今日はナイター練習でした。
昼間は少し暖かさも感じるようなぐらいでした。夜から雨になる予報だったので天気が心配でしたが、練習中は小雨程度で済んだし、終わってから降ってきたので良かったと思います。練習はこの時期は外でやれる時間を大切にしたいし、その中でどのようにがんばるか?へのこだわりを持たせたいと思っています。
今日は練習前に少しだけまた主将と話をしました。チームの今の現状、そして、目標を達成する為に必要な事とは何だろうか?その事を一緒に考えてもらいました。一緒に考えている時にも思うのは、やっぱり現状の状況しか見えていないという事。それは子供にしたら当たり前の事かも知れないけど、その考え方をどのように変えていけるか?が大人として、コーチとして寄り添っていくべき大きなテーマだと思っているので、しっかりと一緒に考えていきたいと思います!
今日も最初はリフティングからのスタートをしました。
ですが、これは『ただのアップ』になってしまっています。技術を高める、という観点で取り組めていないのです。やっぱり子供は慣れると『やらされている』状態になります。常に刺激を与えるのは本当に難しい事です。新しい事をやるのではなく、どうやって自分の中で考え方を新しくするか?を育てるのが大事です。サッカーは変わりません。そのサッカーの『捉え方』が変わるのです。それが成長です!そんな考え方の成長を共にしていくのがこのファルコでの時間です。みんながサッカーをずっと続ける訳ではありません。でも、サッカーから離れたとしても、サッカーから学べる事は本当に多いですから今という時間をいかに大切にするか?はみんなにとって大きな、一番大事なテーマですね!
そこからシュート練習に入りました。ここでも、雰囲気は『停滞』といった感じでした。何となく・・・そういう感じが強く漂っていたのですが、少し変化が起きました。
全体の声掛けや主将、副主将が自ら動いて全体を観るようにしたりしました。
それによって変化は起きました。みんなが自覚を持つようになったのです。それは二人の大きな成果ではあるのですが、やっぱり二人に頼りすぎている事もチームとしては良くない状況なので、みんなでもうちょっと雰囲気や空気を作っていこうという話はしました。
次の1対1でも、主将、副主将は考えて全体のグループを回って様子を見たりしてくれました。そこでも伝わらない、甘い、という感想があったように、周りに伝わらない甘さがやっぱり出てしまっているのです。本人の中ではがんばっている『つもり』であってもチームでやっている以上は外に伝わらないと意味がないという事なんです。そこをきちんとみんなでがんばろう!と話をして再びがんばってもらいました。熱のこもったトレーニングをどれだけ出来るか?って本当に大事だし、一日のトレーニングで本当にがんばった何かを残すようにしようと言いました。
そこから4対4対4をやりました。
明らかに回数を重ねるごとに良くなってきています。切り替え、反応、協力、全体のやるべき事への取り組み意識が高まっている事は分かる。ですが、やっぱりミスだけでボールを失う事も目立ちますが、技術の事は急に高まる事はないので今は全員での考え方の所だけを揃えて、足りないと思う部分は各自の努力で修正してほしいと思います。
人は気付いた時が変わる時なのです。遅いなんて事もありません。気付いた時に、何をすべきか?を考えて行動していく事。それで良いと思います。このファルコでの時間は完成をさせるのではなく、『完成(目的)とは何で、その為に何を、どうしないといけないのか?出来ないのは何故か?』という事を考える時間にしてほしいのです。今という一番大事な時間をどのように使うか?は各自の目標意識です。目標を持ち、その為に時間を有効に活用する事。それが今やるべき事なのです!
サッカーをやり、技術を高め、結果を残すという事も忘れてはいけません。ですが、そこへ執着する事によって見失う事もたくさんあるという事。大事にするべきは物事の一つ一つの意味を考える事。良かったと思えるのはきっと後になってからだろうけど、その将来の為の今を指導しているのが自分。その責任に誇りを持ってこれからもやっていきたいと思います!