圧倒的存在感!!指導者になるという事

今日は早朝から鳥取県へ行きました!!

目的は『ある人との出会い』でした。そのある人とは鳥取県でクラブチーム『JFC・・・S』さんの代表者でもある坂口さんに会う事でした。夏休み前から少し連絡させてもらっていて、チームで参加をしたい、交流をしたいとお願いしていたのですが、どういうチームか?をしっかりと理解してから行かないと失礼だと思い、今回はまず自分だけで、自分の目で見させてもらうようにしました。最近は特に『自分の目と肌で感じないと気が済まない』ようになっています。情報が溢れ、動画でもあちこち見れるような時代ですが、やっぱり『その場の空気感、その場のタイミング』などが重要です。現場でないと分からない事がいっぱいあるので、それを確かめる意味でも今回は日帰りですが弾丸で一日帯同させていただきました。

昨日から泊まりで交流されていた滋賀のチームと、出雲のチームが3チームで合同でされるという事でした。

昨日からの交流を今日は二日目でやっているのもあって、子供達の距離感も近くてとても仲良しでした。ただ、たった一日でここまでなれるか???ってぐらい仲良しで本当に鳥肌が立つ程の素晴らしい空気感でした。。。

最初に一人一人挨拶に来てくれたのですが、その挨拶も『やらされている』子が一人もいませんでした。15名程の人数だったのですが、たったの一人もいませんでした。みんなが『自分の心と言葉で挨拶』していたのです。そこは驚きだったのですが、人間の関係を繋ぐ最初のアクションである挨拶がきちんと出来る、出来ないって大きいし、そこに驚きを受けるぐらい自分の感性が狭いと言うか、本当に大事な部分をまだまだやれてない事がよく分かりました。

今回は自分に足りない部分をさらけ出すのが目的だったのですが、もう見事にそれが出来ました!!

イメージよりも素敵な人で、パッと見た目は強面ですが、本当に柔らかい口調で、深い考えをお持ちの方でした。

4つも年下でしたが、その経験から来る話は自分なんかよりも遥かに苦労をされて、色々な事を経験されている事が十分に伝わってきました。今日は朝9時〜夕方4時までフルでグランドに居て、その間ず〜〜〜〜〜っとお話させてもらいました。自分が今現場で思っている事や疑問に思っている事、坂口さんがどのようにされているのか?何を目指しているのか?というような話を。

本当に、濃く、考える事ばかりの時間でとても有意義でした。

そんな中で一番感銘を受けたのが『自分は指導者なんて言っていいレベルにないって事』でした。子供には『つもり』になるな!とずっと言ってるのですが、自分は正しい指導者なのか??って事に対してはずっと違和感があったのですが、今日それがハッキリしました。

指導者っぽい自分

である事。これはショックでもありました。

でも、これが現実。

認めるしかないし、これから変えていくしかない。ずっと自分は満足なんかした事がないし、もっと出来ると思ってきた。そして、今後何をしないといけないか?もよく分かった。子供を主役にしたい思いをどのように具現化していくか?の道が見えた。

頭では分かっている、イメージはある。。。ずっとその状態だったけど、今日はその間の『過程』まで見えた。真似をするのではなく、目の前の子供達を見ながらファルコに落とし込む方法が色々見えた。悩みの基本の形はみんな同じだと思っています。ただ、大きく違うのは『指導者の為か?』『子供の為か?』という部分。ここがまず大きな分岐点になり、その『子供の為に』というカテゴリーで悩む人の基本はみんな同じだという事が分かった。そして、その基本の形を自分の性格、子供の性質、土地の雰囲気、地域のカラー、学年、経験のさせ方、タイミングなど、色々な条件が合わさって問題として起こる。だから、『これが答えなんです!』という一つの事を導き出すのは不可能に近い。自分の能力や得意、不得意もあるから簡単に出来るものではない。

だからこそ、『原因』に正しく目を向けて改善の糸口を子供に見つけさせるのが役目。与える、教えるのは指導者ではないという事。

先日書いた内容にもあるけど『因果応報』って言葉。

やっぱり自分に原因があるのです。考え方も含めて。他人の、環境のせいにしたら終わり。その人間はそこで成長が終わるのです。どんなに自分がドン底に落ちても『這い上がってやる!!』という気持ちさえあれば現状は不細工でも、不格好でも、必ず輝く場所に行けるんだと分かった。

何故なら、何かのせいにしてみんな心を折っていくからだ。疲れたり、責任感だったり、面白くなくなったり・・・好きで始めた事でもどこかで壁に当たる。ただ、その壁を『成長の為』と受け止めるか?『しんどいな〜・・・』ってとるのか?です。心が折れなければ絶対にどんな形にもなれる。自分は指導者になる!!

感謝をする人になろうとしていたけど・・・それも大切だけど、それよりも、感謝をされる人になる。今日は鳥取まで会いに来た側の自分がいつか、誰かに会いに来られるチームに、指導者になる。こんな田舎の地域でも、やってやれない事はない。その地域を知り、その地域の子供を知れば正しい指導は出来るはず。

今が間違っているとかズレているとは思わないが、『もっと良い方法がある』事をあちこちから学ばないといけないって事。教える為にはもっと教わる。自分自身が心を開かないと始まらない。余計なプライドをきちんと捨てようと思う。

自分はサッカーが好きなんだって事。改めて自信が持てた。すごい人を観て『越えたい』と思えたから。学ぼう!!考えよう!!『動きながら』。。。

坂口さん、本当にありがとうございました!!