今日はナイター練習がありました!!

非常に夜は冷えてくる中での練習となっています。火曜日は体調不良による欠席者が多かったのですが、今日はスキー教室と塾での休みの子以外は全員が復帰して行う事が出来ました。今日は一人で全員を担当する事になっていましたが、毎回練習を行えばチームとしての課題やコーチの個人としての課題が浮き彫りになります。それを本当にジックリと考え、受け止め、子供のせいにしないで改善をしていくにはどのような方法が良いのか?を常に頭を悩ませています。そして、今はとにかく自分の考えだけで突っ走るのではなく、子供に確認を入れて、ワンクッション置いて物事をやるようにしています。お互いの理解を得た中でやるとやっぱり成果も違ってきます。自分だけの自己満足で終わらないようにこれからも気をつけたいと思っています。

今日も最初にそういう意味も込めて少しだけ話をしました。『種目』に固執したり、『技術』に固執しない事。必要だけど『全てではない』という事を自分がもう一度きちんと理解しないといけない事を痛感しています。

自分には幸い、『気付かせてくれる人』がいます。アドバイスをくださる人がいます。

でも、そういう人も自分自身が生み出すものだと思っています。向上心を持てば誰にだってそういう人が現れるはずなのです。以前の自分は、うまくいかない事を環境のせいにしていたから今みたいな出会いがなかったし、その状況は自分で招いているにも関わらずまだ不満ばかりを言ってる時がありました。今はそれが本当になくなりました。人の文句やよそのチームのやっている事を尊重出来るようになったし、良いものは取り入れようと素直に思えるようになりました。

目の前の選手にとっての気付かせてくれる人の中に自分がいるようにならないといけない。指導者だって事を勝手に思っていても本当に子供にとって必要な存在でなければ意味がないと思う。大人の基準で必要なのではなく、子供自身がそれを思ってくれるような良い手本となれるようにもっともっと努力をしていきたいと思います!

今日はメインを1対1にしてみました。

あまり普段はこういう形はとりません。サッカー全体を捉えた時に1対1に固執してしまうと見えなくなるものがあまりに多くなってしまうからです。でも、今日考えた上で採用したのは、目的が『自分がチームの力になれる』という事、または『その為にがんばらないといけない事』を知ってほしかったのです。設定次第で感覚の良い子供は学んでくれるのでその設定が本当に大事になってくると思います。同じ設定をしても、目的が違えば成果も違ってくる。その事は指導をしていて非常に奥深いと思う所です。

今日の1対1は2チームで勝負をしてもらい、各自にしっかりと勝敗を決めるチャンスを与える事、そしてチームの為に手抜き出来ない、もしくはがんばった時のチームからもらえる勇気みたいなものを感じてほしかったのです。結果は狙い通り、それ以上なぐらいのがんばりが見れたし、目的に向けての声掛けなどもこだわれたと思います。いつも自分のほうが展開の中に入り込んでしまって目的を見失ってしまうような時が出てくるのですが、今日は終始冷静にそれを見れたと思います。

今は、『選手全員が何かを残せる時間に』というテーマでやっています。

ただ、決められた時間を過ごすという感覚で部活や活動をしている生徒は世の中に山ほどいます。決められた事だけを丁寧にやる事が『良い選手』として扱われる事も多々あります。ですが、本当に自立した人間は自分で物事を生み出せる人間です。与えられるのではなく、与えられる側になる事。そういうのを目指しています!

だから、サッカーという大きな土台の中にある、一つ一つのプレー・・・・シュートだったり、ドリブル、パス、トラップ、ヘディング、スライディング、カバー、おとりの動きなど一人の選手がそれを全部完璧にこなすのは不可能です。勉強だって、5教科全てが出来る、得意という人間は少ないです。でも、苦手だからしない、ではなく『苦手ならば得意な事でチームを助ける』という考え方。何かで一員としての役割を果たす事が大事です。

今日は『全員の粘り、がんばり』と同時に『全員の笑顔』というものをテーマにやっていきました。

非常にうまくコントロール出来たと思います。

がんばり所と楽しむ所。設定を組めました!しかも良かったのは、状況の中で判断してメニューを変えてみた事、です。決めた事をやるのも大事ですが、その時の雰囲気を大事にする事。今日はそこを挑戦してみた所、良い手応えで終われたし、それは選手の終わった後の表情で確かめさせてもらいました。

また数名の選手に感想を聞きました。いつも聞くメンバーではなく、普段あまり聞かないような子から聞くようにしました。狙いとしている事が引き出せたのは良かったし、だから選手の中に『今日はこれをがんばれた、発見出来た』というものが残ったのではないかと思う。これを一発ではなく、毎回しなければ意味がない。『子供に合わせる』ではなく、『大人の型にはめ込む』のではなく、『一番自分が習得しやすい形』を作る事。本当に微妙な事で、繊細な事。

簡単ではないから、挑戦する必要がある。いつも出来る事をいつも通りにやるのではなく、日々を変化させる。これからも挑戦していきたい。