遠征や一歩外に出れば自分の習慣が『無』になる事もある。

ごまかせていたものが出来なくなる事もある。課題は『個々の生活習慣の積み重ね』です。毎日の自分をちょっとずつ変化させてほしいのに、コツコツではなく一発で何かを変えようとする意識のズレ。

自分の考えやイメージも曖昧だから人と合わせるなんて事も到底出来ない。それが出来ない、しない、やろうとしないのに『自分は下手だから・・・』みたいな言葉一つで解決させようとする。それが一番大きな課題です!

技術も絶対必要ですが、それ以上に周りと、仲間と関われる力が必要だと思いますね!それに気付けた人間がどれだけいるだろうか???という事ですね!

チームはこの遠征で何を獲得しようとしているのか?何を目指してるのか?

も完全にボヤけてしまっていました。みんなが『自分の事だけ』になっていた時があった。周りの事ではなく、自分の事。それだけになっていた時の試合なんて観ていても全く面白いものではありませんでした。中で相手のボールをただ追いかけているだけ、ミスを期待しているだけ、まぐれのゴールに期待するだけ、みたいな気持ちの軽いプレーが多くすぐに人のせいにしようとする発想に行き着く選手も多かったですね・・・。

修正をする度に良くなっていくのはありましたが、『言われてから』というタイミングに問題があるし、そればかりになっていた事が課題。一見良くなっているような事があったとしても『自主的か?言われてからか?』の違いは大きいからそういう所への甘えはなくしてほしいと思う。

やらないといけない!!

と気付いた時には後悔をした後。というのがほとんど。

後悔をする前に思える選手が少ない。それだけ何かをやろうとするまでに考えている選手がいないという事。相手の特徴、相手の得意なプレーなども分析出来ていなかったし、考えもしていない。どんなタイミング、どんな相手にでも常に同じ事しかしないから読まれるのは当然ですね。

状況に応じて自分を変えられる。やり方を変えられるかどうか?ですね。サッカー選手として『良い』と評価されるかどうか?はそこだと思います。いくら武器があるとしても出すタイミングが悪ければ効力はないし、意味もなくなる。そういう時の考え方に幅がないから同じ相手に何度も同じ形でやられるシーンもありましたね。

合間の時間の使い方も大きな課題!!!

トレーニングでもなく、ケアでもなく、『休憩』になっている事が良くない。逆サイドにボールがあると反対の選手が何もしないような状況と同じ。時間の使い方が下手。

メリハリがないから楽しみ方も分からない。相手に、環境に求めるのはそのせい。自分から楽しめる術を持っていれば人のせいにする事なんて何一つない。やっぱり考え方が後ろ向きなのと、人のせいにする考え方を持った選手がいる事、疲れが出てくると増える事が大きな課題ですね。

後はやっぱり『感謝の気持ちがない』事です。誰かがやっている事は『してくれて当たり前』なのに、自分から何かをしてあげたいと思って動いている子が少ないという事。一緒にいると本当に各自の内面がよく見えたし、『この子では仲間がきつい時に助けてあげられないかも。。。』と思ってしまうような選手が多かったのは残念な部分でもあり、自分の指導者としての力不足だと感じました。

そして、最大の課題としては『サッカーというスポーツが自己主張より、他人の為に犠牲になる事』だという考え方がない事。

全部自分。自分のやりたい事だけ、自分が元気な時だけ、みたいになっている。前向きな声を出そう!!なんてテーマによくしているけど、人に、他者に前向きにさせる前に自分が自分で状況を前向きに捉える練習をしないといけない。

遠征という場に来たからこそ見えた事がたくさんありました。収穫も課題もあるからこそ人は成長出来ると思うから、この課題は真摯に受け止めて自分を高める為にどのように仲間を協力していくか?をよく考えてやっていこう!!

遠征に協力してくださった保護者の方々、主催のフレスカ神戸様、対戦相手の皆さん!本当にありがとうございました!!また交流をよろしくお願いします!