今日はナイター練習でしたが、雪が思った以上に降ってしまいグランドが使用出来なかったので、室内練習となりました。この季節はどうしても、こういった時間が増えてしまうのですが、こういう環境の中でやっている以上は仕方がない事なので、それを悔やんでも仕方がないし、出来る事へのこだわりをやっていきたいと思います!

室内なので動く広さには限りが出てきてしまいますが、今はチームとして『考え方をこだわる』という形でやっているので広さはそんなに気になりませんでした。今日もしっかりとトレーニングの質が上がるように選手全員が理解しながらやっていけるように心掛けました。

分からない事は聞く。当たり前であってもなかなかそれが出来ない事があるので、子供がしっかりと理解する事を前提に話をし、それでも分からない事は聞いて解決するような状況にしたいと思います!

今日も最初はリフティングをしてから、パス&コントロールの応用をやりました。

アップも兼ねていたので、最初はゆっくりの動きだけどコントロールや体の向きなどこだわる所はしっかりと説明をしました。何も意識がない状態でやれば当然体が温まるだけの話で終わってしまうので、きちんとこだわるべき所は意識させました。

今は攻撃は『良いポジションで受ける』事や『三人目の動き』などをやってもらっています。これらも、言葉だけで教えていくのではなく『どうして良いポジションが大切なのか?』や『何が三人目の動きなのか?』という意味を伝えながらやっているので少しずつですが、理解はしっかりと出来るようになってきています。特に2年生はやはり1年間の差があるのもあって、理解が早く対応も早くなってきました。

そこからスピードを上げるパス&コントロールをやりました。

ここでのトレーニングでは『仲間をトップスピードで使う』事を要求しました。何故、その要求をするか?ですが、それは言葉を変えると『一番ほしいタイミングを感じろ』って事です。仲間が一番良い形でプレー出来る機会を与える事が出来れば、それは最大限の力を引き出せる事になるからです。そういうお互いの良さを引き出す為には『感性』が必要で、対話の力も大事ですが、この年代にとても大事な要素の一つです。

そこを途中で細かく説明しました。意味と意図を。何となくプレーが成功したような形になるのではなく、お互いの良さというものを出し合えるように追求する事が大事であると伝えています。自分のやりたい事ではなく、相手のやりたい形を引き出せる・・・この能力はとても大事なものですし、ここが良い選手かどうか?の差でもあると思う。自分も出せて、仲間の良さも出せるというのは最高の選手だと思います。

そこからはメインの4対4対4をやりました。

今チームで取り組んでいる守備の課題を修正する為の重要なトレーニングです。仲間を感じて、仲間と守備をする。個人の力ではなく、チームとしての組織の力。守備はそれが大切です!もちろん攻撃も守備も、お互いがしっかりと出来ているとすればそれを打ち破るのは『個人の技術』となってくるのですが、最初からそこだけを伸ばすというのはチーム全体の中ではしにくい事なので、個人の強さは個別のトレーニングで、チームの時間はチーム全体がやるべき事を決め事のようにして共通理解していく作業が必要だと思います。

日曜日からの取り組みなので、まだ日は浅いですが理解度は日を追うごとに増していますからどんどん良くなっていくのではないかと思います。

狙いを決める、合わせるという事をテーマにしていますが、だいぶ話をきちんとするようになってきているし、『終わってからの話』ではなく『動きながらの言葉』が増えているのは大事。狙いが一致してきているから『今の所だよ!!』みたいな指摘、声が出るようになっているのも大きな成長。

守備が良い狙いを持ってやれるようになれば、やっぱりチームは強くなると思います。自分がやりたい事をやれる攻撃よりも、相手の出方によって合わせたりしないといけない守備のほうがやっぱり難しいと感じる。今日はちょうどオリンピック予選の試合がテレビであるから観れるなら見て勉強してほしいとポイントを伝えておいたし、自分もそれを観てやっぱり勉強になりました。

積み上げていく段階なので様々な失敗もするだろうけど、『何を狙ったのか?が分かる失敗』をするように失敗の価値を高めていくのが今やるべき事。意思を持って、それぞれの狙いがきちんと出せるようにがんばっていきましょう!!