11月に入り、寒さも一気に増してきました。
朝晩の気温も下がり、空気も冷たく秋らしいというよりも寒さが厳しいという感じを受けます。そういう一年を通して日本には四季があり、素晴らしい象徴の姿を見せてくれます。春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と『風情』と言われる姿を表してくれます。
自分も生まれは今の多可町で、この歳になるまでに八千代という場所から高校で初めて多可より外に出て、高校では東播磨全体との交流をしたりしながら多くの世界を知った。また県の選抜に選ばれた事により、兵庫県全体との関わりも増え自分自身を磨く事が出来ました。卒業してからは京都に住み、新しい文化、環境の中で自分を磨き、こうしてまた生まれ育った多可へ戻ってくる事になった。
住めば都という言葉があるように、その場その場の良さってやっぱりあるけれど、自分が生まれ育ったこの田舎の町が自分はやっぱり一番大好きです。この地域ならではの空気、匂いがあります。何もないように見えるけど、自然が豊かで空気がおいしくて、星空が綺麗で、人が温かい。何もないと思われるのは『物』の話であり、目に見えるものだけの事。目に見えない、評価なんて出来ないような優しい人、物、空気、自然があるのです。自分はここに生まれた事を本当にうれしく思うし、ここで同じように育つ子供と一緒に人生の一部に関われる事を誇りに思う。
自然は全てを教えてくれる。
自分の都合なんかで咲かせる時期を変えたりしない。ちゃんと誰に言われるでもなく自然は自然の中で人間に教えてくれる。人間の勝手で、人間の都合で自然を破壊すれば、それだけの報いを受ける。それが震災や台風などの被害なんだと思う。
自然と『自然』に共存する事が一番大事であり、一番しなければいけない本来の姿。だけど、それが難しくなっている。裕福になり、物がどんどん便利になっていく事で、楽を覚えた人間はあっという間に楽に慣れる。便利という言葉によって、人の大切な心がどんどん失われつつあるように感じる。
そんな人間社会の中でも、こうして自然は決まった季節に色付き、魅せ、散っていく。。。何度も何度も繰り返す。心が折れる人間とは違い、何度散ってもまた花を咲かせる。
誰の為でもなく、出来る精一杯の事を常にやっている。日本が世界に愛される『美』の部分を演出する。
日本が誇れるのが、そういった自然だけではなく『人』であるような社会にしたい。
微力ながらその一部に関わる自分もそういう人間を目指したい。
やっぱり紅葉は綺麗です!!癒されます。。。
人も、心も、美しいと胸を張って言える自分を目指したいです。