今日はナイター練習でした。

今日は練習前にみんなを集めて少し質問をしました。

みんなは何をしにグランドに来ているの???という質問。何をしに学校へ行ってるの???と、

『サッカー』
『練習』
『勉強』

って一言がほとんど。。。やっぱり目的が整っていない、考えれていないのが大きな要因なんだと改めて思い、それを踏まえて話をしました。

昨日の鳥取県で学んだ事、自分のファルコというチームの現状からやっていかないといけない事をとことん考えました。そして、現状はどこなのか?を考えた上で一歩ずつ前へ進めていくしかないと思います。

そこで、ファルコというチームではなく、『個々が成長する為の場』として提供する事をもう一度やろうと思っています。自分が何の為に来ているのか?何の為にサッカーをやっているのか?が実は自分で分かっていない子が多い・・・。だから、グランドに着いても『何をしてらいいのか分からない』なんて子が出る。サッカーがしたい、サッカーがうまくなりたいと口では言ってるのに、行動には移せない・・・それは結局『分かっていないから』だという事。それを細かく、ゆっくり説明していきました。

3年生が敗戦した原因も考えるとやっぱり足りないものはあります。ただ、3年生に足りなかったものが1,2年生に当てはまるとも限りません。その場、その時、その学年、その選手に応じた言葉やタイミングが必要なんだと思います。

最近の事で例を挙げると、ルーキーリーグの際にグランドの設営をしたのですが、多くの選手が『誰かの尻を追いかけているだけ』に終わっている事があった。

どうしてそんな事が起きるのか?

『横一線美学』

があるからだと気付きました。みんな同じ事を同じようにやれば綺麗に見えるし、見栄えもいい。それをさせる事で指導者として酔いしれる・・・。そういう事なんだと分かったのです。

だから、そうではなく『バラバラだろうが、一人一人がチームの為に動く』ほうがよっぽど効果的で意味も価値もあるんだという答え。そして、実際に、サッカーもそういうスポーツだし、社会もそういう場所なんだと思う。同僚で先輩の悪口や愚痴をこぼしたり、お互いに傷の舐め合いをしても良くはならないって事。相手を変えるなんて出来ないとしても、『自分を変える』事はいつでも出来るんだって事です。

今日はリフティングとドリブルをしましたが、みんなの感覚だとこういうのを『技術』って言います。

もちろん技術の中の一つではありますが、『絶対に必要なもの』だとは思えていません。出来るといいな、出来ないのは下手だから仕方がない。みたいな考え方。

違うんです。お箸をきちんと使えないとご飯が食べられない。言葉を使えないと会話が出来ない。そういう事です。リフティングも、ドリブルも、しないとサッカーは出来ないのです。だから、『しなくてもいい』ではなく『絶対にいるもの』です。そこを誤解しないでほしいと言いました。そして、これからは練習前の時間には各自でボールを『蹴る』のではなく『触る』ように言いました。手段も教えました。何をすれば良いのか?どうしてなのか?伝えました。

後は、やるみんなが『こうなりたい』とイメージを持ってやれるかどうか?です。

素敵な出会いから学んだ事。

空気に触れる、空気を感じる、空気を伝える

という事。自分なりの言葉にはなりますが、そういう事です。自分がファルコに抱えていた問題が一気にクリアになりました。必要な事が分かりました。

相手に、周りに、他人に伝わるぐらいの空気感を出せるかどうか?だという事の意味。本当に大事だと実感。

今日、途中の部分練習ではなかなかイメージしている形には持っていけなかったけど、最後のゲームでは相手の逆を突く、良いイメージで逆手にとる、成功をやっている選手を数名見れた事が収穫。良い部分に目が向いた。自分の成果!!見ようと思える自分になれたのは設定がうまくいった証拠。

これからファルコをまたより良くしていけるイメージが膨らんできた。がんばろう!!