今日は夕方から加美スクールがありました!
今日も早く行って準備をして、子供達を待ちながら『今日はどんなプレーを見せてくれるかな〜。。。』って楽しみでした♪最近は現場に行く際にこういった気持ちになれます。今までは肩に力を入れて『こうしないと』みたいな気持ちが強かったけど、鳥取に行けた事で自分が肩肘張っても仕方がない事を気付かせてもらいました。それからは現場に行くのが楽しみで、スクールもファルコもやるのが楽しみです!
こういう気持ちで関われる事は子供にとってもやっぱりメリットがあるだろうし、子供達も来るのが楽しみ、ワクワクするような気持ちになるような場所にしたいと思います。
今日はスクール前に一人焦って顔色が悪い子がいました・・・。理由を聞くと、『体育館シューズを忘れた・・・』という事でした。確かに忘れ物は良くない。だけど、起きた事に対して注意や怒っても仕方がありません。そこで『未来を変える話をしよう!』という事で、どうして忘れてしまったのか?これからはどう注意すれば改善出来るのか?という事を一緒に考えました。失敗をするのが子供。ですが、その経験を活かして同じ失敗をしないようにしていくのが大人だと思っています。今日から変えればいいんじゃないかな!って話をしてその子も元気に参加をしました。
そこからスクールを開始!!
今日も最初のレベル9キャッチの練習から自分達で分からない所は聞きながらやっていこう!という場と時間を与えたのですが、まだまだ『自分を守っている子』のほうが多いし、変化があまり起きません。出来ない事は恥ずかしい、出来ないのは良くない事(悪い事)と考えている子が多いからです。そういう習慣を植え付けられているからです。どこかの場所で・・・。
ここを崩すのは結構な時間が必要ですが、自分は目指してやっていきます!失敗をしてもいい。失敗しないと分からない。失敗を楽しめる、そういう選手にしたいと思っています。口先だけでは『失敗してもいいんだよ』と言う大人でも、本当に失敗をしたら悪い事のように言ってしまえば一緒なのです。失敗をさせ、失敗させた後の言葉掛けや関わり方で子供の先が変わる。その事を肝に銘じてやっていきたいと思います!
自分で原因も見つけられて考えながらやれている子はやっぱりレベル6はクリアしていけるし、そうではない子の変化を目指してやっていきたいと思います!
そこからはリフティングをやっていきました!
今は、子供達の柔らかい脳をほぐすようなイメージでやっています。サッカーって言えばボールを蹴った回数で子供が変わると思っている保護者の方々!それは全く違います。やっぱり勉強と同じで、頭を使った回数、心を動かした回数です。どうやってうまくなるのか?どうしてもうまくなりたい、悔しい、なんて事を積極的にやっている子はどこまでもうまくなれるのです。ただボールを触った回数ではありません。
だから、今はリフティングを『しながら』という事をテーマにやっています。一学期まではボールを触る事に集中してもらったのですが、この二学期以降は『しながら』がテーマ。同時に何かを考えるという事をやってもらいます。
今日もリフティングをしながら腕を動かしたり、九九の計算をしてもらったりしました。笑顔になりながら、苦戦しながらやる時間は自分が思っている以上に成長しているんですよ。
そこからリフティングというよりも、『ボールの触り方・関わり方』みたいなイメージで色々なやり方をしてもらっています。
ボールを止める、ダブルタッチで触る、ボールを上げる、などです。興味を持ちながらやっている子は変化しているし、今日だけで新たな技を発見している子もいます。回数が増えるのも大事ですが、出来る事が増えるのはもっと大事です!
良い表情になってきたし、『自分なりの工夫』が出来るようになってきました。この変化はとても大きく、そういう子はゲームの中のプレーも圧倒的に変化してきました。それまではボールが来る、来そうな時しか動けなかったのですが、今は自分から見つけて動けるようになっている。この変化をさせるのに、今までの自分は『考えて!!』って言葉を投げかけて変化を促していたのですが、それでは変わらない事も鳥取で教えられました。子供の『何に』問いかけるか?で決まる。それが分かったのです。
だから、今は『自分でどうしようか』を考える、判断出来るようになったのです。これは子供は分かっていないと思いますが、リフティングの時のタッチの仕方、工夫、変化がそうさせているのです。繋がっていないようで繋がっている。そういうもんなのです。
最後のゲームでも、ほとんどの子が止まらなくなりました。
止まって考えるのではなく、動きながら考える。それが出来てきています!自分の力、自分の考えで決めたゴールはきっと記憶に残ります。その時間こそが『今日の練習の価値』なのです。
毎回やっているスクールの時間の中で、たった一回でもそれが残れば来た意味があるのです。逆に言われて、やらされて、って時間はどれだけ過ごしても意味がありません。子供にとっての『未来』を変える為に今の時間を使う。今の改善の為ではなく、未来を変える。その発想が関わる大人にないと子供は息苦しく、子供はロボット化していくだけです。
未来の子供がどうなってほしい。
先で何が出来る人間になってほしい。
そこへの話が子供と出来る大人が増えればきっと環境は変わるでしょうね!自分がまずその一人になれるようにがんばりたいと思います♪