今日はナイター練習の予定でしたが、昼間は春の嵐のような天気で当然グランドも使えるような状態ではなく、体育館は入学式のシーズンで使えない事もあって、火曜日に全体揃っての練習が出来たので、その事からチーム全体で話し合うのも良い機会だと思い、ミーティングを行ないました!!
毎回練習をした後には自分なりに家に帰って色々と検証しています。良かった部分や次回への課題などを摘出していくのですが、みんなはどうでしょうか?そういう風に考えて毎回のトレーニングを行っているでしょうか?今日はこれが出来たから続けていこうとか、出来なかったから次はこうやって工夫してやれるようにしていこう!とか。。。そういう考え方が出来ればやっぱり勉強も出来るようになると思うのです。まだみんなの中にサッカーはサッカーと切り離して考えている子もいると思うけど、何度も言いますがサッカーも、勉強も、家での生活も全部繋がっています。だからこそ、どこかで、何かの、意識を変えれば全てが良くなっていくと思ってがんばってほしいと思います!
今日はそういう事で最初の1時間はコーチから『ファルコでの活動の取り組み方』などを説明し、『それはこういう意味です』という事まできちんと説明をしてから後半はみんなでつくるみんなのチームを『どんなチームにしたいか?』という事を具体的に考えてもらうようにしました。
今日もコーチが手続きをしたり、資料をコピーしたりしていたのでミーティングの10分前ぐらいに会場に入ったのですが、きちんと全員で協力をして椅子を並べ、学年ごとに座っていました。コーチの分の椅子もきちんと用意されていて、途中にミーティングで話もしたけど、今年の3年生はこういう部分への気配りがとてもしっかり出来ている特徴がある。という事。こうすれば全体のミーティングも早く出来る、という考え方を持って準備してくれているのはとても良いと思うし、この習慣をどこでも持てるようにしてほしいですね!
序盤の話の中で一番大事にしたい話は、『協力とはお互いが同じ力で行う事』だという事です。サッカーの協力した時の力って『掛け算』だと言われています。そして、『足したら10になる数を掛け算で表示した時』に、
10×0=0
9×1=9
8×2=16
7×3=21
6×4=24
5×5=25
4×6=24
3×7=21
2×8=16
1×9=9
0×10=0
という事です。人と人が協力をした際、どちらかが強かった場合はバランスが多少崩れ、真ん中の同等である『5×5』の力の時が値が一番大きいという事。つまり、協力とは『相手に頼る、もしくは相手よりも勝る事ではない』という事です。
だから、このファルコも学年関係なく、ミーティングをするならみんなが同等になってやれるチームになれば自然と一番大きなチーム力を生むんだって事を伝えました。
その事の重要性を意味を持って伝えた後で、後半はみんなに任せました。
各学年が混在するグループを6つ作って、それぞれのグループで『ファルコをどんなチームにしたいか?』について話し合ってもらいました。
自分はその話し合いを外から見させてもらったのですが、うまく向き合えていたと思います。特に今年の1年生は自分から関わろうとする姿勢が強く、非常に前向きであると思います。自分からやった事は必ず自分の中に残っていきます。教えられた答えよりも、自分で解いた答えのほうが忘れないのと同じです。
だからこそそれを引き出せるかどうか?も2,3年生の役目であり、『人間力』だと思うのです。3年生は特にこれまでの経験もあって、引き出し方がうまくなっているし、自分の事だけではなく周りが見えるようになっています。その姿を見て2年生も変化している所です。ただ、2年生はまだ自分の事すらしっかりと出せていない子のほうが多いので、もうちょっと3年生がいる間はワガママなぐらい自分を出していくべきだと思っています。
グループでの対話をしている雰囲気や表情を見ているとよくカラーが出ていたし、3年生が3年生っぽくなったなぁ〜って実感します。
全員が意見をするような状況を作る。『5×5になろう!』という合言葉の中で行ったのもあって、みんなが顔と顔をしっかりと合わせていたと思います。この段階でこうして全学年で何かをやっていくのは良いと思うし、今までも同じですが夏にある3年生の最後の大会などでも『心から応援出来るかどうか?』は関わりの数で決まると思う。形だけの応援ではなく、みんなの代表、ファルコの代表として戦う姿を応援したくなるようなチームにしていく為にも、こうした一回一回がどういう意味を持つか?を考えながらやってほしいと思います。
話の内容は3年生に伝え、中身はみんなで考え、発表は2年生。質問への対応は1年生がやるように言いました。要するに、そのグループが言いたい事の意味は全員が理解していないといけないという事です。3年生が司会し、3年生がまとめ、3年生が発表し、3年生が受け答えするだけではその場にいるだけになる1,2年生は実は頭に入っていないという事が多々あるのです。そうではなく、一人一人が一員としての自覚を持つ事を今回は一つの狙いであったので、そこはうまくいったと思います。
2、3年生からの容赦ない質問に対してもオドオドしたりせずに的確に答える1年生達。そのたくましさは2,3年生のほうが驚いたかも知れません。そういう力が最初の合宿から見えたという話はしましたが、2,3年生も今日一緒にこうして活動をして気付いたのではないでしょうか?!ただ、2,3年生も今日までやってきた1,2年間の活動は当然大きいし、みんなが出来るようになった事もたくさんあるのですから、今後はそういう学んできたものを1年生に伝え、また今日のような1年生の良さからも学ぶようにしていきましょう!
お互いが『教えあう、学び合う』ようなチームを目指して今日からまたがんばっていきましょう!そして、今日全員に渡した『良いサッカー選手のチェックシート』に一つでも多く○が入るように努力していきましょう!!