキリしなかったし、昨日の雨によりグランドは厳しいかな〜って思っていたのですが、グランドの乾きは良くて普通に外で出来ました♪やっぱり室内よりも思い切り出来る外のほうが心も開放感があって良いかと思います!!今日も楽しい授業になるように考えて進めていきました。先週の金曜日に一回やった事でクラスの雰囲気なども見えてきていたし、今日はその事を踏まえて新しく課題に挑戦してもらったり敢えてクラスとしての課題、壁みたいなものを与えるという事を狙いでやっていくようにしました!
5年生と6年生をまたさせてもらうのですが、当たり前ですが人が変わればクラスの雰囲気も違うし、同じ事をさせてもうまくいかないのでクラスの課題に応じたものを提供していきたいなという事を考えながらやっていきました。5年生には『勇気を出す』事を、6年生には『人に期待をしない』という事をテーマのしてやっていくようにしました!!
45分間という短い時間で伝わるメッセージは少ないかも知れないけど、出来る限りの事はやりたいと思いました!
まずは5年生からスタート!!前回やった事でコーチがどういった人間か?も分かってくれているみんなは最初のような緊張感もなく、溶け込んでくれました♪そしてメニューに対しても前向きに取り組んでくれました!!
5年生は自分からの印象としては『これでいいのかな?こんなんしてもいいのかな?』みたいな行動をやる前に心配、不安が多いような印象でした。そして、その不安な中で行動するのは『恥ずかしい』と思っているような子が多いと思っていたので、とにかく自分が『失敗は恥ずかしい事ではない・人と違う事は必ずしも悪い事ではない』という事を伝えていきます!そして、その上でみんながどうやってその一歩を踏み出すか?を楽しみにしています♪これは全ての子供に言える事ですが、いきなりうまくは出来ません。でも、一度の失敗で辞めてしまうのではなく何がいけなかったのか?どうすれば出来るのか?という前向きな考え方をさせる習慣が大事だと思うのです。みんなと違う事をしたらダメ、意見を否定するみたいな教え方に触れてしまうとどうしても子供達は自信をなくし、失敗を恐れ、自分を守る為に人のせいにしたりするものです。だから、今の子供は大人が環境を使って育てているのですから、これからも良い子供が育っていく為の環境作りをしないといけないし、その為にやるべき事はたくさんあります!
大人が変われば目の前の子供は必ず変わる!!
それが大事ですよね!!
今日もてんこ盛りの給食をいただきました(笑)
前回は6年生、今回は5年生の教室でいただいたのですが本当に授業ではない子供達と触れ合えば色々見えてきます!自然な話から子供の内面が見えてきたりします。子供だって一人の人間!『認めてほしい』って気持ちは誰にでもあるし、それをこちらに投げかけてきたりします。特技を披露してくれたり、自慢話をしてくれたり・・・。自分はそれを必ず認めるようにしています。子供を尊重し、子供から伝えてくれる言葉を大事にしています!自分が何かを教えようとするのではなく、子供が聞きたがるような関係性になりたいなって思うのです。授業以外の時間は、『普通のおっちゃん』になります(笑) 多分、『先生』ってオーラは全くないと思います(笑) 子供が寄りやすい大人かどうか?は廊下を歩いていたら『ゆおコーチ!!』とたくさん呼んでもらえる事で証明されています。子供の考えや思いを引き出したいならば、まず最初に子供の気持ちを考えて話を聞ける大人にこれからもなっていけたらと思います!
給食の後は外で思い切りサッカーをして一緒に遊び、そこから切り替えて教室掃除を一緒にやりました!!ここでもコーチがいる事もあって張り切ってがんばってくれる子がいたし、でも、そういうきっかけでがんばる子もいると思うので一緒に『がんばり合い』をしました。やらせる、やらされるの関係ではなく『一緒にがんばり合う』という事が出来た時間。誰もがスッキリした気分で終える事が出来ました♪
次は5時間目の6年生でした!!
こちらは昨年度からの繋がりもあって本当にコーチとは『同じ目線』ぐらいの仲良しになってきています♪だから敬意を持ちながらも親しくしてくれている感じです!!男女仲も非常に良くてクラス全体が活気のある学年です!!今回は『期待をしない事』を伝えました!
みんなが何かに不満だったり、腹が立っている時の事を思い出した時、『ほとんどの理由が相手に何かを期待している時』だという事を言いました。だから、そういった時でも少し冷静に考えて『相手よりも自分が出来る事は他になかっただろうか?』と考える事で怒りという感情はなくなるという事を言いました。自分に出来る事を伸ばしていく!それが一番の目的なのです。そして、伸ばす為の環境が学校という『集団生活』なのです。この学校という場所は本当に素晴らしく、人間関係の全てが詰まっているのです。そんな中で自分自身をもっと良くする為に友達の為に何か出来ないだろうか?みたいな考え方が出来れば誰もがうれしい、幸せな気持ちになるんだという事を話しました。
ちょうどクラスの仲が良いこの学年には伝わる話だと思ったからです。この仲良しも偶然なんかで出来るのではないし、お互いがお互いの為に何かをする、何かを思う気持ちがあるからだという事です。それをさらに進化させていく、今後は卒業して違う学校のメンバーとも知り合っていく中で、ここと同じように楽しくするには『自分自身の在り方』という事を分かってほしいと思います!
周りから見れば『そんな事よりもっときちんと教えてあげて!』と思われる方もいるかと思います。
でも、長い人生から見れば一瞬その場だけ輝くよりも、たくさん輝けるほうが良いのです。大人が力を貸して光らせた事よりも、自分の力で光ったほうが一生の力となります。『気付かせる』と『与える』を混同している大人が多いと思うし、そういう『育成』をどのように捉えているか?の大人の感覚によって目の前の子供は決まると思います。自分はこの子供達が将来必ず大人になって社会に出て行く時に、大切な事を今知ってほしいと思っています。しかもそれを『経験で伝える』ようにしたいのです。経験もした事がない話を延々とされても誰もピンとこないでしょう・・・。でも、経験をした時に言われれば『あ、そういう事か!』と分かる。そういうのを授業を通してやっていきたいのです。
だから『失敗』も大事な経験。失敗をさせないようにすると失敗を怖がる大人になる。失敗から学ばせると挑戦出来る大人になる。どちらのほうが良いか?ですね!
子供にも問いかけています!『良いクラスって何だろう?』と。。。子供それぞれに思いはあると思います。そして、そのそれぞれの思いを良くなる為に行動して伝えてほしいのです!方法はたくさんあると思います!今、学校という場だからこそ出来る事、学べる事をこれからも大事にしてほしいな、って思います!
さぁ!明日が最終日!!楽しく元気にがんばります♪