ゆっくり!環境を整える!西脇スクール♪

今日は日中冬みたいな天気で、北部に位置する多可町の天気も変わりやすく、ずっと雨が降ったりやんだりの天気でした・・・。その合間にちょっと晴れ間も出たりしていたので小さな虹が出ている時間も多かったし、あちこちで見られたようです。

夜になるとその寒さはさらに厳しさを増して本当に芯から冷えるような気温でした。それでも室内は風もないから元気にがんばれたし、ちょっといつもよりも場所は狭かったのですが、それでも今やりたい事をやる為にも狭い事もちょうど良かったし、それを利用する気持ちで今日もやっていきました。今、自分はこの地域の根本を変えたいと思っています。一人でそんな大それた事は出来ないでしょうし、そんな力が自分にはない事も分かっています。ですが、少しずつ理解者が増え、一緒にがんばれる仲間が増えれば自然とそういう方向へ向かうだろうし、何かを達成する為には一人の力では無理だから協力出来る、してもらえる関係性を増やしていきたいと思っています。

今日は6年生が一人また加西地区から体験に来てくれました♪

違う地域から来てくれるのは本当にありがたいし、これがきっかけで『繋がり』が広がります。繋がりが増えれば考え方も広がるし、学ぶ事も増えます。参加をしてくれた事に感謝し、続けるかどうか?は別として一緒に出来た機会を大事にしたいと思います。

そんな新しい子が増えても、このスクールは特に年間を通して途中からどんどん増えてきたスクールなのでみんなも対処の仕方が上手になっています!だから初回でしたがあまり緊張した様子を見せる事もなく、スッと入ってきてくれたと思います。

今日も『工夫をする』をテーマにしながらみんなが自分なりの考え、アイデア、チャレンジをしていく様子を一回でも多く引き出せるようにしたいと思いました。

まずはレベル9キャッチをやっていきました!!

非常にうまくなってきていると実感している所ですが、上達に終わりはないし常にもっと良くなる方法というものを考えてほしいと思います。というようにいつも『良くなる方法』について自分も考えていますが、子供達の現実の思考は『失敗したらどうしよう・・・』とか『恥ずかしい・・・』と思っているのがほとんど。

いくら自分が前向きにやろう!と簡単に言葉にしても子供達がすぐにそうなるとは限りません。だから、自分自身、指導法を変えてやっている最中だから『我慢比べ』のつもりで子供達が本当にチャレンジを出来る環境作りをしたいと考えています。口先だけで『チャレンジしよう!』と言っても本心が『うまくやれよ!』と思っていたらそれは子供にあっという間に伝わるものです。大人の気持ちって大抵子供には見透かされているものです。だからこそ、本心がそう思うようになって、きちんと心から見守れる大人になる事を自分が今ずっとやっている所です。

そういう考え方で見ている今、目の前で『やってみよう!』という子が増えている事は本当に大きな成果と自信になります。

今日も『今』出来ない事をたくさんやってもらいました。

それは子供をイジめているのではなく(笑)、みんなの『うまい』という感覚が『すごいフェイント』とか『リフティングの技が出来る』とかの感じなので、それを壊さないといけないのです。もっと言うと、『うまい・下手』ではなく『体の使い方を知っている、知らない』の差だという感覚です。それを気付かせたいのです。

もちろん強いチーム、良いチームを見ればボールコントロールがしっかりとしていて、パスが出来て、シュートも強い、なんてシーンを観て比べてしまうのでしょうが、比べても現状の状態を理解していないとそこへは到達出来ません。そして、到達出来ない事を『どうせ俺は下手やから・・・』って言葉で済ませてしまうのが多くの考え。そうではなく、『体の使い方に問題がある』という事をベゼルさんのトレーニングや鳥取での交流で学びました。

考え方や使い方。それが大事だって事!それからの自分は焦って何かをやらせようとも思いません。子供は『もっと技術的な事を教えてくれよ〜』と思う子もいるかも知れませんが、その技術というものを発揮する為の『準備』がたくさんいるという事に誰も気付きません。この地域の指導者は特に、です。

だから、有名なチームがやっている練習をそのまま真似したりして指導者側が勝手に満足している事がよくあります。そうではなく、子供達の一番大事な基本となる動作、体の使い方を教えないといけないという事を痛感しています。

みんな生きてきて、無意識に何度も行った事は身に付いています。歩く、話す、走る、お箸、字を書く、など。でも、その偏った動作とは違う動きをサッカーではたくさんやる訳です。だから、その違った動作を違った動かし方でまた体に覚えさせる必要があるという事です。右で出来ている事を左で、手で出来る事を足で、って感じ。それが要するに、『足で扱うサッカーってスポーツがうまくなるという事』です。戦術だとか、技術とか、気合いとか言ってる以前の話です。そこが整わないのに、そういうのを隠す為に戦術や技術を与えるのではなく、『最大限に引き出す為に』という考え方をしないといけないと思った最近の自分。

やり方を変えた自分ですから、当然すぐに成果が出るとも思っていません。ですが、これは『我慢比べ』です。子供が笑顔で、ボールを触れる、自分の意思でチャレンジ出来るようになるまで自分が先に諦めてはいけない、大人が先に手を貸してはいけないという事です。絶対に変われるという自信があるし、だからこそやろうとしている。もちろん変わろうとする今のタイミングぐらいの子は『出来ないから面白くない』と辞める子も出るかも知れない・・・。ですが、本当の面白さは出来る事が増えた時に分かるって事を自分から少しでも多くの子に伝えていきたいし、その役割があると思っています!

自分自身の考えをもうちょっと整理していきながら今日も多く聞こえた『あ!出来た!!』って喜びの声が常に聞けるようなスクールにしていきたいと思います♪