今日はナイター練習がありました!!

昼間は相変わらず蒸し暑い中でしたが、夕方以降になると涼しく活動しやすい気温になりました。火曜日には審判講習をしていただいたので、プレーをするのは今日が初めてとなります。グランドで思い切り出来たのはうれしかったし、こういう時に精一杯やっていこうと思いました。とは言っても自分がプレーをする訳ではないので、子供達が精一杯やってくれる事を願い、その環境を作れるようにがんばろうと思いました。

先週から1年生リーグも始まり、1年生もチームとしての公式戦を経験しました。そんな中でサッカーに必要な力というものも理解してくれたと思います。一人では出来ない事がたくさんある中でどうやって仲間と協力していけるか?これまでの練習も個人にテーマを絞ってやってきましたが、リーグ戦も始まった今、個→グループへ移行していこうと思っています。とは言っても個が疎かになっては意味がないので、個の責任が当たり前に出来るように完成させていきながらグループとしても大事な事を伝えていきたいと思います。

今日は堀金コーチにも参加を依頼しました。

その意図は、堀金コーチも社会人チームでプレーをしている立場だからです。サッカーをやっている人間がすべき事は大人でも子供でも同じです。必要な事を出来ているのか?を確認してもらいたい事と同時に、指導者として伝えていく為にも必要な材料を知ってほしいと思ったからです。堀金コーチも年齢を重ねながらもまだまだ人間として成長したいと思っている一人ですからその力になりたいし、それがこういう場で学べるんだって事も分かってほしい。我々指導者は子供に教える立場でありながらも、同時に学ぶ立場でもあるという事をもっともっと一緒に考えていきたいと思っています。

アップではリフティングとドリブルをやりました。個人の技術も絶対に必要なので、アップでは個人が考えたり、工夫をして動かせるような環境を提供したいと思っています。

そこから今日のメイントレーニングで『スペースを埋める』事をやっていきました。

サッカーの守備=ボールを奪う事ですが、そのボールを奪う為に何が出来るか?を考えないといけません。自由に動かせるサッカーの中で相手からボールを奪え!と言われてもなかなか出来るものではありません。ですが、その相手の『何かを奪う』事でボールは奪いやすくなるのです。その『何か』が、『スピード』だったり、『方向の限定』であったり、『スペース』です。

今日はその必要性を最初に話した上で、トレーニングをやっていきました。体の方向、ポジション、関係性が大事なトレーニングだったのですが、まだまだ声や敏感さが足りません。集中力という言葉にも似ていますが、敏感に反応する、感じる力がない(コーチ的に言えばアンテナが張れていない状態)からやられる時が多い。この種目をやっていく中で気付いていくとは思いますが、まだ周りからの3年生の声に頼っている1,2年生が多すぎるので『自分から獲得する習慣』をつけないといけません。

今日はとにかく頭と声を使わないと成立しない話を最初にしておきました。

やる前には分からなかったみんなもやっていく事で意味が分かったと思います。みんなは簡単に『コミュニケーションを取る』なんて事を言いますが、それがいかに難しいか?って事。瞬間に、言い合えるというのは普段からやっておかないと出来ません。いきなりはやっぱり出来ないのです。だから、今はゆっくりのタイミング(プレーが途切れた時など)でも良いからしゃべる、解決するようにしないといけないのです。最初から完璧を望んでやっているのではありません。ですが、出来ればどんどん高いものを要求していきます。

今日は最初に設置したゴールを使いたかったのに使えなかったのは、みんなの習得レベルが低いと思ったからです。中身スッカラカンのゲームをいくらやっても無意味です。それよりも今しないといけない事を本当に心で感じてやろうとする意思が全員に出てくればいつゲームをやっても面白いゲームになっていくのです。どちらのほうがみんなが上達すると思いますか?って話。

まだまだしゃべらない(しゃべれない)子が3分の2。

それだけチームの為にしないといけない責任感のなさ。もしくはこれまで他に頼って済ませてきた無責任さ。。。つまり、協力というのは『個が育たないと出来ない事』だと分かってほしい。二人の人間がいて、一人が150%でもう一人が50%の200%なんて力は協力とは言えないのです。100と100だから初めて協力なのです。その意味を理解出来ない人間がチームの為に、チームスポーツをうまくやる事は不可能だって話です。

協力をするというのは『しゃべる』事だけではもちろんありません。ですが、黙って全ての相手からボールを奪う自信はありますか?一人で何でも出来ますか?って事ですね。

サッカーには苦手だろうが、しなければいけない事ってあるのです。それを早く理解し、行動出来た人間がチームを助ける人間であり、チームとしての喜びを手に入れる人間です。

いつまでも『自分だけの満足感』で終わるのではなく、誰かと喜びあえる人間に成長してください!!