今日は朝から赤穂海浜公園グランドの芝生という素晴らしい環境の中で、赤穂さん、須磨さんとの練習試合をさせていただきました。

赤穂さんはいつも交流でお世話になっていて、このような良い環境を提供してくださる事に本当に感謝をしたいと思っています。赤穂さんも環境が良い中でトレーニングもされているようになってから、チームの雰囲気や技術がとても上がっていると年々感じるし、自分達も負けないように己を磨いていきたいと思います。交流させてもらえるからこそ得られるものを今日もたくさん感じ取りたいと思いました!

アップも須磨さんが非常に好意的に場所を空けてください、一緒にグランドを使わせてもらえるなど、本当に周りにはありがたい気持ちを向けないといけない事ばかりでした。ですが、肝心のファルコのみんなにはまだまだそういった気持ちが足りません。自分さえ良ければいいという考え方が根強く残っているのが伝わってきます。変わろうとしている姿も同時に分かりますが、残っているわがままな気持ちも見え隠れしています。

今日なんて早朝でもない、移動の時間。そんなに長い距離でもない。
なのに、すぐに『寝る』という選択肢しか出てこないこの選手達から『努力』というものは伝わりません。スイッチを入れるタイミングが悪いし、準備が悪い。今日だってまたユニフォームの忘れがいたように、まだまだみんなの幼い、幼稚な心は改善しなければなりません。

昨日の練習の最後に、『チャレンジする』という言葉の定義をみんなで考えてもらっている最中ですが、今日もピッチの上でそれを考えながらやってほしいという事は言いました。

自分達なりには、『狙いを持ってアクションし、その結果がチームの為に何かが残った事』がチャレンジをしたという事になると決めていました。それが正解、不正解という話ではなく、それを全員が共有し、『体現』出来るかどうか?なのです。

今日は文字通り、そこへのチャレンジをしてもらう良い時間となりました。試合も多く組んでいただき、素晴らしい環境で25分を7本もさせていただきました。

前半と後半でどんどんメンバーを変えながら固定せずに、一人一人が何かにチャレンジ出来るように、という事へのこだわりの中でやってもらいました。

ですが、やっぱり『試合』というものへ入り込んでしまう子が多く、他の事を考える余裕を自ら失っている子も多かったです・・・。

観る余裕、考える余裕もないのは、『準備が遅く、気付いたら後手の状況だから常に慌ててプレーするから』です。理由はそれのみです。

だから勢いだけでプレーをする。そんなプレーの結果が成功しようが、失敗しようが、関係ない。自分に残るものがないから。毎回の練習でも、自分の考え、自分の工夫、自分のタイミングを今はテーマにずっとやっています!ですが、『試合』ってなると一気に頭が真っ白になる子がまだいるのが現状。いきなりは全体の変化は出ないかも知れませんが、反対に2年生の多くは良い変化が見られます。タッチ数が増え、抜ける回数が格段に増えた。相手に反応出来るようになってきた。そんな子の成長も確かに見えました。それは1年生も同じ。よく考えて普段からトレーニングしている子はやっぱりこういう時に確実に得点を決められる。逆に決められなかった子は『惜しい』とかではなく、日々のトレーニングでまだまだ触る回数も、細かい意識も足りないという事なんです。

2年生はミーティングでもリーダーとして前に立つようになり、責任感も増してきたので、それだけ苦労もしている分、変化も大きいのは当たり前。

逆にその姿に任せっきりの1年生はやっぱり試合の中で変えられない。うまくいかない、しんどい状況になると下を向いたり、暗くなるだけで顔を上げて踏ん張るとか、楽しむとか、声を掛け合うなんて事も全くしない。審判をしながら『何かを変えないと。今変えないと一緒だよ』という事も言い続けたが、選手の脳には届かなかった様子・・・。

そして、試合の後にはみんなで格好だけ集まってお決まりの『ミーティングっぽい事』をするのです。まるで、反省、改善している、みたいな。しないといけない時(うまくいっていない状況)にせずに、みんなが楽な状態の時に『あの時ね・・・』って過去の話を言い合うなんて何の進歩にも繋がらない。やる事をやってみて、それでもうまくいかなかった話をするならまだしも、出来る事も、やろうともせずに適当な話し合いなんてやるだけ無駄。そんな事するぐらいなら一回でもボールを触って技術上げるほうが意味があるよ、って話をしました。

1年生は本当に人間が甘いとしか言えない。

各自が大人に、環境に甘やかされすぎ。自立していないし、構われすぎ。

だから自分から考える。自分から何かを生み出すって事がほとんど出来ない・・。そういうのってトレーニングへの参加の仕方で本当にありのまま見える。結果だけの話しか出来ないとか、局面の事しか言えない。きっとそんな環境にいるんだと思う。ここを変えないと本当に先で言われた事しか出来ないロボット人間になる。そんなつまらない人生を送ってほしくはない。本人が、親がそれを望むなら別ですが・・・・。

最後のゲームは本人の意思で、試合出場を自分のタイミングでやってもらいました。それだけに各自責任を持ってプレーをしてくれたし、しようとしてくれた。明らかに最後が一番良いゲームになったのは間違いない。どうして最初からそれが出来ないのか???よく考えるとやっぱり『甘え』だと思う。自分がプレーする機会が保証されているから出ている時間をチャンスだとか思えないし、大事に使えない。むしろ、疲れた、しんどい、苦しい・・・ってそういう感情にすぐに支配される。内面の弱さが本当に浮き彫りになったし、それが成果と言えば成果。

失うものなどない我々がみみっちいプライドを守ろうとせずに、本当に心を裸にしてサッカーと向き合ってほしいものです。変な期待を周りからされたり、自分に期待なんかしているから自分を守ろうとする。それを捨ててしまえば変化はきっと早いと思う。数名はそのきっかけを得る事をし、『今サッカーが面白い』と感じている子もいる。それが正しい感情であり、良い選択が出来ている証拠だと思う。

自分の為、自分の将来の為!ブレないように!!ズレないように!!!