今日はナイター練習がありました！！
非常に寒い一日の上に風も強くて本当に春の夜という感じを通り越して冬のようでした。それでも好きなサッカーが出来る、子供と関われる事に感謝を持って今日もがんばろうと思いました。新１年生の４人も参加をしてくれたので一緒にがんばる事が出来ました。主将が体調不良で休みという事もありましたが、練習前の時間には副主将がうまく仕切ってみんなをまとめてくれていました。練習前にみんなでゲームをしてごらんよ！と言うと喜んでやっていました。
ですが、好きな事を自由にやれる時間でありながら上手に楽しめない子が多く、先日の北播磨カップでの試合報告を聞いた事と照らし合わせてもやっぱり子供達に何が欠けているのか？というものがよく分かります。今日は自分はサッカーを一生やっていきたい！！というような熱い思いを持った選手、人間と昼間に関われた事で、やっぱり必要なのはサッカーが好きだという思い。それを再認識されられました。その事を子供達に押し付けるという事ではなく、逆にみんなが好きな気持ちをどれだけ持っているのか？をもっともっと前面に出してもらいたいと思っています。正直、指導をしながら自分よりもサッカーが好きな選手っていないと思うぐらい、みんなの気持ちって何か覚悟が足りないと言うか軽いと感じる。ちょっとしんどい、不都合が起きると投げやりになったり落ち込んだり・・・そんなのサッカー以外でもうまくいかない事なんて山ほどあるのに、それをいちいち投げ出していたらキリがないんですがね・・・。春休みを迎えるみんなに言いました。。。。
『この時期は一番心が緩む時。一度真剣にサッカーについて考えてくれ！』
と。新１年生という後輩が入ってくる事で、『先輩になったつもり』の子が増え、手抜きを覚え、要領を覚え、楽しむ事を優先させていく・・・。本当にこの時期に一番多い形。だからこそ逆に、この時期に『一人一人何かを我慢してみよう！』という事を言っています。やる、やらないはもう個人の目標の大きさで決まるだろうと思っている。真剣にどうにかしたいと思っているならば努力をするだろうし、軽くしか考えていない。部活だろうが、ファルコだろうが、３年間を何事もなく過ごせたらそれでいいや、って考えの子は努力はしないだろうと思う。分からない人には何を言っても分からない。がんばった経験のない人は努力が必要のないものだと思うだろうし、がんばって良い思いをした人間は努力を当たり前に出来る。どちらの大人になるか？は今、こうした一回一回の経験やコーチからの言葉をどう受け止めるか？で決まる。伝え方って本当に大事だと思うし、それも指導者としての技量の一つになってくる。でも、本人に良くなろうとかがんばる事が『前提』にない状態ではどんな言い方、伝え方をしても入らないのも当然の話。
指導者とは、もちろん生徒がいて成り立つもの。
でも、形になっていく為にはお互いの思いが繋がっていく事が大切でどちらかの一方通行ではどんな場所で、どういう環境であろうと同じ。
指導者としてもっと良くなりたい指導者と選手としてもっと良くなりたいという選手の思いが重なってこそ、言葉の一つ一つが入っていくと思う。
口先だけどんどんと体裁を整える方法を覚えていく。
こう言っておけば怒られないだろう・・・・
よく思われるだろう・・・・
嫌われないだろう・・・・・
そんな子が多い。自分を守り、傷つかないようにばかり頭が働く。仲間を助けたいなんて言葉にだけ出しても、本音には勝てない。自分が大事な選手が圧倒的に多く、この状況でいくらみんなが夢のような目標だけを掲げても前に進むはずがない。自分自身の『何かを』削っていく覚悟もなしに、良い思いだけを求める今のやり方では何一つ達成出来ない事にいい加減に気付いてもらいたい。
やりたい事だけはしっかりと残して都合の良い時だけがんばろうとするほうが無理がある。
・お菓子
・夜更かし
・ジュース（炭酸飲料）
・ゲーム
どれを捨てても困らない。困るならばそれだけ自分に甘いから。
チームの為に！！なんて言うならば、どれかを捨てろ！！覚悟を持て！そうすればたった２週間の春休みだけで変化する。成長する。なりたかった自分になれる。そういうものだ。甘えに負けてなりたい自分になれるなら誰も苦労はしない。
各家庭での協力も必要となってくる事です！良い大人になってほしいと願うならば、目標の為に我慢する事もきちんと教育していきましょう！それが『大人の役目』です。罰ゲームではなく、『目標達成の為』だと考えてみてください。そうすれば『我慢』ではなく『努力』に変わります。我慢だと思っているうちは『甘い』からです。みんな甘さと弱さを持った中で生活しています。だからこそ目標を持ってがんばる事に意味や価値があるのです。
大切なこの年代に大切な事を経験させていきましょう！！みんなでがんばりましょう！！
