今日は加美スクールがありました!!

昼間はずっと冬らしい北風の強い一日でした。夕方になっても加美はよく時雨れていました。室内だから関係ないのはありがたいので今日もこういう中で元気いっぱいにみんなとがんばれました!!

スクールの前に行った試合では最初はコーチ対4年生4人の試合でした。4人でもずっと勝てていたのですが、最近駆け引きみたいなものが出来るようになってきた4年生達はちょっとずつ『コーチ(相手)の事を見る』というのが出来るようになってきているので、一人では対処出来なくなってきました。うまくなってきているな〜って感じるし、うれしいコーチとしての喜びと同時に負けたくない気持ちとの常に葛藤をしながら勝負させてもらっています。

途中からは6年生もたくさん来たので、最初は一緒にやっていましたが子供達の世界へ移行する為に自分はちょっとずつ離れて見守るようにしました。本当に良い笑顔でやっているので良いプレーが多かったです!

そこからスクールはいつものようにやっていきました!!

最初はレベル9キャッチをして体をほぐします!この時には『手本』になる事を目指してやるので体だけ柔らかくしてもダメで、頭も、表情も柔らかくないといけません。この後のリフティングも色々やっていく中で今はまだ上手に、思ったように扱えていませんが、実はこのレベル9キャッチの時からうまくなる要素は繋がっています。無意識に、このレベル9キャッチという『種目』をこなそうとするから繋がらないだけで、このレベル9キャッチの時から意味を考えて、ボールの強さ、方向、角度などを考えながらやろうとしている子はやっぱりリフティングやドリブルなど全ての事で変化が出てきているのです。

これは学年が低い3,4年生のほうがやっぱり変化が分かりやすいし、成長しているな〜って実感もあります。もちろん6年生もうまくなっています!!ただ、最初に出来ない事が多かった3,4年生は変化も分かりやすいのは当たり前の事だし、非常に良くなっている事を見ながら感じます。

頭が柔らかい、心が柔らかいって大事だな〜。。。って気付かされます。

大人になると、ついつい『自分の基準』が中心になってしまいがちですが、こうして目の前の子供達を見ていると、そういうものにこだわっているから子供とのコミュニケーションが取れないという事を認識出来る。つい最近、キッズ委員会があって、その時に小学生のチームを指導されている他のコーチとも色々話が出来た中でも、『言う事を聞かない』というフレーズが出てきました。

でも、それはやっぱり大人のエゴで聞かそうとするから聞きたくないのは、誰だって同じじゃないですかね?って話をしました。本当に相手を信頼し、コミュニケーションが取れる関係になればやっぱり聞いてくれるものだと思います。聞かない相手が悪いのではなく、聞きたくないと思わせている自分のほうを常に振り返る習慣を今は持ちながらやっています!!

おかげで子供との対話はスムーズになってきたし、話題を考えてしゃべるような事をしなくても自然と対話が成り立つように自分のほうが成長してきました!

次のリフティングでも、各自なりの工夫が出てきました。

色々な種目をやっていくけど、大事にしてもらっているのは『笑顔(ボールが言う事を聞いてくれるようにする為)』と『自分の思うように出来る為に、どうしたい?を考えながらやる事』を要求しています。

誰かがやっている事を真似するだけ、ではなく自分がやりたい気持ちを最優先させる。それは何をやるのも同じ。やりたい事をやってみる!それが大事!集団やチーム、組織の中では自分がやりたい事だけをやるのは難しいけど、このスクールはチーム単位ではないし、そもそも目的が『個々の上達』ですから、自分を最優先させるのは当たり前だと思います。

人からアイデアをもらうのは大事だけど、人と同じ、では良くない。自分を大事に、自分をしっかりと持って人と比べない『なりたい自分を目指す!』事をがんばってほしいと思います。

ゲームをしても、各自のやれる事が増えました。

何も言わない状況でやってもらうと、どうしても染み付いているのが『負けるぐらいなら、失点するぐらいなら』遠くへ蹴ってしまえ、って発想・・・。これはどうしても根強いです・・・。だからこのスクールでは『ロングシュート禁止』にしています。その場を逃れるのではなく、自分の力で打開する事を求めています!

失敗が怖くなり、場を逃れる発想では成長しないので、やっぱりチャレンジをするシーンを持つのが大事。そしてチャレンジが『むやみ』ではなく、狙いを持って何かをしている『意思』が大事。そこを見極めて声を掛けていきたいと思う。偶然のうまくいったプレーではなく、意味を持った失敗を褒める。それが出来るかどうか?だと思います!

小学生はやっぱり頭も、体も、心も柔らかいから変化が速いし大きいと感じます。この時期を大切にしたいのと、子供本人が大切にしようと思ってもらえるようにこれからも一緒にがんばりたいと思います!