今日は朝から加美中学校さんで、加美中学校さんと試合を行ないました!

時間の都合があって1年生は参加出来ずに2,3年生のみとなりました。試合時間も短かったので、色々試すにはちょっと時間が少なすぎましたが、それでも限られた中での精一杯をしてほしいと思いました。まずは自分達でメンバーを決めるようにしてスタメンを決めていきました。

その後にアップをするのですが、ダラダラとしている雰囲気が強く、もっとひどいのはそのメンバーに入っていない子は『俺らには関係ない』と言わんばかりの態度。自分達の努力不足でスタメンに入れていない状況を人のせいに、環境のせいにしているからそういう態度をするのです。自分の努力不足だと思うならば一緒にアップをする、トレーニングをするはずですがそうではなくウダウダとつまらない話をしているだけで努力どころか着替えすらまともに出来ないような選手が多かったです。

本当に、自分達がどこを?何を?目指しているのか?というものが全く見えない選手達でした。

このスタメンは自分達である程度考えて、それが実践出来るようになってきたらからこそ大会でも良いゲームが出来たし、それがまた自信にもなっていました。

ですが、肝心なのはそのメンバー以外、このメンバーに競争して争ってくるほうの存在です。ポジションを奪ってやろうという気迫もなければ努力もない。それでも良い思いだけはさせてほしい???そんな幼稚園児でも分かるようなワガママが通るはずがありません。仮に自分の中ではがんばっている『つもり』であっても、周りと比べれば自分よりも圧倒的にがんばっている子が多くいる訳です。自分の都合で、そういう人とは比べずに『自分はどうせあんな風にはなれない』と勝手に諦める訳です。

やらない人間・選手ってのは、いつだって『自分で言い訳を作る人間・選手』だって話。いつも言っていますが、なかなか自覚してもらえません。

試合はA戦もB戦も1試合半ずつやらせてもらったのですが、個々の収穫はあったにしてもチームとしては課題だらけで、まぁ考え方によってはその課題=収穫と捉えれば良いと思っています。

コートもいつもよりも少し狭いという事を理解したり、相手がどういうサッカーをしてくるか?という事を観察出来ていません。ハーフタイムにそういう事を確認したけど、やっぱりそういう所は見れていませんし、要するに『試合に入り込んでいる』状態です。そんな目先の事だけになると人は余裕がなくなり、考える事が出来ないのは当然。視野が狭い、考えれていないという事を言われる選手は本人の考え方が目先だけしかないからだという事です。

顔を上げれば視野が広がるのではなく、考え方を広げれば視野って広がるものです。落ち着けって言われて落ち着けるなら最初からみんなやっています。出来ないからこそ困っている訳で、そういう言葉の一つ一つももうちょっと考えて発するようになってほしいと思います。

試合のほうはチームがやろうとしている事よりも考え方の面で、ちょっとあぐらをかいている感じが見えた事は良くありませんでした。

途中には主将や全体で『考えない選手について』一緒に考えてもらいました。ボールをひたすら蹴る事よりも意味を持って活動する事のほうがどれだけ価値があるか?を理解してほしいのです。意味もなく、狙いもなく、グランドに立つだけで得られる成果なんて何もないのです。

みんなは今という時間を成長して生きていくべきだし、その中には辛い事、しんどい事、苦しい事、我慢する事がたくさんあるのです。それを自主的にどれだけ作り出せるか?なんです。人から、周りから与えられたものではなく自らその状況を作り出せる事が大事です。たくさんの苦労をすれば、たくさんの人に喜びを与えられます。自分が楽をすれば周りに友達はいなくなります。

どちらのほうが楽しい人生を送れそうでしょうか???コーチはたとえ今気付いてくれなくても伝え続ける事が役目です。だから今すぐに変わってくれ!とお願いしているのではなく、どうすれば良くなるか?を考え続けろって事です。やらされるのではなく、自分から自分に厳しくやるべきなのです。簡単な事ではない事も分かっていますが、だからこそ『トレーニング・トレーニングマッチ』と呼びます。意味をもっと考えて目先に入り込んでしまわないように、もうちょっと毎日の活動に、一つ一つの試合に、一個一個のアップに、意味を持って繋げていけるようにみんなで案を出し合いましょう!!