親の姿を観て育つ!親子のふれあい♪

今日は朝から中町北小学校の2年生の親子のふれあいでした。

その行事の一環として『親子チャレンジ企画』という事で今年は親子でサッカーにチャレンジしよう!という事で講師として呼ばれました。自分も、今ファルコでこの『チャレンジ』という言葉について考えている所でもあり、非常に良い企画だと思っていたので、前回は1年生との時間をさせてもらいましたが、今回は2年生の親子14組と一緒にサッカーを通して親子がチャレンジ出来る場を提供したい、作りたいと思っていました。

子供に説得力を与える為にも、自分自身がチャレンジ出来るかどうか?はものすごく大事な課題ですから今日はそこをとにかく意識してやろうと決めていました。

早めに行ってまずは準備をしました。集まってくる子供達にボールを自由に使わせながら楽しそうに遊んでいる姿を観て全員が揃うのを待ちました。

そして全員が揃ってから挨拶をし、今日の趣旨を説明しました。

『せっかくのこの機会!親子で精一杯楽しみましょう!!皆さんは楽しい時には何をしますか?』と質問。

『笑う!!』と子供。

『その通り!ですので、今日のルールは何をやっても、何があっても必ず笑いましょう!笑顔でやりましょう!!』という事を話してスタートしました。

早速最初のじゃんけんゲームからやりました。この時でも、負けるとフト表情が曇る人もいたので、『あれ?今日のルール覚えていますか?』という問いかけをしながらみんなに確認をしてやってもらいました。そうすると、負けても笑顔、勝っても笑顔。自然と場の空気は良くなっていきました!

そこからボールを使って色々とゲームをやってもらいました!

その際も『大人の鏡が我が子である事』を認識してもらう声掛けをしていきました。例えば、何か課題を与えて出来たとして、『それではみんなの前で披露してください!』とお願いすると、人前では出来ません・・・って親が多く、

『こういう姿を子供は見ているんですよ!子供にも同じように人前ではやらない子供になったほうが良いと思いますか???』と聞くと、

『はい!私がやります!!』と一人のお母さんが出てくれました。こうした姿があればきっと子供は自分もやろう、やってみよう!って思うのです。この『姿勢を見せる』というのが大人、親の役目なんだと思います。だから、こういう機会を今日の練習の中で数回与える事によって、積極的な親の姿が増え、それと同時に場の雰囲気がどんどん活性化していくのが目に見えて分かりました。大人次第で子供は変わり、子供の変化で場がキラキラしていくのがよく分かりました!

ボール遊びも、シュートも、試合も、全部子供だけではなく親も一緒にやってもらいました!

得意じゃない人もやってもらいました。その姿、失敗した後の笑顔、はぁはぁと息を切らしながら追いかける姿に子供は『心に残る思い出の時間』となっていくものです。これこそが『子育て』だと強く思います。姿、姿勢で見せる。言葉ではなく、行動する事です!

今日はこの空間がそう変化していくのが伝わってきたし、疲れているだろうけどお母さん方がイキイキとしていました!

『みなさん!笑顔力が減ってきていますよ!子供が元気なくなりますよ〜!!』って声を掛けると笑顔になってくださる親の努力もあって、子供は終始笑顔でした。最後の試合は手繋ぎで一緒に動いてもらったので、親の真剣さに引っ張られて振り回されてこけて泣いている子供も出ました(笑) ですが、親の真剣さが伝わるから泣いた子供も一瞬だけ。すぐに起き上がって次の瞬間には必死にボールを追いかけていました。

これが、一緒にやらずに外から見ているだけで『ほら!早く立ちなさい!』って言うだけで出来たでしょうか?一緒にやっていたからこそ伝わった経験を本当に大切にしてほしいと思います。一番感性が豊かで育つこの年代だからこそ、体を一緒に使って遊んでほしいと思います。

最後の試合は10点先取という事でゲームをしました。

親子で手を繋いでサッカーをする経験はなかったと思うし、みんな笑顔だらけ!!体育館の中の熱気、盛り上がりは最高潮でした。疲れまくっているのに、心が元気だから自然と体が動く!!終わってから数名のお母さんと話出来たのですが、『コーチのおかげで夢中になれました!』という言葉。『違いますよ!お母さんの子育て力ですよ!』という事を言いましたが、大人だってこうして夢中になれば子供はきっと夢中になれるんです。

10対8というシーソーゲームになったのもありますが、勝敗を越えた大きな価値観がここにはありました。どうして楽しかったのか?どうして夢中になれたのか?

最初に話をした答えです。

笑顔でやろうと努力したからです!その努力の数が最後の試合の雰囲気に繋がったのです。一つ一つのゴール、得点に子供の頃のように喜び、はしゃぎ、飛び上がる姿は見ているこちらまでうれしくなりました!大人だからって子供よりも出来ないといけないとか、難しく考えなくて良いのです。出来ない事は出来ない。だけど、『一緒にがんばってみようか!』という姿勢があればそれで十分だと思うのです。

出来ないと恥ずかしいと大人が思えば、そこにいる子供もきっとそうなります。堂々と明るく、元気に、って思う親御さんは、どうか自分自身がそうなれるように目指してください!そうすれば自然と目の前の我が子もそうなっていると思います。子育てに正解なんてありません。公式もありません。

親御さんの理想と努力がそのまま子供に反映されます。だから子供のせいなんて一つもありません。全てが自分の責任です。素敵な子供だな〜って我が子を観て思えるならばあなた自身が素敵なんだという事です。もう〜ほんとに!!ってイライラされる方はあなたがそうなっているからなんです。

どうか今日の時間をまた別の場所でも作れるように寄り添ってみてください。笑顔が最強の武器である事を忘れないようにこれからも子供にとって良い環境を作れるようにがんばりましょう!!

今日は楽しい時間をありがとうございました♪♪