今日はナイター練習の日でした。

昨日は1,2年生の大半だけで活動をしましたが、今日は3年生も加えた全体での活動となりました。自分は活動を終えるその日まで3年生には全力でぶつかっていきます。3年生の中には『もう1,2年生の事しか考えていないのでは?』と思っている子もいるかも知れません。でも、自分は3年生が次のステージ(高校)でも、大好きなサッカーを新しい環境で思い切りがんばれる選手にしたいのです。正直今のままでは通用しません。考え方も、努力の仕方も甘いからです。3年生という立場になれば、自分達に指摘してくれる相手が減ります。そうすると、そんなつもりがなくてもいつの間にか心が緩んでいる時があるものです。

ちょっとぐらいいいか・・・って。

それがちょっとした時に見えるから問題なのです。自分はそれを見逃したくないし、この3年生が高校に行ってもがんばれる上に、大きな戦力となってもらえる人材にしたいのです。だから引退をするその日まで、自分は3年生にも一切の手抜きなしでやっていきたいと思います!

練習前の時間、合間の時間、少しずつですが『僕は・・・』って感じが見えてきました。

自分だけが考えている事、やろうとしている事が行動から伝わってくるようになってきたのです。誰かに合わせているだけで安心していた時とは違い、行動でその思いが見えるようになってきました。自分は話をする時には相手の言葉の『背景』を読み取るような努力をしようといつも考えています。その人が『発した言葉』ではなく、『その発する気持ち』を考えています。

何が言いたいか?ではなく、『どうしてそれを言おうとしているか?』です。この差は大きいし、大切。

失点、得点をした時に『あのプレーが良かった』と現象を観るのではなく、『そのプレーの前の動き、考え方』に注目するという事です。誰でも見れるような所しか見ていないのは指導者とは言えないと思うし、それでは何も正せない。事の根源だったり、根底の部分を見る、見ようとする事、見れる事が指導者として大切な資質だと考えます。

今日も練習という場で『一回・一本』を大切にしてほしい事を最初に言いました。

それは、ずっと言い続けている事です。試合や見た目が華やかな場所で目立つのではなく、日々の誰も見ていない、評価出来ないような場所の自分を変える、その時間を大切に出来るようになれ、と。

それでも、子供はフト意識が途切れます。疲れた時や集中が続かない時。だから自分は何度も何度も伝えます。分かるまで・・・いや、今わからなくても、です。

絶対に先で分かるからです。確信があるからです。

成功する人間って、土台に、基礎に、時間を掛けられる人だからです。表面的、最終的な部分だけしかがんばらない『ラストスパートで追い上げようとする』人間ではないのです。最初から強いペースで入り、崩さない、落とさない選手が勝ちます。それをやれるかどうか?が『がんばれるのが当たり前』になる事です。言われないと、誰かにきっかけをもらえないとがんばれないような選手ではどこの世界でも通用しません。そういう選手、人間が共通するのは『駒』として使われるだけ、なのです。

指導者である自分は、駒やロボットを育てているのではなく、『心ある人間』を育てているのです。

だからこそ、一人一人が意思、考え、発想を持たないとそれは出来ているとは言えないのです。

ファルコの子って真面目ですよね。言われた事は何でもやるし。。。

って褒め言葉ではありません。そんなのは『使う側の使い勝手が良いだけ』だからです。そういう子が学校でも『優秀な生徒』って評価されている部分も問題です。『先生方が思う』良い事をやれば良い生徒。そうでないと悪い生徒、みたいになる。基準が大人にある事が多い。先日の高校サッカーを見ても同じ。

『それでいいんや!』って監督、コーチから言われるプレーとは『その監督、コーチがやってほしいと思っているプレー』であり、『それが正解』みたいな形になっている。

難しい時代だからこそ、自分が自分を高め、考え方、感性を磨き、自分で自分を守るしかないと思う。

みんなが誰かのせいにしたらキリがない。自分で自分をコントロール出来る人間にならにといけない。

だからこそ、今日伝えたのは、『自分が常にストレス、プレッシャーが掛かる条件を自分作るトレーニング』を見つけるのが大事。工夫が大事。人から言われるストレスやプレッシャーは何の力にもならない。越えようが越えられないでいようが。

自分で自分を高める。それしかない!もっと良い方法はないか?もっとがんばれないか?もっと出来る事はないか?を自問しよう!

毎日を、自分の為に!!未来の自分の為に!!未来への期待を捨てて、今の自分をコツコツ変えよう!!