今日は朝から八千代グランドで練習試合がありました!!
アザーレア三田さんが来てくださったので3試合を一緒に試し合う事が出来ました。まずは朝から準備を行ないました。それぞれが考えて動く!一人一人が意思を持って
という事を目指して動き出してからちょうど一ヶ月ですが、残念ながら変化はない上にもっと言えば『同じ事をして慣れてしまっている』という停滞感が強く本当にこなしているだけ、の様子がそこにはありました。それを最初に話をして、リーダーには今後のまとめていく方向性についても少し話をしてそこからは子供達の世界に任せました。
アップは全体はリーダーが考えてやってくれていたので、自分はキーパーの波琉くんの手伝いをする形をしました。あまり長くは出来なかったアップでしたが、横で全体がやっている空気を感じながらやっていると割と良い雰囲気だったと思います!
まずは前半のメンバーから今日のスタート!!
非常に出足の良いサッカーで、一人一人の個性もしっかりと出ているゲームでした。ハーフタイムに話をしたけど、『このメンバーだからこそ出来た。自分だからこそ出来た』という特色の濃い内容だったので出ているみんなが楽しいと思えるような内容でした。そこから後半は半分が交代し、新たな挑戦が始まったのですがそのメンバーは『自己主張』ではなく『自分の事だけ』しか考えられない事からチーム全体は一気に停滞し、全く良いものが出ませんでした。。。
その差は『自分の考えを相手に伝える』という事の差。相手を知り、知ってもらう事が当たり前に出来ていた前半のメンバーと比べても、後半は何も主張もしないで自分の事だけをやろうする・・・それが周りに分からないから同じコースを一緒に消していたり、カバーをしてもらえていなかったり、関わるタイミングが悪く存在感が全く出せていなかったのです。
うまくやりなさい!なんて言っているのではなく、『あなたは何をしようとしているのですか?』の話です。
自分の意思があるかどうか?なんです。終わってから各自の感想を聞く時も、パッと答えられない、自分だけの気持ちであるはずの感想すら言えない子が多いのは、それだけ何も考えずにやっているって事です。
2試合目のメンバーは1試合目に出ていない子が全員出場しました。その試合の最中に、リーダーの颯也くんが『この試合のハーフタイムの時間は僕たちにください』と言ってきたので『喜んで!』と渡した。
そして、敢えて場所を遠くに離れて今中代表とその様子だけを見守り、内容を聞かずに後半を観るようにしました。
『何を伝えたのだろうか?』って事を子供から感じたかったからです。
ですが、後半も特に中の選手の変化はあまり見られませんでした。。。
ただ、副審というみんなの為の仕事をしながら一生懸命盛り上げようとする颯也くんの姿だけがとても強く印象に残っていたので、終わった後に『何をみんなに伝えたの?』と聞くと、『一人一人が意思を持ってほしいのです。でも、その為にはまず良いプレーを誉めたりして良い雰囲気にする事を目指しました』と答えました。颯也くんは『盛り上げるその先のイメージ』を持ってみんなに話しているのに対し、聞いているみんなは『盛り上げる事が目的』として聞いてしまうのです。だから出来ないのです。
終わった後にそのメンバーに、『颯也くんのその伝えたい気持ち分かってあげてほしい。もっと応えてやらないと!颯也くんはみんなの為に色々工夫して、考えて、行動しているんだぞ!それに対してみんなは努力で返しているのか???』と。みんなやっていない自分の事を見つめ直してもらいました。
最後の3試合目はまた出ているメンバーの関係性、繋がりが良くて攻守に危なげないプレーをやってくれていました。お互いをカバーしたり、お互いを尊重したり、良さを出し合ったりと本当に良いゲームだったと思います。
終盤には数名が自主的に交代をしてピッチに入りましたが、残念ながら役に立ったとは言えない状態でした。でも、その結果を悲観的に観るのではなく『入ってみよう!チャレンジしてみよう!』という気持ちがあった事が大事だと思うのです!
今日は当初の予定は4試合だったのですが、3試合で終わったので残りの余った時間をみんなの『自分の時間』に充てました。
自分の考えで工夫し、行動し、何かを残す為の事をやるのが当然の目的でした。最初はボールを触っている子、シュートしている子、対人している子もいましたが、途中からは山道を走ったり、坂道を走ったり、としんどい事も積極的に向き合っている選手もいました。そこを率先していたのは、やっぱりスタメンに出ている子で、こういう場でも人の真似、楽な選択をしている子がやっぱりいる訳です。
トレーニングって感覚が薄い子。遊びの要素が入っても構わないけど、遊ぶだけ、では何も変化が生まれない。2人にだけは注意をしました。目的が見えない事と、試合という場に出てきたのに、得たものがズレまくっている感性だったからです。
人がいて、やりたい事がやれる。仲間のおかげ。そんな気持ちがない選手がただの1対1を繰り返してもサッカーがうまくなるという事とはズレていきます。ちょっとずつですが、色々な経験をしながら殻を破っていく子もいます。
日々成長しています。みんな前を向いています!後は自分をもっと応援する事!やれば出来る、やってみよう!って背中を押してほしい。誰かにそれを期待するのではなく、自分でやる事が大事。
良い試し合いの時間を提供してくださったアザーレア三田のみなさん、本当にありがとうございました!!