今日は夜に西脇スクールを行ないました!!

スクール前の時間は自由にいつも遊んでもらっています♪何の強要も、要望もしません。やりたい事をやる!それだけに子供達の素直な気持ちというものが出てきます。手にボールを持っている子、狙いを持って的に蹴ったりしている子、投げている子、遠くに蹴っている子・・・様々ではありますが、自由な中に『成長の要素』は入っていると思います。自由に出来る、という時間にどういう考え方で、どういう使い方をするか?でかなり決まってくるものです。

自分は今、スクール生に『ボールを大切に扱う』という事をやれるように取り組んでいます。この大切に、という意味は『考えを持ちながら』とも言えます。そういう意味合いでボールを触って遊べる子を増やしたいと思います。現状はそういう状況ではありません。みんなボールを『粗末』に扱っています。この意味も分からない子だっていると思います。ですが、うまくなっていく子、変化していく子は、みんなボールの扱い方に変化が出てくるものです。大切に扱う、友達になる。そういうイメージでボールを触ってほしいと思います!

今日も最初はレベル9キャッチをしていきましたが、教え合いからやっていきました!

出来ないと判断した時には、出来る子に聞く!その習慣を持たせるようにしているのですが、今日は一人の5年生に少し問いかけました。その子は分からない時に、『○○先生!教えて!!』と言いました。いきなり『答え』を聞こうとするのです。こういうのもまだまだみんなが伸びない証とも言えます。自分の分からない所を棚に上げて教えて!では、答えを全部教えてくださいってなる。学校でも、勉強で分からない所があったら先生にいきなり答えを聞くの???とその子に聞きました。普段の習慣がそのまま出てくるからです!だから、自分だけの分からない所は、自分の頭で整理して、自分の言葉で聞くのが大事です。『ここが分からないからやり方を教えて』みたいな感じ。自分のやり方でやるからこそ、自分だけの分からない所が出てくる。それで良いのです!だから、質問も自分なりの言葉になっていくのが大事なんだと思います。

今日は先生として人気があったのは6年生の陽向くん!!人が寄ってくる空気が出来ています♪そして、年長さんの楓真くんにも非常に上手な言葉掛けで教えていました。言葉を選べるようになっているのは、すごい成長です!昨年は人の後ろに隠れていた陽向くん。出来ない事を隠そうとしていた彼が、今では人前で人に教えられるのです。一年後の自分なんて誰にも分かりません。陽向くんが自分なりに悩んで、自分なりに工夫して、自分なりに獲得した何かが自分を変えたと思うし、こういう姿を観ると指導者として本当にうれしく思います!

今日は、練習に一番大切とも言える『工夫する』事について話をしました。

『くふうって感じで書ける???』という質問からしました!!漢字が得意?!な和眞くんが、『工場の工に、デヴィ夫人の夫!』と言いました(笑) 大正解ですが、漢字の例えが面白いですね(笑)

次に、『工夫って言葉を説明出来る人は???』と聞くと、

『ん〜・・・何となく分かるけどうまく言えないなぁ〜。。。』とみんなつぶやいていましたが、そういう中でも『言ってみます!』というチャレンジを3年生の爽志くんや将英くん、琉偉くん、などが意見を出してくれました。間違っていてもいい!言ってみる、やってみる、ちょっとした事であっても、こういう時間と場はとても大事だと思います。

『工夫とは、自分なりの考えでやってみる事』

だと言いました。人から聞いてそのまま、とか言われた事だけ、じゃなくて『僕なりに、私なりに』って考え方を持ってやる事だと言いました。そういう事を意識してボールを『自分なりに』うまく扱えるようにやってみよう!と色々やりました。

発想は色々出てきています!!とても良い習慣になっています!!

『コーチ!これは???』とどんどん出してきます。ただし!コーチに見せるのではなく、自分の描いた通りに出来る事を増やそうという事ですね。まだ子供の多くは『誉められたい・認められたい』が最優先になっている気がします。。。自分も誉めたいです!どんどん良さを見つけたいです!でも、それを簡単に口にしてしまうと、『これが良いんだ!』と自分の正解がコーチの誉める事になってしまうのです・・・。その勘違いがあちこちで見受けられます。これは親御さんにもあると思います!

それ、いいよ!なんて簡単に言ってしまう事で、誉められたい子供はそればっかりやってしまう・・・。そして、いつしか大人の都合に合わせていく、大人も使い勝手がいいからそういう風に持っていってしまう・・・って事ありませんか??

だから誉めるのも我慢するというのが最近の指導をしながら自分が思っている部分です。チャレンジやしようとしている事は『認める』という事はするけど、『それが正解』って言い方はしないように気をつけたい所です。

最後のゲームでは、子供達なりによく考えて、観て、気付いて、動いていたと思います!

ゆっくりですが、確実な変化が見えてきています。どれが正しい、どれが正解、ではなく、あくまでこの時間は『自分の考え、選択肢、動き、プレー、が増える事』を目的にしています。子供や親御さんが思っている『うまくなる』という言葉とは違うかも知れないけど、やっぱり一番大事な事だと思っています。回数が増えるとか、技が増える、という事を目的にすると、『出来た、出来なかった』の評価で終わる。。。そうじゃなくて、自分の思った事が出来た、思うように出来た、思った事があったけど出来なかった、というような自分の意思でやれる回数を増やしてほしい。そうすれば、勝敗や記録ではなく『今日はこれが出来た。学べた』という事が残る。

どうか子供も、関わる大人もそうあってほしい!自分はそうしたくて毎回考えながらやっているし、今日も狙い以上の子供の笑顔に出会えた。引き出す言葉を増やし、雰囲気作りを意識して、子供が前向きに取り組める環境作りを目指しています。まだまだ思うようには出来ないけど、『理想の形』がイメージにあるから『何が問題だったのか?』を終わってから考えられる。そうやって日々成長していきたい!!

子供はグングン良くなっています!考える力、生み出す力、やってみる力、力の抜き方など変化があります。それによって記録や成果も出ている子がいます。焦らず、『自分なりの』ペースを大事にしてがんばってほしいと思います!