今日はナイター練習でした!!

グランドは全然乾いていなくて室内練習となりましたが、それでも今やるべき事をまずはしっかりとやっていく為には場所よりも向き合い方だと思っているので室内でも全く問題ありませんでした。最近は試合や試合形式の形を経験する時間が多くなっている事もあって、自分に今足りない事などにも気付きやすくなっています。ただ、考え方が鈍感であるとそのせっかくの経験も無駄になってしまうのでもっともっと敏感になってほしい事を今は繰り返し伝えています。変わるきっかけなんて毎日あるのです。それを自分自身が見落としているだけなのです!もっともっと一日を大切にしてほしい!そういう気持ちを持って今日も選手と一緒にがんばりました!!

まずはリフティングですが、昨日は全員成功させたものの、それが継続されなくては実力とは呼べないので3回連続達成するまでは続けていく約束にしています。そして、今日はちょうど23名のクリアでギリギリ達成にはなりました。ですが、抜き打ちテストをやっても良いと子供からのミーティングで決まった事もあったのでクリアしたインステップを今日やってもらうと失敗が6名もいました。結局出来ると思っていても本物ではないという事を再認識させてからやるようにしました!

例のごとく、失敗をすると練習には今は参加出来ません。ただし、これを見るだけの人が勘違いしてほしくないのは『失敗の罰ゲーム』ではありません。きちんと出来ていない子も精一杯の努力を外でやっている事、またそうさせる為の全体の雰囲気など今の1,2年生は雰囲気が確実に変化、成長しています。自分達が本当にやらなければいけないという責任感がようやく芽生えてきているのです。大半がそうなっているのです!!でも、やはり組織ですし、全員が同じタイミングではありません。どうしてもまだぶら下がっているだけの子もいます。自覚はしていないかも知れませんが、そうなっている子もいます。それは現実としてみんなで受け止め、その上でどうすれば全体が本当に責任感を持ってがんばれるのか?を考えれば良いのです。

その話をした上で、今後のアウトサイドやヘディングをどうしていくのか?のミーティングをしてもらいました。きちんと主将、副主将がとりまとめ、また責任を持ってチームを必ずクリアさせるという決意も見えました。だから彼等を信じようと思うし、そんな彼等からの要望は絶対に耳を傾けようと思っています!

そこからはトレーニングを行っていきました!!

2人での崩しをやりますが、同じ設定をしながらも毎回緊張感が出るように、少しずつ要求のハードルも上げていっています!最初からあれこれ押し込もうとしても出来ないし、そうではなく最低限を整えてその上でもっと良くしていく為の方法にも目を向けてもらおうという考え方です。かなり試合と両方意識出来るように、試合の中で使えるようになっている選手が増えています。やろうとする意思と行動が伴ってきている子が増えています!

だからこそ要求をさらに高めて子供達が常に新しいものを取り入れていけるような感じにしたいと思います。同じメニューだから同じ事だけやれば良いのではなく、このメニューを最高の形に仕上げていく為にはどういう状況で、何をしないといけないか?の理解が必要です。何故これをやるのか?何故この動きなのか?という事の『本質』を理解すればメニューの質はかなり上がると思います!

全体が良くなると今度はやってない子がどんどん目立ってくる・・・。ただ、やっていない事を指摘してもその子本人がやっている『つもり』ならいくら言っても変化がありません。

そこでやっていない子の気付かせ方を工夫しないといけないって事で、違う子と組ませる事などを伝えています。『ここがダメなんだ!』と伝えるよりも『僕はここが違うんだな〜』と自覚で気付いてもらうほうが何倍も効果があるからです。その設定作りも指導者として大切な要素になってくると思うので考えてやっていきたい。

一番良くない形としては『やっていない子にやっていないと大人が決めつけて指導する事』です。これは本当に全て逆効果になっていきます!観ている大人はイライラし、子供は下を向く、不満を持つだけ。結局は誰の得にもならない結果になるのです。だから、そういう経験も多くしてきたからこそ、子供に納得させた上でやらせるようにしなければならないと思っているのです。そこであらゆる方向からアプローチし、その子本人が気付く設定を組もうとしている所です。なかなか思っている以上に鈍感な子もいるので苦戦していますが・・・(笑)

ただ、一律でうまくいくはずがないのは分かっているから焦るつもりもありません。

最後にみんなに話をしたようにみんなの中での『心を動かせる時間』が必要なのです。練習参加出来ないリフティングであっても精一杯しなければいけないという事。準備が悪かった、もっと練習しとけば良かった、などの『過ぎた時間を後悔しても遅いし無駄』な事だと分かってほしい。そんな過ぎた過去よりも『こうしたいという未来』への対話、会話をもっとしないといけない。その未来のビジョンを持った上で『今という時間を精一杯する』事が本当に大事なのです。目的もなく、目の前だけを一生懸命にするのも美学のように見えるけど、それは何に向けての努力かも分からないし、結局は自分の中には残らないまま終わる。せっかくがんばった今日という時間を残していく為にもどうなりたい、どうしたいという未来をしっかりと見据えてその上での今という時間を過ごしてほしい。

毎日言ってるけど『毎日を大事にしよう』という事。まだ実感のない選手もたくさんいるかも知れないけど、それでもコーチは毎回言い続ける。無駄にして良い時間など一日も、一瞬もないという事。その為にも自分の中の『本質』を変えられるか?その挑戦をファルコでの時間精一杯挑んでほしいと思います!応援しています!