今日は夕方から八千代スクールがありました!!

非常に夕方以降は風も冷たくなって寒さを感じるぐらいになりますが、動く子供達にとってはちょうど良いぐらいだと思います。一緒にスクール前の試合をすると、本当に手ごわい相手になってきました!自分も苦戦するし、なかなかうまく通用しなくなってきているぐらい、『各自の良さ』があります。

ただ、残念な事に自分でそれを自覚していない子が多く、スクール前や遊びの時間だと発揮出来る能力が、スクールが始まると出来ないというような子が多い・・・。つまり『遊べない』のです。余裕を持てない、持たされた中で教えられていないのが現状。だから、子供達に何かを質問した時も、返事のほとんどは

『一生懸命』
『努力』
『がんばる』
『勝つ』

って言葉が出てくるのです・・・。それらは全て否定されるものではありません。良い事とうイメージが強いですが、『それしか出来ない』というのが問題なのです。遊べる上でがんばれるようにならないと。遊べる上で努力が出来る。遊べる上で一生懸命やれる。という感じ。がんばる『だけ』、努力する『だけ』、『一生懸命』なだけ、では成長は頭打ちしてしまうのです。

今日も序盤からお互いの教え合い、学び合いの時間を持ちました。

ですが、『分からないと聞けない』子がいます。ほとんどがそのようです。みんなが普段の学校でもこうなっているのが目に見えます。。。『分からないのに分かったフリをする』子がきっと多いんでしょうね。でも、そういう環境になっている事が子供にとって問題なのです。先生のペースで授業が進み、分からないのにそのままにしていく、されていく事が。。。分からないから学校に行ってるのに、分からない事が恥ずかしいみたいになっているのが子供の成長を止めているんだと思います。

昨日、学校の先生方と話せる機会もあって、そこでも現場での先生側からの悩みも聞けたし、こうして実際子供を目の前にすると、普段の習慣がありのままに見える。こういうありのままの姿が『大人の成果の発表』な訳です。良い習慣がついている子はどこで何をしても、自分から何かをやろうとします。でも、教えられないと、与えられないと、自分から何も出来ない子になってしまうと大人は怒ってばかり、注意してばかりの環境になる。子供はそれが嫌だから『大人の正解』を探してがんばろうとする・・・。

ここに違和感を感じている自分です。誰が?誰の為に?サッカーをやる必要あるの?って子供がとにかく多い。親のエゴ、親の見栄、親の期待でやってしまっている子が増えている。それを変えないといけないって痛感しています。

もっともっと子供なりの『工夫・発見』を見たいと思っています!

それはサッカーだけにならないと思うのです。自分から何かをしようとする、変えようとする、そういうアクションはあらゆる場で活きます。誰かの指示をもらわないと出来ない、動けない子ではやっぱりいつまでもそういう人間のままで、誰かのせいにして生きていきます。そうではなく、主体的になれる子供にする!そう心に決めています!

もちろん今は、指示を待って、与えられてそれをやるだけは『楽』です。でも、今その楽を選んでしまうと先でしんどくなるのは当たり前。反対に、今自分で考える苦労を当たり前にしておけば先で困る事がありません。だって、『何が起きても自分のせいだと考えられるから』です。どちらになりたいか?その先を見据えて今の子供に関わっていく自分の仕事に誇りを持ちたいと思っています。

途中にも、みんなに話をしました。

みんなには決定的に欠けているものがあると。

荷物の整頓は出来ない、靴はかかとを思い切り踏み潰している。ボールの空気は入っていない。。。。要するに『物を大事に出来ない』人間、感謝の出来ない人間が『ただでさえ扱うのが難しい足でボールを扱う』スポーツが出来る訳がないという事実です。

関係ないと思った人はサッカーに本気で向き合った事がない人です。うまくなりたい!!って言う人間がペコペコのボールを持って、平気な感覚がどうかしている。習わせたいと思うのならば、道具は揃えますよね?習字をするなら、そろばんをするなら、塾に行くなら・・・必要な物を、必要な使い方しますよね?サッカーに対しても同じです。うまくなりたいと思っているならば、『まず自分がしないといけない事』について家庭でも話す必要があると思うのです。どういう風になりたくて行くのか?など。

闇雲に行けば、預けていれば何かが変わると思っているならばそれ自体が間違っているという事。仮に変わったとしても、自分が求めている形じゃなかったらそれすらに気付かないって事です。つまり、預ける親も、参加する子も、『こういう事が出来るようになりたい』って形を持つ事がまずは大事ですし、その為の道具の使い方、感謝の心などはどうか家庭でまず指導をしてほしいと思います。お金を出して与えているのは家庭ですからね。

ボールと友達になろう!ボールに好かれる自分になろう!、自分からボールに寄っていきなさい!そういう事を言っています。

意味の分からない子は技術が上達しない子。その言葉を受けて工夫している子は確実に良くなっている。当然です!必要な事をやっているのですから。ボールと友達?そんな事いいから技術を教えてくれ!みたいな考え方の子や親がきっと増えている。そういう考え方だから逆に身に付かない事に気付いてほしい。

うまい選手、一流というのはボールを大切に扱えるのです。ミスしないとかって事ではなく、『ボールを扱い方に気持ちがある』って事。だから一流なんです。それはリフティングの回数がすごいとか技が出来るとかではありません。ボールを扱うのです、足で。

それが全てであり、その為に練習をする。工夫をする。発見をする。のです!

うまくなりたい、強くなりたい、勝ちたい・・・

一度、そんな言葉を頭から消し去ってください。本当にうまくなる時はそんな事を考えていません。余計な事で体も頭も固くするのではなく、『余裕を持って』ボールを触れるようになりましょう!!意味の分からない人はいつでも個別にお話します。遠慮なくご相談ください!一緒に子供を育てる事を考えていきましょう!