今日は朝から八千代南小学校さんでの体育授業がありました!!
この小学校は自分の母校でもあるのでこうして指導者として帰ってきて授業が出来るのはありがたいしうれしい事です!少しでも地域の為の力になれればうれしいし、これが継続させられるような自分でありたいと思います。
気合いは十分だったのですが、朝からの時雨による雨でグランドはまさかの水びたし・・・。授業は2、3、4時間目の予定だったのですがグランドが乾かなくて出来ない時間が続きました。たとえ1時間でもやりたいな〜って願いながら晴れてきた事でグランドの回復を願いました。でも、その時間も無駄にはしたくないと思っていたので、職員室での先生方と色々な指導観みたいな話が出来たし、有意義に過ごせました。自分は指導者になって成長、変化を実感出来るのは誰かとこうした話をした時です。自分の考え方が相手に伝わるとか、相手から学べる事で変化してきたし、それをまた現場で出していける事によってその実感は『経験を得た自分の財産』として発揮されるようになる。今日もその事がハッキリと分かりました。これは先生に限ってではなく、自分もそうですが、ファルコという事で中学生だけを、またはその中で○年生だけを担当、みたいな形にしているとどうしてもそこに固執してしまい、何が正しいのか?これで良いのか?が分からなくなってしまうのです。でも、自分の立ち位置を全体が見える場所へ下げたり、第三者に預ける事によって自分の成果や課題は見えるのです。それをこの授業をさせていただく事によって、預けた先生方が自分の成果に気付いてくださればいいな、とも思っています。
天気はしっかりと回復してくれたので、どうにか4時間目だけ外でやれるようになりました!!
今日は1年生と6年生は出来なくなったのですが、最後の2年生は出来たという形になりました。自分としてはやっぱり問題が多く、経験の浅い下の学年をやるほうが本当に『自分という存在が武器にならない』事がメリットは多くあります。誰かも分からないからこそ、本当に良いかどうか?を肌で感じ、雰囲気を感じる力を持っている低学年との時間は一番楽しみでもあります。もちろん言葉が通じ、考え方も大人に近づいていく高学年にはそれとは違う楽しみ方があるけど、低学年には低学年にしかない楽しみがあるという事です。
小学校の先生方は低学年に関わる際に余裕がなくなってしまう先生が多く、どうしても『大人の威圧』で言う事を聞かせようと、正そうとさせてしまいがちです。。。ですが、それは子供を変える、成長させるという『本質』から全くかけ離れてしまっている事なので、それは良くない事だという事も間接的に伝えたいのと気付いてもらいたい事を授業の中でテーマに入れています。
今日は実際に2年生をやりましたが、授業前には『なかなか手を焼くと思います』という事で聞かされていました。
ですが、経験を経て自分も多くを学ぶようになったので、現場で慌てたり、余裕をなくす事はなくなりました。今日だって、自分はこの時期しか見ないのもあるけど、『昨年より随分出来る事が増えたね〜!!』というプラスの成果しか見ません。マイナス(かどうかも大人の基準なので、ぽい事と言うほうが正しいかな)な事は基本的に大人が決めてしまっている事が多いのでさほど気にはしません。それよりも、クラス全体で問題に取り組んだりする事、みんなでルールを守る事、そういう事を一緒に考えたいと思っているのです。
確かに授業の最初は落ち着きのない子が多く、バラバラでした。
でも、全く慌てなくなりました。
『だったらこうしてやろう!』みたいに状況を楽しめるようになった自分は子供との『知恵比べ』をします。我慢をする、って言葉はストレスみたいなので嫌ですし、子供を怒らないのは我慢ではなく、『知恵比べ』だと思っています。子供に言わない事が我慢とかストレスになっている大人の前では子供は変わりません。大事なのは、子供の前で本当にその場を楽しんだり、一緒に考えていこう!って大人になれるかどうか?
子供を変えたいなら、変わるのは大人のほうだ
って事をしみじみ感じます。
最近の自分はこうした授業の場を多く与えてもらえる事で、何が起きても対応する余裕が持てるようになった。クラスの中でケンカが始まっても、『原因』に向けて話し合うので解決します。『現象』に対して話をする大人が多いから収まらないのです。今日だって些細なケンカは起きましたが、数分で解決しました。それは自分がやりました、とかではなく『どうしてそういう事が起きてしまったのか?どうすれば良いのか?』という事を子供から引き出すだけで解決するという話なんです。
大人が入り、大人の力で変え、大人が勝手に自己満足する世界・・・。
そのほうが圧倒的に多いはずですが、満足している後ろで子供はたくさんモヤモヤしている事には気付いていないはずです。そういうのが今日の2年生の授業の後で担任の吉田先生とも本当にしっかりと話しが出来たし、先生も自分の多くを反省されていました。
そうやってどこかのタイミングで大人が気付けば子供は救われると思います。
子供を変える
なんてそんなすごい事、他人の大人に出来るはずがありません。ですが、『変えるきっかけを与える』事は出来るのです。変わるかどうか?は最終的に本人がやるしかないし、それしか出来ないですから!!
そんな子供が持っている本来の力を引き出す!自分は授業ではそういうイメージで作り上げていきます!
・良いクラスって何?
・どんなクラスにしたい?
・どうなればみんなが楽しい?
・楽しくないのはどうしてだろう?
・楽しく出来ないのは誰のせい?
こういうのを気付かせます。すると、激変したかのように雰囲気は変わります。子供は敏感だからです!そして行動力があるからです。頭で分かっても様々な理由や思いがあって行動しない、出来ない大人と決定的に違うのはそういう部分です。だから、裏を返せば大人だって決断と行動力があればいつでも変われるという事なんですね。
それは常に自分に言い聞かせている事!明日は4時間授業がありますが、良いものと出来るようにがんばりたいと思います!!