今日はファルコは休みでしたが、スタッフは月一回のスタッフミーティングを行ないました!
10月は予定が混んでいて今日になったのですが、こうして全員が揃って行える事はとてもありがたい事です。今回は9月に一緒に鳥取へ行って学んだ堀金コーチにお願いをして『自分が考える指導者としての在り方』を発表してもらう事にしていました。だから全員が揃ってほしかったのです!
堀金コーチもしっかりとパソコンで資料を作成して今日参加をしてくれたので、非常にみんなで話し合う内容としても深く、意味のあるものとなりました。
堀金コーチのプレゼンは、まず自分自身がサッカーというものを見直したという事で、サッカーというスポーツ、もっと言えばスポーツそのものを見直した内容でした。本来のあるべき姿・・・『楽しむ』という事をどうやって選手自身が味わえるのか?そういう事から入っていきました。その上でのサッカーの特性などを洗い出し、サッカーという種目は他の競技スポーツと比べて極めて『自分で考える自由なスポーツ』という事を改めて認識し、その自由を指導するのだから指導者は何をしていくべきか?という内容に移行しました。
指導者としてやっていきたい形は『押し付けない・自由を引き出す』というような内容でした。
堀金コーチと鳥取で学んだ一番大きな事と言えば、『がんばるという事での雁字搦め』でした。がんばる事、一生懸命にやる事、必死になる事、ずっとプラスとして考えていた事がチャレンジをさせる心を奪っていた事に気付いたのです・・・。がんばった後の達成感など得るものもあるけれど、続けようと思える気持ちにさせるのは難しいという事。遊び心、余裕がないとずっと続けていけないという事。それを学んだ事が大きかったのです。
そこで、指導者としてどのように関わっていくべきか?という話になっていきました。そこには非常に大切な事も多くあったし、一緒に行った自分には共感する事ばかりでした。
ですが、話の最後に、一人ずつの感想を聞きました。そこでは鳥取に行っていない、場の空気や雰囲気を肌で感じられなかったスタッフからすると、『言ってる事は分かる』という事がありました。でも、実際に自分が指導をするとなるとどうやっていくか?のイメージは持てないのが現状、という大切な意見も出てきました。
そこで、自分も監督の立場として最後はまとめさせてもらいましたが、我々スタッフだってうまくやれる人はいないし、そうなる必要もない。でも、その『こうなりたい、子供をこうしたいという思いをみんなが合わせている事に意味と価値がある』という事を言いました。だから、実際にやれなくてもここを目指している事で何かが変わればいいし、うまくいかない時に気付けば良いという事を言いました。
指導者だっていきなり素晴らしい形になれるはずもないけど、現場で、子供の前で自分達もチャレンジしないと子供は出来ないという事も話しました。自分達がまず考えて、アクションして、検証して、また改良していく作業を繰り返せばきっと目の前の子供達もそうなっていくよ!という話でまとまりました。
こういう一緒に何かをやっていこうと思ってくれる仲間がいてくれる事。お互いを観て、空気を感じて、違和感があればまたお互いにそれを言い合っていこうという事で今日は終わったのですが、本当にそれが出来るこの5名のスタッフでやれている今は楽しいです!みんなそれぞれ違うけど、違うからこそ色々な意見が出る。お互いの悪い部分やもっとやってほしい事みたいな『批判的な意見』では誰だってやりたくもなくなる。前向きに話せるからまたがんばろうと思える。
子供達にもそういうミーティングをやれるようにしてほしいし、その『してほしい』をまず自分達が『やる』事で始まると思う。
スタッフがチームの看板である事の自覚。その上で、子供達に何を与え、何を考えてもらえるかの挑戦。終わりがないからがんばれる!形がないから進化し続ける。これからもこのスタッフと協力してファルコらしいカラーというものを作っていけるようにがんばりたいと思います!!